No. 2077【330チャレンジ】10キロペース走
体調不良から回復したチャレンジャーは土曜日はリレーマラソンに出て10キロほど走って日曜日に25キロ走をしました。
リレーマラソンはチームのメンバー数が多いと走ってから次のスタートまでの間隔が1時間とか開いてしまうので、レースが近づいてるこの時期で、かつ寒い時は体調を崩しやすいです。
そこで走り終わったらすぐに温かい格好をすることと、汗冷えしないようにファイントラックを下に着るように伝えました。
結果的に6時間で2キロを4本走っただけですからほとんど走れてません。ただキロ4分少しで走れたようですから刺激入れはできたと思います。
その翌日日曜日は設定ペースは特に設けず、楽なペースで25km走をすることにしました。土曜日のスピード練??とのセット練です。
そして完全オフも挟みながら私とのポイント練習を迎えました。
状態を聞いたらだいぶよくなっているので体調崩す前の強度にはあげるつもりでした。
外苑までジョグして走り方や顔色とか確認して問題なさそうなので今回も1000m×7本をすることにしました。ただ一本目を4’20切って徐々に上げていく設定です。
そしてスタートしました。
一応4’20ペースくらいで走ってるのに彼女は前に出ようとするのです。。。
なんだか調子が良いのかな??
でもペースが上がりすぎてることも認識させねばと思ってちょうど良い機会だから、1キロ終わらないタイミングであることを伝えました 笑
ペースあげるよ
とか
設定変えるよ
なんてことではありません。。。
伝えたのは
ペース上げたいくらい調子良い感じだから、このままのペースで10キロペース走に変えるよ。
です。。。
彼女が偉いのは一瞬焦ってましたが、一言「はい!」です。
なぜこんなことをしたのかは二つ理由があります。
一つは彼女の10キロベストは44分台ですが、今日ならクリア出来ると思ったからです。練習とは言え自己ベストを更新したら自信になります。
もう一つはマラソンレースに予期せぬトラブルは付き物です。体調だけではなく、ランナーと接触したり給水が取れなかったりいろいろあります。そんな時にも気持ちを切り替えてどうすれば目標達成できるか?完走できるかと考える気持ちは大事です。その練習としてやりました。
まあ強度的にどちらがキツイか分かりませんけどね。
でも素直に「はい!」と応えた彼女の反応は嬉しかったです。
それからは4’20ペースを意識して走りつつ、表情や走りを見て潰れそうだなと思ったら先手をうって、
「少し落とすから呼吸を整えて」と伝えました。
練習後に彼女から
神様の声のように感じた と言われた 笑
でも落とすと伝えながらも実はたいして落としていないのです。1キロ3〜4秒でしょうか。
6キロくらいはかなりキツそうだったけど、少々ペースは落ちても自己ベストは行けそうなので状態を見ながらペースを調整しました。
8キロまでの1キロごとラップはこんな感じです。また3キロ以降はコースが混んできて道一杯に広がる集団を抜くときにペースダウンしてるので実際はここまで落とした感じはありません。
しかし道一杯に広がってはいけないという決まりはないけど、主催者の人はある程度走れてる人だと思うので安全上やみんなが気持ちよく走れてるように二列より広がらないように徹底してほしいです。
4’18
4’14
4’20
4’22
4’22
4’27
4’26
4’26
ラスト2キロになったら精神的にも楽になったのか少し上げれそうな感じでしたので少し上げた。
4’23
ラスト1キロは毎回伝えているが急激なラストスパートはしないように伝えている。ラストスパート出来るくらいならもっと前から上げるべきだし、最後に出し切ると故障や転倒などのリスクも高まるから。。
そしてラスト500mで彼女に伝えた。10キロ到達したら私が伝えるから、そこで止まらないでジョグで行ってください。最悪でも歩いてくださいと。。
私はそこから1キロ上げますから。
そして最後のラップは
4’16
10キロタイムは
43’32
と自己ベストを大幅に更新しました。
素晴らしいです!!
走った後には伝えてないけど、あとで伝えたら彼女はかなり喜んでいたし自信をつけたようです。
そして私は最近スピードが上がらないので意識的にスピードを上げて走りました。
10キロ通過と同時にギアを切り替えて加速した。暗いからか景色も一変し周りの光景が流れるように感じた。
大袈裟かな。。
500mも行くとキツくなったが、そこからは粘った。
そして3’29で走りきりました。
もっと上げられるけど今はそんなスピードを上げる時期ではないからまあいい感じです。
しかし彼女の43’32はキロ4’21だからホントよく走りました。私も気持ちよく走れました。
周りからはもっと自分の練習したらと言われることもあるけど、今回の練習にしても彼女の限界に近いペースで走るのだからペースの上げ下げに相当集中します。一人なら適当に走って終わるけどかなり集中できるのだから凄い練習効果なのです。
また自分のためだけに走るより、自分が走ることで誰かのためになるのって嬉しいです。もちろん自分のタイムを伸ばす気持ちはあるけど、一緒に頑張った友人の自己ベストは自分のことのように嬉しいです。一人で走ったら絶対に味わえない感覚です。そんな喜びを感じることはとても幸せなことだと思います。