No. 2018ウルトラマラソン前日の睡眠について
ほとんどの100キロマラソンは早朝スタートです。ウルトラマラソンでも60キロや72キロのような短いレースや24時間走や200キロを超える超ウルトラマラソンでは早朝スタート以外もありますが100キロマラソンで早朝スタート以外の国内大会を私は知りません。
スタート時間はだいたい5時か5時半です。と言うのもほとんどの大会の制限時間は14時間前後ですから5時スタートでも最終走者は19時になってしまいます。となるとフルマラソンのように9時スタートにしてしまうと最終走者は23時になってしまい、帰りの交通の問題含めて支障が出てしまうでしょう。
そして5時スタートのレースでは何時に起きなければいけないかと言うと宿泊した場所からスタート地点までの距離や交通アクセスにもよりますが、ほとんどの方は2時半には起きているのではないでしょうか?
ちなみにフルマラソンはスタート4時間前には食事を終わらせるとか書かれてる本とかありますが(私の考えは違います。)そうなると5時間前には起きねばならない。5時スタートの5時間前って。。。
まあスタート前の何時間前に起きたらパフォーマンスが一番よいとかはあるのでしょう。ただウルトラマラソンはフルマラソンのように短時間で終わってしまうレースではないのでスタート前に最高のパフォーマンスに持っていく必要はないのです。パフォーマンスをピークに持っていけばあとは落ちるだけです。長時間走り続けるウルトラマラソンは最高のパフォーマンスを求めるのではなく一定以上のパフォーマンスを保ち続けることが大事だと私は思います。
ですから何時間前に起きたらパフォーマンスが良いとかを考えるのではなくスタート時間に余裕を持って行ける範囲で睡眠時間を確保した方が良い結果になると思います。
私を例にとると
スタート5時の富士五湖は会場まで歩いて行ける場所に宿泊出来れば3時起きですが車で駐車場に行くなら遅くても2時半には起きます。
同じくスタート5時のサロマ湖はフィニッシュ地点に車をおいてバスでスタート地点に向かうのですが、そのバスの出発時間が3時なのでホテルを2時には出る必要があり1時半には起きました。
四万十川は5時半スタートで会場までの循環バスもあるので今回は3時に起きましたがゆっくり準備出来ました。
スタート前に気持ちが焦るのは良くないので余裕を持った起床は良いことですが、余裕を持ちすぎると睡眠不足となりますので非常に難しい問題です。
理想はスタート地点に近いホテルに泊まってゆっくり睡眠を取ることですが、みんな同じことを考えているから思うようにはいきません。
そこで大半のウルトラランナーは睡眠不足は一定仕方がないと睡眠不足を諦めていると思います。
私自身一番辛かったのは当日会場に向かった第一回東京柴又です。この時は土曜日開催だったので前日の帰宅も遅く睡眠不足のまま電車で会場に向かいました。電車に乗ってる時から意識を失いそうなくらい眠くスタート前になり気持ちがたかぶってくると睡魔は収まってきました。ただ何だか身体も疲れてました。その状態であの単調なコースを走ったので終盤に強烈な睡魔に襲われました。目を瞑った瞬間に落ちそうな睡魔です。思考力や判断力、やる気など奪われていきたした。まっすぐ走るのも難しい状態になり少し寝ようかと思いました。その時は頭に冷たい水をかぶってゴールを目指しましたがあんなレースはもうしたくありません。
今回の四万十川ウルトラマラソンであることに気付きました。
土曜日の始発に近い時間の電車で羽田空港に向かい高知空港に飛びレンタカーで受付会場に行き手続きを済ませた私はすぐに民宿に行きました。14時半くらいでした。凄く眠かったので少し寝ることにしました。その時、睡眠時間を二回に分けたら良いのではと思ったのです。そこで最初は30分程度の仮眠のつもりでしたが晩飯まで寝ることにしました。18時に起きるまで3時間半熟睡出来ました。それから食事に行き戻って風呂に入りレースの用意をして22時に寝ました。そして3時に起きたので合計8時間半眠れました。
せっかく四国に来たのだから観光もしたいなんて方には向きません。
ただレース前日はマッタリした方が絶対に良いレースができます。
来年もサロマに出るなら土曜日は早くに受付を済ませて昼飯食べてホテルに着いたら晩飯まで寝ます。もうコースの下見も要らないしね。
昼寝をしておくメリットは睡眠時間を確保するだけではなく、たくさん眠れたという安心感は精神的にもいいです。
仮に昼寝をしたことで夜眠りにくいとしても、もう寝てるのだから目を瞑って身体を休めるだけでも十分だと思います。
まあ睡眠に関しては短くても平気な方やダメな方、一度寝てしまうともう眠れない方など様々ですから自分のパターンを見つけるしかないですけどね。
また前日もアクティブに動き回りたいって方もいるでしょうから万人向けではないと思います。