No. 2308野辺山100キロウルトラマラソンのタイム設定など   追記終了

初めて走る野辺山ウルトラまであと二週間になりました。目標タイムはざっくり10時間を考えていますが、様々な角度からどのくらいが狙えるのかを含めて考えてみます。

ちなみにコースを実際に見たことはなく、大会案内と大会について書かれたブログ等が頼りです。

まず大会公式ホームページに掲載しているコース図と高低図を確認しました。

   
高低図を見て感じたのは、これってトレラン??と思うくらいアップダウンが激しい。

100キロで累積標高差が2530mだから富士五湖の2.5倍くらいは登る感じですね。

奥武蔵ウルトラが78キロで2000m強ですから、奥武蔵とほぼ同じようなアップダウンをイメージすれば大きくは違わないと思います。

さて私が初めて走るコースを前にして設定タイムやペースを考える方法は3つくらいあります。それらをそれぞれ出した上で比較検討するとだいたい見えてきます。

一つのことから決めるのではなく複数の要素を使うことでより精緻な数値が見えてきます。

例えるなら不動産取引に似ています。

不動産価格は原価法(作るのにいくらかかったか)、取引事例比較法(競合物件の値段はどうか)、収益還元法(投資元本である価格に対し、どの程度の収益が得られるのか?)の三つを基にして決められることが多いです。ちなみに20年くらい前に宅建試験受ける時に勉強しました。仕事にはまったく活かしてない資格ですが法律の勉強にはなりました。

話が逸れないように戻しますが、私が使う三要素はこんな感じです。名称は適当に付けました。

・積算法(コースを見て区間ごとに予想タイムを積算していく。)

・ランナー比較法(他のランナーとの比較で予想タイムを考える。)

・順位比較法(例えば100キロレースなら自分はだいたい上位◯%なのかは分かっているので、その◯%に当たる前年順位のタイムを調べて見る。

まずはコースのイメージを掴むためにも自分でだいたいの区間タイムをシュミレーションしてみた。

【スタート〜5キロ】

高低図を見るとフラットなようです。4.8キロの天文台駐車場エイド辺りから登りになるのでしょう。

24分

【5〜10キロ】

高低図によるとこの5キロはざっくり150m登る。小さい下りがあれば獲得標高はさらに増えるが考慮しないと1キロに30m登るダラダラ登りです。富士五湖の最後の登りは3キロで200m登るから1キロで66mだからその半分以下。

傾斜的には問題なく走れるが砂利道らしいので走りにくいだろう。

30分

【10〜20キロ】

20キロコース最高点は1908mだから、この10キロは400m以上登る。多少下りもあるだろうから登りの平均斜度は5%以上あるかもしれない。

まあここは無理せずゆっくり走ります。標高が高いから心拍数も上がりやすいので気をつけねば。

65分

【20〜25キロ】

この5キロは400m下る区間のようです。1キロで80m下るのだからチャレンジ富士五湖の40キロ前後の下りより傾斜はキツく調子に乗って飛ばすと脚にダメージが残りそうです。やんわりブレーキはかけずに走ります。

23分

【25〜30キロ】

下りが終わりこの区間は100m登るようです。まあ1キロあたり20mだから気にはならないでしょう。

26分

【30〜35キロ】

稲子湯まで110m下ります。ここは微妙な坂だから気持ちよく走ります。

23分

【35〜40キロ】

稲子湯から1キロくらいで100mくらい登るような尖った部分が高低図にあります。これはキツそう。。。そこから40キロまで4キロで300mくらいの下りがあるようです。

登り8分+下り18分

26分

【40〜45キロ】

この5キロはざっくり200mくらい下りそうです。1キロあたり40mだから気持ちよさそうです。

23分

【45〜50キロ】

ここも下りです。コースの最下点になるのでしょう。5キロで250mくらいの下りだからやはり気持ちよく走れそうです。ただフルマラソンの距離は超えてるから少しペースは落ちるかな。

24分

【50〜60キロ】

この10キロは100mくらい登る。もちろん高低図に現れない小さなアップダウンはあるでしょうがさほどペースダウンするような区間ではないと思う。しかしレースも半分終わったのと、50キロまでが下りだったから、このダラダラ登りがキツく感じるだろう。

56分

【60〜65キロ】

ここはほぼフラットな感じですからペースダウンしないよう頑張ろう。

27分

【65〜70キロ】

馬越峠手前のダラダラ登りが続く区間のようです。5キロで100mくらい登る感じです。

29分

【70〜75キロ】

ここは5キロで400mくらい登る最大の難所です。平均して1キロで80mですからその倍近い部分もあるでしょうから歩きも入ります。

38分

【75〜80キロ】

1620mの馬越峠まで200m近く登ってから1300mまで320m下るとはかなりヤバイ区間です。

登り28分+下り10分

38分

【80〜90キロ】

ダラダラ下りの区間ですが終盤だからキツイでしょう。

57分

【90〜100キロ】

最後の10キロは150mくらい登る感じです。イメージとしては富士五湖の河口湖から最後の急坂に行くまでのダラダラ登りでしょうか。。ここはキツイけど頑張るしかないです。

