No. 2230名古屋ウィメンズマラソンで感じたこと

体調が回復せず大事をとっていたら、水曜日から昨日までno runでした。。

今日はアトミクラブの皇居25〜40キロ走に参加して15キロだけ4’00から4’15くらいで走ろうと思ってましたが、朝起きたら雨降ってるし、何だか体調がスッキリしないから練習会には行かずに自宅周辺を走ることにしました。

風邪の悪化だけは食い止めたい。

まあ風邪なのかは分からないけど。。。

名古屋ウィメンズマラソンの話は後に書くとして、マラソン見てから小降りの雨の中を10キロだけ走りました。コースは走りやすそうな道を開拓しようと地図で調べた北本駅から荒川を越えた辺りまでの往復10キロです。水溜りがあり新しい匠ren boostではちょっと走るの躊躇する場所もありましたが、どうせ汚れるのだからと気にしないで走りました。

体調のせいなのか走り始めはキロ4’40でもキツかった。なんかおかしい。数キロで止めたくなったけど10キロだけは走ることにしました。5キロ少し行ってから戻りましたが折り返した辺りではジョグのようなペースなのに苦しい。

そこからキロ4’30くらいで戻り、10キロをちょうど45分かけて走りました。普段なら汗もかかないくらいのペースなのに駅についたら体中から汗が吹き出てきて、また立ってられなくて少し座りました。

でも走ったことで自宅に戻ってからだんだん体調が良くなってきました。

悪いモノが汗になって出たかな??

今はデトックスのために自宅から少し離れた高濃度炭酸泉が楽しめる日帰り入浴施設にきてゆったりしてます。

この体調なら明日から水曜日くらいまで調整すれば日曜日のソウル国際にはギリギリ間に合うと思います。いや、間に合わせます!!

今日の名古屋ウィメンズマラソン走った友人から嬉しい連絡がありました。

不定期でしたがサブフォー目指して一緒に練習した友人が3時間47分台でゴールし目標を達成しました。

自分の記録更新はもちろん嬉しいけど、友人の目標達成も同じくらい嬉しいです。一生懸命頑張っていましたからね。

さて、今日の前田選手の走りには、久々に見入ってしまいました。

最後は自分のことのように間に合うかハラハラしました。

私が注目した点は何点かありますが、前田選手が100キロ走れば相当速いだろうな〜と感じました。2000年に安部選手が出した6時間33分11秒の世界最高記録はもう更新されないかと思いましたが前田選手が走れば更新する可能性が大きいと思いました。

終盤になってもまったく衰えない脚の強さと、上下左右にぶれない安定したフォーム。そして転倒というアクシデントにも焦らず対処した冷静さと痛みに耐える強さのどれもがウルトラマラソンに必要なことだからです。

まあ当面は走ることはないでしょうが、いつか走って欲しいと思いました。

あと今日のレースでポイントになった点が15キロの転倒後にありました。

それは転倒後の給水です。

転倒してスペシャルドリンクが取れなかった前田選手は直後にあるゼネラルドリンクを取りに行かなかった。

その時、解説者はここで給水採らないと気温が上がる終盤キツくなるから採った方が良いとコメントしました。

でも私はしなくて正解だと思って見てました。

私はテレビ中継でしか見てないから回りの状況は分からないけど、転倒により先頭集団から少し離されたでしょう。そしてあの時は集団に追い付きペースを安定させることが必須だったのです。あの時集団から溢れたら先はなかったでしょう。給水採らないことで終盤どうなるかより、このピンチを乗り越えることが必要だったのです。

前田選手はハーフマラソンの経験もなくフルマラソンも二回目と聞きました。と言うことは給水の経験はほとんどないのです。もちろん取る練習等はしてきたでしょうが、取るのが上手下手ではなく給水する時は誰しも呼吸が苦しくなり心拍数が上がりやすくなるのです。慣れないならその傾向は強くなります。そのため給水のタイミングでは少しペースを落としたりします。

今回の前田選手は転倒直後はペースを落として給水してる場合ではなく、まずは先頭集団のペースに馴染むことが必須だったのです。

もし、あの時後半のことを考えてペースを落とし、先頭集団から離されることを覚悟してでも給水を取っていたらどうなったでしょう??

タラレバですから誰も分かりません。徐々に追い上げて行った可能性は多少はあるかもしれないけど、私は落ちたと思います。

ハーフも行かない段階で速いペースで走る集団から離されたら、もう追いつけません。集団がだんだん視界から離れていった時の心理状態はどうなるか?

転倒という肉体的にも精神的にも大きなショックを受けている訳ですから相当キツイです。集団にいたら気が紛れていた痛みも大きくなったと思います。

まだ半分以上あるのに痛みに気を取られたら完走も難しい。

そしてこんなに一生懸命練習して、調子よく走っていたのに。。転倒さえなければトップ集団に余裕で対応していたのに。。と気持ちはどんどんマイナスに進んだでしょう。

前田選手がそこまで考えていたかどうかは別にして、まずは集団に追い付いてペースを馴染ませることを最優先したことが今回の結果に繋がったと思います。素晴らしい判断です。

ホント凄い選手が出てきたものです。

もちろんあの時こうしたらどうなったとかは誰にも分かりません。

ただアクシデントに気持ちを切らさないこと。集団から離されないことは市民ランナーにとっても大事なことです。

私自身、状況は違いますがキツくなってここでペースを落とさないと最後まで保たないなんて考えペースダウンして集団から落ちることがありますが、集団から落ちた段階で終盤挽回することは難しいのです。

終盤まで保たないと考えるより、その場をどう頑張るかが大事な場面なのです。その時頑張らねば目標達成は終わるわけですから終盤なんて関係ありません。

そんなことを再認識させていただいた素晴らしい走りでした。

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結果

順位 選手名 所属 タイム
1 E.キルワ バーレーン 2:22:08
2 M.コノワロワ ロシア 2:22:27
3 前田 彩里 ダイハツ  2:22:48
4 伊藤 舞  大塚製薬 2:24:42
5 竹中 理沙 資生堂  2:28:09
6 野上 恵子 十八銀行 2:28:19
7 A.インチェルティイタリア2:29:10
8 岩出 玲亜 ノーリツ  2:29:16
9 O.ブルコフスカ ウクライナ2:29:45
10 早川 英里 TOTO  2:30:21
11 小田切 亜希 天満屋  2:30:24
12 井原 未帆  積水化学 2:30:52
13 渋井 陽子 三井住友海上 2:31:15
14 竹地 志帆 ヤマダ電機 2:31:18
15 高田 晴奈 ヤマダ電機 2:31:23
16 津崎 紀久代 ノーリツ 2:32:37
17 矢野 由佳 キヤノンアスリートクラブ2:32:52
18 田端 沙紀 大塚製薬 2:34:35
19 箱山 侑香 ワコール 2:35:23
20 A.ダシルバ ブラジル 2:35:28

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