No. 1974『常在戦場』という言葉を知った

ある方のFacebookを見て『常在戦場』と言う言葉を知った。長岡藩の精神規範だったという。

意味は字を見たら分かると思いますが「常に戦場にあるの心を持って生き、ことに処す」という意味です。

私は

平和な日本に

平和な時に生まれ

平和な今を生きている

平和が当たり前かのように。。。

平和でない時代や国のことは本や映像では知っているが自分の五感で感じたことはない。

だから戦場を知らない。

でも私なりに意味を見つけるなら

【いま死んでも後悔しないように生きる】

と言うことです。

もちろんまだ生きたいから死なないように気をつけることは気を付けている。

でも病気でも事故でも事件でも自然災害でも気をつけていたら絶対に死なないかというとそれはないと思う。

ただし気をつければ危険は確実に減る。これがリスクマネジメントです。長らくその仕事についていたから見える危険や想定される危険には可能な限り対処してるつもりです。

でも安全に生きると言うことと【いま死んでも後悔しないように生きる】とは必ずしも一致しない。安全に石橋を叩いても渡らないような人生ならやりたいこともやらないまま人生を終わってしまう。

いまテレビをつければ御嶽山噴火のニュースが絶え間なく流れている。大惨事です。私が3月まで働いていた会社の社員も6人残されているようです。もしかしたら知ってる人がいるかもしれない。

活火山は日本にはたくさんあります。今回のように危ないと感じるような前兆もなく噴火することだってあるかもしれない。

活火山に登らなければ噴火に巻き込まれる心配はありません。でも私は危険な前兆がなければ登ります。だって噴火は1分後にあるかもしれないし、1000年後かもしれないのだから。

山の噴火が怖いと活火山を止めて死火山に登ったとしても土石流に合うかもしれないし普通に遭難するかもしれない。

また山は怖いと海に行ったら津波に飲み込まれるかもしれない。

山も海も怖いと繁華街に行ったら通り魔にあったり、暴走自動車に巻き込まれるかもしれない。

怖いなんて考えたら何も出来ません。考えは人それぞれですが、私はこんな風に考えています。

・新しいことをする時には何が危ないか考える。これはトレランで初めて走るコースでも一緒です。 

・その危険はどのくらいの頻度で発生し、もしその危険に遭遇するとどのくらいの被害(ダメージ)が発生するか?分からなくても想定するのが大事です。

・そしてそのリスクを知った上で、それぞれのリスクへの対処を考えていきます。例えば道に迷ったことを想定して捜索まで生き延びられるような装備を持つとか。トレランレースで危険な下りがあるなら走らないとか。

・すべてのリスクへの対処は出来ないので、残ったリスクについては受け入れることが可能かどうかを自分で判断する。

結局は自分の判断です。

場合によっては、それだけ危険が大きいなら止めるって判断もある。

だから私はトレランレースに出る時はスタートしたら絶対に無事にゴールするように走るけど、実は万が一のことは覚悟している。危険は避けるけど完全に避けることは出来ない。だから気をつけてもそんな場面に出くわしたら仕方がないと思うのかな。。もちろん過去に何度も死んでもおかしくない事故をほぼ無傷で乗り切った生存本能でどうすれば助かるかを身体の細胞がそれぞれ考え反応し必死にもがくのでしょうけどね。

『今死んでも後悔しないように生きる』

ってやりたいことを先送りしない。

やることを諦めない。

という意味を強く感じる気がするのだけど、他にも家族や仲の良い人と喧嘩をして持ち越さないことも大事かな。なんて思う。。。

いまこんな文章を書きながら電車に乗ってるけど数分後に電車事故で仮に死ぬことになったら後悔しないだろうか??

少しその状況を思い浮かべた。

【その時はそれが自分の運命なんだ】

って気持ちになってる自分がいた。

近くで雷が落ちまくっている奥武蔵ウルトラマラソンの折返しの雷雨はなぜか怖くなかった。ホント近くの電線に落ちて光ったりもした。

でも怖くはなかった。
雷に撃たれて死ね人は年にそんな多くない。自分が雷に撃たれたならそれまでの人間だったのだと考えた。

なんだか不思議な感覚でしたよ 笑

危険は避けたいがやりたいことはこれからもやって行きたい。それが私の人生なのだからと思う。

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“『常在戦場』という言葉を知った” への2件のフィードバック

  1. 海水 より:

    ひでさんは司馬さんの「峠」という小説をご存じでしょうか?
    長岡藩の家老の河井継之助の生涯を書いた作品です。「常在戦場」という言葉で思い出しました。悔いなく生きるのは本当に難しいです。

    • hide より:

      悔いなく生きるとは、その場、その場を最善に一生懸命、自分に正直に生きることのつみかさねな気がしてきました。

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