No. 2016四万十川ウルトラマラソンラップタイム
昨日走った四万十川ウルトラマラソンの20キロごとのラップタイムはランナーズアップデートでレース後に確認しました。
このラップタイムを見たらレース前に8時間50分で走るための設定を計算した数値に近いな〜なんて感じてました。
結果的に9分32秒遅いのですがこんな感じでした。このタイムは昨年の各部門上位者のタイムをベースに作成しました。
1時間43分13秒(19.5%)
1時間37分01秒(18.3%)
1時間44分13秒(19.7%)
1時間52分32秒(21.2%)
1時間52分48秒(21.3%)
8時間50分00秒
そして実際のラップタイムは画像の通りです。
1時間45分24秒(19.5%)
1時間39分56秒(18.5%)
1時間47分37秒(19.9%)
1時間53分22秒(21.0%)
1時間53分13秒(20.9%)
8時間59分32秒
割合で比較するとほぼ同じです。20〜60キロで少し遅く60キロからゴールまでが少し速く走れました。
この比率はもちろん個人差はありますが、アップダウンや後半の落ち込みも織り込まれているので来年以降、四万十川ウルトラマラソンに参加する方には参考になると思います。
もちろん終盤の落ち込みが少ないと思う方は終盤の比率を落としたら良いと思います。
また今回初めてこのコースを走って感じたのは高低図にはない結構キツイアップダウンがあることです。特にラスト1キロ切ってからの登りは距離はたいしたことないけど驚きました。。。
確かに95キロくらいから登りはあるけど実際最後の1キロ切ってからこんなキツイ登りがあるとは思いませんでした。斜度的には序盤の峠よりキツイかもしれません。ギリギリ9時間を切るペースできて98キロくらいの下りで少し頑張ったから余裕が出来たと思った直後でした。余裕があったから焦らなかったけど、ホントギリギリなら焦ったでしょう。
また高低図では55キロのアップダウンを越えたら95キロまで下り基調のようですがそんなことはなく結構な登りも多々あります。高低図は参考程度に考えた方が良いと思います。
ガーミン910xtjの計測距離は100.5キロだったので給水やトイレでコースからずれた距離を考えたら狂いはないです。また表示もかなり正確ですから終盤は表示があると500m引いて考えました。
せっかくなのでガーミンの1キロごとのタイムを公表します。
500mずれているタイムはランナーズアップデートの20キロごとのタイムと比較して修正しました。しかし100ラップを確認しながら数値を入れるだけでも大変でしたが自分の脚で100回も1キロラップを刻んだと思うと感慨深いです。そして20キロラップでは分からないコースのアップダウンも見えてくると思います。
スタート〜5キロ
0:04:36
0:04:50
0:04:57
0:04:51
0:04:54 0:24:08
スタートの列に並ぼうとしたら、今回5回目のヒロさんに声をかけられ最前列へ。。。その前に招待選手が並んだから2、3列目スタートとなりました。トップ選手は3分半くらいでスタートするだろうから引っ張られないように、ただ周りの迷惑にならないようにスタートしました。気持ちよく走って300mくらいでガーミン見たらサブスリーペースでしたので少しづつペースを落としました。まあ予定通りの展開です。風邪による体調を確かめながら進みましたが問題なさそう。スタート直後は暗い中を走りますが気持ち良かったです。ダラダラ登りでしょうがほとんど登りは感じません。
5キロ〜10キロ
0:04:57
0:04:57
0:04:59
0:04:55
0:04:48 0:24:36
この辺りは無理せず淡々と走りました。
10〜15キロ
0:04:57
0:05:09
0:05:06
0:05:19
0:05:08 0:25:39
徐々に登りと分かるような道になってきます。少し頑張ればキロ5はキープ出来るけど頑張らないで体感イーブンペースで走りました。
15〜20キロ
0:05:11
0:05:43
0:06:30
0:06:51
0:06:46 0:31:01