60分

高低図だけでイメージしたのでかなりざっくりですが、そのタイムを合計すると9時間29分でした。

これに通常エイド1箇所平均30秒で20箇所寄ると600秒だから10分。また荷物預けエイドで5分ロスとして計15分を足すと9時間45分となります。

このシュミレーションだと9時間30分を意識しつつサブテンを死守する展開になりそうです。

しかし区間ごとのシュミレーションをする前にだいたい10時間と思っていたので区間ごとに細かく計算してみて驚きました。。。

感覚ってそんなに狂わないのかもしれませんね。

【5月7日追記】

次に設定タイムを決めるにあたって他のランナーとの比較も行います。例えば走力の分かる友人が過去に野辺山ウルトラマラソンに出ていれば目安になります。

私も昨年の記録一覧を眺めながら、友人の記録をチェックしました。

さらにこんな比較もしました。昨年の優勝は日本を代表するウルトラランナーの原さんです。タイムは7時間28分38秒とこのコースでは驚きの記録です。原さんは昨年の四万十川ウルトラもぶっちぎりで優勝しました。その時のタイムは6時間43分24秒と序盤に激しく登るコースでは信じられないタイムです。

私も四万十川ウルトラを走りました。前日まで発熱していたため体調は良くありませんでしたが良い走りが出来た大会です。

私のタイムは8時間59分32秒でした。

原さんの野辺山と四万十川のタイムを比較すると野辺山は1.112倍かかっています。

そこで私の四万十川のタイムに1.112倍をかけると驚きのタイムが出ました。

別にネタではありません。

四万十川は32372秒でしたから、1.112倍すると35997秒です。

これは9時間59分57秒です。

もちろん原さんの四万十川のタイムと私の四万十川のタイムを比較して、原さんの野辺山のタイムに倍率をかけても同じ結果になります。

世界の原さんと比較しても参考にならないと思う方もいると思いますが、一つの指標です。

【5月8日追記】

次に最近走った100キロマラソンの結果をもとに分析してみます。リタイアした人も含めてスタートした中でどのくらいの位置にいるのかを調べてみました。

2014年チャレンジ富士五湖

出走者数    1611人

完走者数    1189人

私の順位      114位

上位    7.08%

練習出来てない時期なので10時間以上かかったレースです。

2014年サロマ湖ウルトラ

出走者数    2780人

完走者数    1539人

私の順位      123位

上位    4.42%  

非常に暑くてサロマ湖で初めて9時間を超えましたが粘りました。

2014年四万十川ウルトラ  

出走者数    1407人

完走者数    1071人

私の順位        43位

上位    3.05%

前日まで風邪をひいてましたが、良い走りが出来たレースでした。

2015年チャレンジ富士五湖

出走者数    1548人

完走者数    1055人

私の順位        28位

上位    1.81%

昨年から4本の100キロマラソンを走りましたが嬉しいことに少しづつ上位に上がってきてます。

ざっくりですがこれからの4大会を単純に平均すると上位4.09%です。

昨年の野辺山100キロの出走者は1659人なので、その4.09%は68位です。

68位のタイムを見たらなんと

10時間07分53秒

でした。。。

なんて書きながら、富士五湖を2年分入れるならサロマ湖も2年分入れないとおかしいと思いました。2年前のサロマは自己ベストを出した大会だから上記数値はかなり変わるはずです。しかしデータがすぐに揃わないので、2014年の富士五湖を外して過去1年間の3レースで計算し直しました。

すると3レースの単純平均は3.09%に上がりました。

これは51位相当に該当します。

51位のタイムは

9時間50分18秒

でした。

過去4レースにしても、3レースにしても10時間前後ということです。

少し長くなりましたが、まとめるとこんな感じです。

積算法    9時間45分00秒

ランナー比較法    9時間59分57秒

順位比較法    9時間50分18秒

これらを平均すると

9時間51分45秒

最初に計算した過去4レースで比較すると

積算法    9時間45分00秒

ランナー比較法    9時間59分57秒

順位比較法    10時間07分53秒

これらを平均すると

9時間57分37秒


まあどう計算しても10時間を切れるか切れないかギリギリのとこにいるようです。

少し期待出来るのは、この半年はかなり上り調子だということです。目標は50位以内です。富士五湖は28位、野辺山は43位なのに50位は控えめなようですが、富士五湖は118キロもあるので分散してますが野辺山は100キロに速い人が集中しますからレベル高いです。

昨年の50位は9時間50分台ですから、この辺りが目標になります。

もちろん標高が高くなればキツくなります。昨年走ったおんたけスカイレースでは標高が2000mを超えた辺りからキツくなりました。今回は2000mを超えてる地点はないけど序盤の最高点辺りは心拍数に気を付けながら走ろうと思います。

今回もチャレンジ富士五湖同様心拍計を付けて走ろうと思います。

 
ガーミン920xtjの心拍計はそんな邪魔にならないのと、ピッチ数も測れるので登り坂は心拍数とピッチ数を意識して走ります。

またガーミン920xtjの高度計はそこそこ正確な数値が出るのでアップダウンのあるコースでは使えるアイテムです。

GPSを買おうと思っている方は、いろんなメーカーから発売されていますが、私はガーミン920xtjをおすすめします。

私が買ったサイトは安かったけど今はクローズしているようですので別のサイトを検索してみました。心拍計を胸に付けるのが嫌な方ならまずは本体だけ買ったら良いと思います。

このサイトは販売価格が44517円(税込)で2日後に発送でした。

ガーミンフォアアスリート920XTJ 日本語正規版

またガーミンは個体により当たり外れがあるけどアフターサービスがしっかりしてるから問題ありません。ただ近くに実店舗がある店が良いと言うことであればこのサイトが良いかもしれません。銀座に店を構えているのでたぶんしっかりした会社でしょう。

GARMIN(ガーミン) Fore Athlete920XTJ フォアアスリート

ただガーミンにしろ買われたならレース前に最低限の操作法だけはしっかり覚えてください!!

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