No. 2232トレイルランナー 上田瑠偉選手 第6話

早いもので第6話になりました。前話では競走部には入らずに同好会入った上田瑠偉選手が競技力を取り戻そうとひとりバイト後に走り込みをしたことを書きました。

その努力によって彼は大きなチャンスを掴むことが出来たのです。

そのチャンスは第1回東京・柴又100Kに同好会の同期と「10代最後の思い出作り」にとエントリーしたことから始まりました。

私も走ったけど暑い時期に日陰がまるでない河川敷はキツかったです。景色も変わらないし退屈との戦いでもありました。

100キロマラソンなら富士五湖や野辺山、サロマ湖等メジャーなレースがあるのに、なぜ東京・柴又だったかと彼に聞いたら、学生だから近いところにしましたと至ってシンプルな答えでした。

この大会にはマウンテンハードウエアのトップ選手が出ていたことで、上田瑠偉選手はチーム関係者の目に触れたのですから本当偶然だったのです。このレースにアメリカのウルトラランナーのエイミー スプロストン選手が出ていなければ、トレイルランナー上田瑠偉は生まれていなかったかもしれません。

また当時の順位やラップ等の記録を調べていて2位に入った沈選手は2006年のハセツネで初めて8時間の壁を破った(7時間52分24秒)トレイルランナーであり、7時間切りを狙う上田瑠偉選手と上位争いをしていたのです。

このレースから彼のサクセスストーリーは始まりますが、初めてのウルトラマラソンであそこまで走れる努力をしていなければ10代最後の思い出に終わったのだからチャンスを引き寄せたのです。

厳しい寮生活をしていた高校生が大学に入って自由な一人暮らしを始めて、練習するもしないも自由な環境に置かれても楽な方に流されない意志の強さがあったからチャンスを掴むことが出来たのです。

トレイルランナー 上田瑠偉 第6話

第1話からお読みになる方はこちらから

トレイルランナー 上田瑠偉

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