16キロを越えた辺りからだんだん傾斜がきつくなってきます。ただ奥武蔵や足柄の歩きたくなるような急登ではありません。ここは頑張っても私にはキロ5は保てません。でもキロ6は保てますが無理はしないことにしました。18キロくらいで友人に声をかけられ抜かれました。少し並走したけど私はペースを保ちました。
20〜25キロ
0:07:02
0:05:34
0:04:39
0:04:54
0:04:41 0:26:50
登りは21.5キロくらいまでです。そこからは一気に下ります。トレイルのような急な下りではないから気持ちよく走れますがここは自重しました。ガーミンでキロ4分40秒台になるように走りました。
25〜30キロ
0:04:49
0:04:50
0:04:49
0:04:45
0:04:47 0:24:00
ここも同じです。エイドでは止まらないのでほぼ同じラップが刻めました。
30〜35キロ
0:04:35
0:04:50
0:04:50
0:04:45
0:04:57 0:23:57
ここもほぼ同じようなペースですね。ただ傾斜はほぼなくなってきてます。
35〜40キロ
0:04:47
0:04:59
0:05:06
0:05:15
0:05:02 0:25:09
だんだん意識しないとキロ5ペースが保てなくなってきました。同じような体感で走ってるとペースは5分10秒くらいになってしまう。おそらくストライドが狭まっているのでしょう。
40〜45キロ
0:05:09
0:05:59
0:05:14
0:05:04
0:05:19 0:26:45
フルマラソン通過は3時間37分台だったと記憶してます。42キロラップが少し遅いのはトイレで少しロスしました。トイレはこの1回だけです。
45〜50キロ
0:05:08
0:05:04
0:05:13
0:05:16
0:05:15 0:25:56
50キロ通過は4時間17分台でした。私の感覚では前半50キロと後半50キロのタイム差は30分なので、このペースで行くと9時間は超えるけど序盤の峠があるから多少の遅れは気にしなかった。この辺りからだんだん暑くなりキロ5は保てなくなってきた。頑張れば上がるけど無理しないで5キロ26分のキロ5分12秒ペースを意識した。
50〜55キロ
0:05:18
0:05:22
0:05:26
0:05:23
0:05:59 0:27:28
ラップを見るとやはりキツくなっているのが分かります。54キロから登りですね。
55〜60キロ
0:06:19
0:04:58
0:05:28
0:05:15
0:05:28 0:27:28
ガタガタのラップですがペースが乱れてるのではなくてコースのアップダウンがあるのです。
60〜65キロ
0:05:28
0:07:04
0:05:38
0:05:25
0:05:32 0:29:07
61キロからの落ち込みはドロップバッグ地点です。この前後から2.5キロごとに頭から水をかぶり続けました。若干タイムロスはあるけど仕方がないです。
65〜70キロ
0:05:29
0:05:30
0:05:37
0:05:40
0:05:42 0:27:58
この辺りはサブ9の平均ペースである5分24秒も保てなくなってきた。前半の貯金を食い潰さないように粘る。ただこの辺りでも頑張れば5分24秒はいける。たまに抜かれた人に追いつき走るときに感じるのは私の呼吸音はほとんどないってこと。みんなかなりゼイゼイしてました。でも私がキツくなってきたのは心肺ではなく脚でストライドが伸びなくなってきたのです。痛みを我慢すればいけるけどまだ先は長い。
70〜75キロ
0:05:45
0:05:49
0:05:31
0:05:34
0:05:39 0:28:18
きついながらも5分50秒は超えないように頑張った。
75〜80キロ
0:05:47
0:05:44
0:05:38
0:05:05
0:05:45 0:27:59
65キロから80キロまでのタイムのアップダウンはペースのアップダウンではなく、コースのアップダウンと思ってください。
80〜85キロ
0:05:34
0:05:36
0:05:13
0:05:51
