野辺山ウルトラマラソンが終わって一週間が経ちますが、続けて6月7日の奥武蔵ウルトラマラソンを走る友人が何人かいます。

3週間あるから大丈夫と私も参加を考えましたがサロマ湖ウルトラに調子を合わせるために今回は止めました。

過去5回走っていますが、開催時期が真夏から初夏に変わってまるで違うレースになるから過去のブログはさほど参考にならないかもしれませんがリンクを貼っておきます。過去何レースかのラップ比較やコースイメージなど走って記憶が鮮明な時に書いたものです。

奥武蔵ウルトラマラソン

しかし昨年のブログを読んで厳しさを思い出しました。

真夏の埼玉だから暑いのは当たり前だけど去年の暑さは別格でした。暑さだけではなく湿度の関係からか朝7時にスタートした直後から今日はヤバイと感じました。

24キロ付近の鎌北湖を越えてからが本来の奥武蔵ですが、そこに着く前のアップダウンで多くのランナーが潰れてリタイアしました。

私が鎌北湖手前のエイドを通った時には、そこは既に野戦病院のようになっていました。

私はハーフを2時間切って通過しているので決して遅いペースではありませんので、エイドで倒れている方々はかなり速いランナーです。メジャーな大会で連覇した強いランナーが倒れているのを見て今日は無理したら本当に危ないと思いました。

危ないとは完走出来ないという次元の危ないではなく、生命の危機レベルの危ないです。。

大袈裟ではないです。

その辺りはブログを読んでいただければ伝わると思います。そして主催者は事故を未然に防ぐ意味で時期を変更したのです。

6月7日もそこそこ気温は上がると思いますが、24キロ辺りからの奥武蔵グリーンラインに入るとアップダウンは厳しくなりますがコースの半分位は木陰になるので走りやすいと思います。

奥武蔵がウルトラマラソンデビューという方もいると思いますが、鎌北湖まではペースを上げすぎないでアップのつもりで走ってください。

そこから県民の森までは登り基調ですが下りもあります。かなり急傾斜もあります。昨年はあまりの暑さの中で完走するために走れる坂も戦略的に全歩きしましたがこの時期なら頑張って走りましょう。歩くならダラダラ歩かないで日向は歩くとか、急傾斜だけ歩くとか、50mだけ歩くとか、心拍数が160超えたら歩くとかメリハリつけましょう。ただ折り返してからの下り基調でタイムを稼ぐためにも脚が終わりきらないように調整はした方がいいです。

頑張って走ったことで歩きを入れるより20分速く折り返したとしても、脚が終わった下りはかなりのタイムロスになります。

もちろん初めて走る方と言っても、完走狙いの方もいれば、優勝狙いの方もいるわけですが参考になると思ったことがあれば参考にしてください。
補給に関しては2.5キロくらいに1回エイドがあるので助かる反面、あまりより過ぎるとタイムロスになります。暑い時間帯の登りなら水分補給だけは全てよった方がいいです。折り返してからの下りは一気に駆け抜けたいから一個飛ばしでも良いと思います。

エイドが充実しているからジェルは要らないという方もいますが、私は持った方が良いと思ってます。

昔はジェル飲むと気持ち悪くなり可能なら飲みたくなかったので、前半は可能な限り固形物を食べてました。固形物を食べるのは悪くはないのですが固形物を消化するのに内臓はパワーを使います。上手く消化が出来ている時は良いけど消化能力が落ちてきているのに固形物を食べ続けると胃の働きが止まることがあります。

そうなってしまうと大変です。水を飲んでも吸収しないから胃に水が溜まるだけ。そこに固形物やジェルを入れてもエネルギーは吸収されないからガス欠にもなるし酷い状態になります。

私も昔はよくその状態になりましたが、昨年から固形物は消化できる範囲の少量に留めてアスリチューン中心に補給するようになり胃の働きは終始よくなりました。粘っこいジェルを飲むための水分取りすぎもなくなりトイレロスも富士五湖はなし、野辺山は序盤の1回だけです。

また人によってはアップダウンで身体が揺れることで内臓も揺れるのか固形物をとると気持ち悪くなる人もいるので、そんな方にもアスリチューンはオススメです。

またウルトラマラソンでリュックを背負う方いますが、トレランと違ってエイドステーションは必要十分にあるので必要ないです。

背負うことで肩周りの動きが制約されるのと、重心が落ちるので使わない方がいいです。使うなら薄手のベストタイプのモノですが、このタイプであっても体温がこもるからない方がいいです。

それでも使う方は詰めるものをしっかり選択して使うかもしれない程度のモノは入れないことです。そんなの入れたらホント子供の遠足みたいにパンパンになります。。。

あと午後になると雷が多いイメージがあるけど時期が変わったから平気かもしれませんが気をつけようがないです。。。

昨年はかなり近くに落ちまくってましたが非難する場所なんてないので雷に打たれて死んだらそれまでの男だったと気にしないで出来るだけ速く下りました。

雷に打たれて死ぬ人なんて交通事故死に比べたら極めて少ないのです。

避けれるリスクは避けますが、避けれない状況なら速くその場から離れるしかないですからね。

ただ雷が落ちる状況は豪雨になりますので見通しが非常に悪くなりますのでカーブの先からくる車には注意ください。

また足首まで水に埋まるような時には見えない部分に凹凸があり捻挫や転倒しやすいので極力見える場所を走りましょう。

出られる方頑張ってください！