No. 2008ハセツネの出走率について
2014年ハセツネCUPが終わり、走られた方はまだ筋肉痛という余韻に浸っていると思います。特に長いトレイルを初めて走った方は走力がある方でも過去に経験したことがない場所が筋肉痛になったりしているのではないでしょうか?
さて今回の完走率は84.9%と2010年からの5年間では最も高い数値となっています。
ちなみに最も低い2010年は72.7%と12.2%も低い完走率でした。
実はこの年に私は走りました。選りに選ってこんな年に走っただけですからハセツネに良いイメージを持っていないのです。
毎年開催時期は同時期ですがこの年は暑かったのです。私は神宮外苑24時間チャレンジを走った翌月だったのもあり苦戦しました。軽い熱中症、軽い脱水症、ガス欠、そして睡魔に襲われ初めてリタイアを考えました。意地でもゴールしましたがスタート時の高温多湿により水分を摂りすぎて胃の調子をおかしくした人は多いでしょう。
以下の数値は完走率の推移です。
完走率は出走者に対する完走者数です。
72.7%→79.9%→84.6%→82.5%→84.9%
でもあれだけの難コースで有りながら完走率はだいたい80%と5人に4人が完走しているのは、やはり制限時間が24時間と非常に長いからでしょう。24時間で71.5キロですから1時間に3キロ進めば良いのです。言い換えるとキロ20分ペースです。私は普段街中を普通に歩くと1キロ12分です。急いで歩けば1キロ10分以内です。山道はそんな訳には行かないけど一歩も走らなくても歩き続ければ間に合うのです。
しかしこの難コースを7時間1分で走るのは想像つきません。
このレースは第三関門までありますので関門間は4つあります。
優勝者がゴールした時にまだ第一関門に到達してない方がまだ30人以上いるのです。。
ここまでは前置きです。
タイトルについて書いていきます。
出走率については取り上げた記事を見たことありません。また興味を持ってる人も少ないでしょう。
以下の数値は2010年〜2014年のエントリー者数です。
2504人→2488人→2574人→2852人→2590人
続いて出走者数です。
2232人→2158人→ 2344人→2579人→2264人
この数値から出走率を出します。何かというと走れる権利が持っていて走った人の割合です。
89.1%→86.7%→91.1%→90.4%→87.4%
ちなみにハセツネに出るのは簡単ではありません。
例えば今大会の場合は
先着順エントリーの前に優先エントリーがありました。その条件は
○第21回ハセツネCUPスタッフボランティア
○第6回ハセツネ30Kスタッフボランティア
○第6回ハセツネ30K完走者
男子1000位以内 女子100位以内
○15回以上完走された選手
招待選手
○昨年の第21回大会の男女総合20位までの選手は招待選手となります。
永久招待選手
○歴代チャンピョンとスーパーアドベンチャーグリーンの方は永久招待選手です。
そして定員は2500人ですので優先エントリーの残数が先着順エントリーの枠になります。
ハセツネ30Kで1000位に入るのはそこそこ走れる方ならさほど難しくはありません。
今年の出走者は男子1573人、女子217人の合計1790人であり、1000位のタイムは男女合算して5時間10分くらいです。
ただハセツネ30K開催時期は4月初旬であり他の大会との兼ね合いから出るのが難しい方もいるでしょう。
その結果クリック競争は熾烈です。
それなのに毎年10%くらいの方はDNSです。勿体無いです。。。
まあ仕事の関係や体調崩したりと事情はいろいろあるでしょう。
2011年が低いのは東日本大震災の影響かもしれませんね。
今年、昨年より3%低いのは台風の影響でしょう。結果的に影響はほとんどありませんでしたが危ないと思い回避した方は一定割合いると思います。また今年は山の事故が多いから本人は出たくても家族の反対で断念した方もいるのでしょう。
私はそれで良いと思います。
自分が危ないと思ったらやらない。家族に心配をかけるならやらないのが長く続けるには大事なことだと思うからです。