0:05:38 0:27:52
実は61キロ過ぎのドロップバッグ地点からのコースはあまり覚えてません。ペースを維持するので精一杯で辺りの景色を覚える余裕はなかったようです。この辺りだったかペースを維持できてるのか心配になりガーミンばかり見ていました。調子が良い時に見るのは良いのですがペースを保てなくなった時には見ない方が良いかもしれません。なぜなら思ったペースより遅いとがっかりしてネガティブになるからです。
85〜90キロ
0:05:45
0:05:32
0:05:48
0:05:58
0:05:54 0:28:57
90キロ手前に結構キツイ登りがあった気がする。この辺りでは目標にしていた8時間53分の自己ベスト更新は厳しくなってきた。5分20秒ペースで押せれば間に合うのだけど長くは保てない。ただ9時間切りは何とか間に合う位置にはいる。これだけは死守したい。そしてこの区間ではガーミンを頻繁に見るのは止めました。見るのは1キロ通過時点だけ。ガーミン見てペースが分かっても上げられないのだから見ないで頑張りました。
90〜95キロ
0:05:35
0:05:45
0:05:49
0:05:22
0:05:41 0:28:12
ラスト10キロになりキロ5で行ければ自己ベストと計算したがもうそこまで上げる余力はない。9時間切るのもギリギリでだった。ざっくり5分40秒ペースを超えたら間に合わないと思った。そんな時に一緒に練習してる仲間や応援してくれてるたくさんの人の顔が浮かんできた。「頑張れ!」と言ってる私が頑張らなくてどうするのだ。と思った。そして今日9時間切れないようなら100キロマラソンはもう止めようと思った。なぜそんなことを思ったかと言うと、ラスト10キロとなった時に少しペースを上げれば9時間を切ることができる。走れないほど限界まできてないのに頑張れないのは気持ちの問題だと思ったからです。
95キロ〜ゴール
0:05:33
0:05:49
0:05:48
0:05:30
0:05:32 0:28:12
90キロ以降はアップダウンの下りもペースは上げれなくなってきた。フォームが悪いのだろうと修正を試みるもたいして変わらない。ラスト5キロで8時間31分だった。あと29分ではなくあと28分である。28分はキロ5分36秒ペース。このペースで押せれば間に合うと思ったが96キロからまた落ちる。たぶん登っていたのだろうか。。
ラスト2キロになり下りになった。ここを5分30秒で行けたのでラスト1キロはキロ6でも間に合うと9時間切りを確信した。またそのまま下ってゴールかと思っていた。
しかし最後にとんでもない壁が待ち構えていた。短いけど傾斜はかなりキツイ。少しヤバイと思ったけど焦らずにまずは淡々と登ってフラットになったらペースアップしようと最後の登りを一歩一歩踏みしめた。
登り切ってからのコースはよく分からないが地形的にも距離的にももう登りはなさそうでした。タイムはよく分からないがギリギリ間に合いそう。この辺りでは会場の放送が聞こえてくる。そこから敷地内に入ったところで建物があるからゴールは見えないが1分以上あったのでようやく8時間台を確信した。
そして建物を巻いてグランドに入りようやくスタートから100キロ先に存在するゴールゲイトが見えてきた。
そしてゴール。
8:59:32
長い戦いでした。
いつもはゴール後に「もう少し走れた」なんて思うことあるけど今回は出し切りました。そんなことから自己ベストではないけど自分では満足でした。特に終盤キツくなってから最低限のペースを維持できたのは良かった。
また私の弱い部分は見えてきました。やはり弱いのは走り込みが出来てないから40キロを超えてから徐々にペースを維持できなくなってきた。心肺がキツイのではなくてストライドが狭まってきているのです。この部分をクリア出来なければ8時間30分切りや8時間切りは狙えない。そんなことも分かったレースでした。
長くなったので補給については別に書きますが今回はエイドで固形物はほとんど食べてません。ジェルだけで最後まで持ちました。また練習で数回履いただけのニューシューズについても書きます。
これはレース1時間前に書いたブログです。