No. 2196大阪マラソン市民アスリート枠 その2

大阪マラソン市民アスリート枠

昨夜書いたブログでは素晴らしい取り組みだけど、基準タイムを満たしても激しいクリック合戦になり出れないのでは意味がない。魅力がないので工夫が必要だと書きました。

ただ、どのくらい対象者がいるのかを具体的な数値で書いてなかったので先ほど計算してみました。

計算嫌いな方は先に進まないでください 笑

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まずランナーズ付録の全日本年齢別ランキングに15分刻みの達成人数が年齢、性別ごとにあったので、大阪マラソン市民アスリート枠の基準タイムと照らし合わせて合計人数を計算した。

しかし全日本年齢別ランキングは15分刻みのため、00分、15分、30分、45分以外の資格タイムについては精緻な人数は取れないので推測することにしました。例えば3時間25分なら3時間15分の人数と3時間30分の人数を調べて、3時間25分は3時間15分の人数+(3時間30分の人数−3時間15分の人数)×2/3としました。15分から30分まで均等にランナーがバラついているという仮定です。

これらをすべての年齢で行なったところ資格タイムをクリアした人数は18,912人となり全体の6.6%になりました。

まあこの18,912人でも大きくは変わらないのですが、大阪マラソン市民アスリート枠の対象大会は公認大会ですが、全日本年齢別ランキングは湘南国際マラソン等の公認大会以外のレースも含まれています。その大会を調べたところ、全日本年齢別ランキングの対象大会62大会のうち13大会は大阪マラソン市民アスリート枠の対象外でした。

上記18,912人のうちどれだけのランナーが13ある対象外大会で基準タイムをクリアしたかは手元のデータでは算出出来ないので推測することにしました。

方法は対象外大会で年齢別ランキングの対象タイムを出した人数を表から拾って計算したところ41,100人でした。

286,321人のうち41,100人ですから割合は14.35%です。

よって上記で書いた18,912人から14.35%を除外した人数が対象大会で基準タイムをクリアした人数となります。

その人数は16,200人となります。

これでは終わりません 笑

2014年度のベストタイムは対象外大会であっても、セカンドベストは対象大会のランナーはいます。例えば湘南国際マラソンがベストでつくばがセカンドベストってランナーです。

上の計算だとつくばで基準タイムをクリアしていても対象人数には含まれません。

そこで延べ完走者数を調べました。
413,750人でした。

ということは二回以上走ったランナーの2レース目以降のレース合計は延べ127,429人となります。

これは複数レース完走者が45.5%存在するということです。

1人平均1.455レース完走しているのです。

そうなると先ほど大阪マラソンの市民アスリート枠の対象外レースで自己ベストを出したであろう2,712人(18,912人−16,200人)のうち45.5%にあたる1,233人は複数大会に出ている可能性が高く、その86.65%(14.35%が対象外レースのため)は対象大会です。

上記より

1,233人×86.65%=1,069人が対象外レースで基準タイムをクリアし、対象レースでその年のセカンドベストを出してるだろうランナーです。

ただこの1,069人がセカンドベストでも基準タイムをクリアしてるかどうかは計算のしようもありませんが、このレベルになると大きくタイムはぶれませんから1,069人の2/3のランナーがクリアしたと仮定すると大体700人です。

最初に計算した16,200人にこの700人を加えると16,900人です。

そして18歳、19歳で基準タイムをクリアしたランナーを20歳男子76人、21歳男子81人、20歳女子30人、21歳女子30人から推測すると最低でも100人は存在すると思われます。

よって基準タイムをクリアした予想人数は17,000人です。

もちろん何箇所かで推測が入ってますから正確な数字ではありません。ただ規模感は間違っていないと思います。

仮にこの17,000人のうち30%のランナーがこの制度は良いとエントリーを試みたら1,000人の枠に5,100人が一気にクリックするのだから繋がらないでしょう。

基準タイムをそれぞれ15分切り上げれば、計算してないけどザックリ1/3に減ります。そうなると基準タイムをクリアしたランナーは6,000人弱になります。全員が大阪マラソンに興味があるわけではないからその30%とすると1,800人です。これなら先着順ではなく全員出場できても問題ない人数だと思います。

そうすれば目標に向かって頑張れると思います。今回の制度では頑張っても先着順でエントリー出来る可能性が低いのだから今ひとつです。

しかし今回の取り組みをきっかけに、ボストンマラソンのようなシステムが広がることを期待してます。

大阪マラソン市民アスリート枠 その3

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