No. 2582幼なじみとのインターバル
幼馴染と三十五年ぶりに走ったで書きましたが、昨年末、小学校から高校まで一緒だった友人がランニングを始めたから付き合ってほしいと連絡があり一緒に走りました。
その時のブログは上記リンクからお読みください。
それを読んでから、本編をお読みいただいた方が繋がりが良いと思います。
小学時代には私の方が速かったけど、成長期は入った友人はメキメキ速くなり、中学では、県でも上位に入る中距離ランナーになった。しかし、高校で故障をして彼の陸上はそこで終わった。
12月に一緒に走った時は、中距離ランナーに多い、ストライドを伸ばし、滞空時間の長い昔の面影を残した走りだったが、三十年以上経つわけだから体力は当時とは比べようもなく、そんなフォームでは長い距離を走れない。
外苑で5キロ走ったが25分台であった。
そして、広場で彼に何点かアドバイスしたが、一番はストライドを伸ばす意識ではなく、ピッチを意識してもらった。
そして脚などがいつも痛くなるというので、ケッズトレーナーを紹介した。
その後連絡はなかったが、ケッズトレーナーで、紹介のお礼があったので、通っているようであった。
その彼から2月に連絡があったが、セミナー準備や大会が続いた時期なので、3月に入ってからということになり、金曜日に再会した。
千駄ヶ谷で待ち合わせすると、前回より明らかに引き締まっていた。
話を聞くと月に130キロくらいは走っているとのこと。
また、年末に体調を崩していたようだ。
ピッチや、接地を意識して走ることなど、教わったことを忠実に実践したらだいぶ走れるようになったと話した。
ただ、土曜日に、5キロをスピード出して走ると25分は切れるようになったが、セット練として行った日曜日のペースを落とした15キロ走では必ず中臀筋や、その外側が痛くなってしまうとの話も聞いた。
彼のジョグする時の走りを見て痛みの原因が少し分かったが、本練習で確認してみた。
練習は1000m×5にした。
設定は彼が24分台で走っていると聞いたので無理がないように、その20パーセントの4’50から入ることにした。
が、スタートすると、彼の走りは前とは明らかに変わっていた。そしてリズムが良いから無理にゆっくりしないで走ったところ
4’33
2本目もほぼ同じペースで走り
4’31
彼に話しかけると、まだ大丈夫そうだったので、少し上げた。
4’27
ちょっとキツくなってきたようでした。ちなみに繋ぎは外苑でやると距離が長くなるからいつも速めにしてます。
だいたい5’30ペース
ふと、このまま4本目を走り、25m走ると5キロになるが、彼の自己ベストになるのではないか?と思い付いた。
もちろん中・高は除く。
大会でなくても、こういったイベントごとは嬉しいし、強くなる糧になる。
そんな気持ちから私は走ると自然にペースは上がる 笑
4’21
彼は結構キツそう。
1025m地点まで抜かずに走ろうと、走りながら話したがうまく伝わらなかったようで、1000m過ぎたらスローダウン 笑
それでも、彼が普段5キロダッシュしている時のタイムより、3回合計1キロのリカバリーを含めても速いという結果に。
練習後、彼も驚いていた。
ラスト1本は彼の様子を見ながらも少し上げた。リズム良く走ってゴール。
4’12
ずっと、キロ5分を切るとキツイというイメージを持っていた彼の、その意識を壊すことができたと思う。
それから広場で、インターバルのようなスピードで60mくらい走ってもらい、帰りは日曜日に走ってるペースで何本か走ってもらった。
それを見て彼の尻周りが痛い理由の仮説を立てて、彼に伝えたところ、違いに気付いてくれた。
原因は日曜日に走る時のペースだと、身体が起きて尻が落ちたフォームになり、接地の度に尻に負担がかかっているように見えた。
彼から土曜、日曜と走ったと以下内容のメッセが届いた。
アドバイスを意識して、昨日はフォーム修正目的で10キロのジョグ、今日は20キロ程走ったところ、痛みは出なかった。やはりフォームは大事。
タイムも前半10キロは5’15で様子をみて、後半10キロは5’00前後で気持ちよく走れたようです。
私も彼もあと、1、2ヶ月で50歳になるけど、こんな風に成長している自分に気付くと人生楽しくなる。
レースにはまだエントリーしてないけど、秋には3時間30分を切ろうと、彼にこの連載のリンクを参考に送った。
サブ3.5チャレンジ
昨日、偶然ながら、ある女性ドクターランナーから、この記事を参考に練習したら、サブ3.5出来たとお礼のメッセが届いたが、年齢関係なく、成長したいと頑張る方の参考になったなら素直に嬉しい。