No. 342最近感じていたこと。 (追記)UTMF延期に伴う素晴らしい対応

エントリーしてないけど、5月の野辺山中止になってましたね。中止の詳細は明日発表されるみたいです。  
大会中止に関してたくさんの方がブログ書いてるし、それに対してたくさんのコメントが書かれているけど、何となく感じたのは、みんな本心なのかな~ってこと。
震災直後だったり、被災地だったり、したくても物理的に出来ない大会は別にして
ホントは
なんでやらないんだよ~ 納得の行く回答が欲しいよ~
そのために一生懸命頑張ってきたのに・・・。
でも、こんな時期にそんなこと言うと不謹慎って思われるし、決まったことだから自分が何言っても変わらないから仕方ないな・・・。
って思って本心を殺して書いたとします。
それを読んだ方は、元々なんでやらないんだよ~って思っていても、反論すると不謹慎な人って思われちゃうと考えて同意のコメントを書く。
そのコメントを読んだ作者はやっぱりみんなもそう思っているのか・・・。本心を書かなくて良かった(ーー;)と思うかもしれない。で本心を出すのが怖くなる。
で、ランナーはみんなこんな時期にレースなんてしたくないって意見が多数派になってしまう。
そうすると、中止にする必要のないレースの主催者は大会を開催したら、あらゆるとこから叩かれないかと心配になり中止を決意しちゃうかもしれない。
これではいつになっても同じような状況が続くと思う。
大会をすることで、少なくともランナーは元気になる。まわりに元気をあげるなんてことは言いません。でも走った人が元気になれば仕事も頑張れるし、精神的にも健康でいれると思う。
こんなときだから、元気な人は元気でいなくては!!
あと、参加費を義援金として送ります。ってことに対しても、事務局は多くの方から返金ではなく、義援金にして欲しいという意見があったので賛同してみたいな記載があるけど、たくさんの方っていったい何人なんだろうって思う。
もしかしたら少数意見かもしれない。
でも、そう言われたら反論すると、被災地のことを考えていない冷たい人に見られちゃうから声を出せない空気になってしまう。
本来、お金を返して欲しいという人が少数意見でも、レースに出るために払った参加費を勝手に目的外用途に使っていいはずがない。
それとそんな風にされると、自分の財布から払ったかんがない。
 
返してくれとは言わないけど、本人に確認する努力はすべきだと思う。
あと、ランナーなんだから義援金としてまとめて送るのは当然だと書く方もいる。それも考え方ですが、強要すべきではないと常々感じる。
なんか違和感を感じます(^_^;
例えば百貨店にオーダーメイドの何かを頼んだとする。
で出来上がる前にそれを作る工場(工房)が被災したために作れなくなったとする。
この場合、当然キャンセルになりお金は戻すと思います。もしくは別の工房で作るか(代替)、納期を遅らせる(延期)と思う。
その時に、百貨店からはがきが届き、今回のオーダーは大地震の影響でキャンセルとさせていただきます。なお、お支払いただいた代金は被災地復興のための義援金として送らせていただきます。
っておかしいでしょ。
でも基本同じことだと思います。
この場合でも、返金と義援金が選べるならまだいいけどね。
マラソンレース以外でこんなケースに出会ったことないけど、他にもあるのでしょうか??
コンサート行かないけど、物理的な理由でなく中止にした場合も一緒なのかな??
おかしいと思ってるランナー多いと思う。
でも口に出す。活字にする。人はすくないと思う。なぜならそんな空気があるから。
なんな空気悪い。
全体主義に向かっているような??
日本人特有の 本音 と 建前 がマイナスの方向に向いてる気がする。
私の働いてる会社では膨大な支援物資を送ってます。義援金も会社として送ります。また社員分の義援金を給与引き去りで集めて送ります。でその義援金のいいなと思ったのは、被災した社員や家族にいくら、被災地の災害復興のためにいくらと選べる。
生活に支障のない範囲で送りました。
義援金を送って災害復興に貢献するのは大事なことです。
これは気持ちいいです。
でも会社が強制的に給与引き去りして送ったら納得できない。
結局は納得したうえで寄付すべきだと思う。
一回でなく何回も何年も続けるには、やはり納得感だと思う。
空気を乱す日記でごめんなさい。でもこの二週間すっきりしない気持ちになったのは、こんな空気のせいもあると思うからかいちゃいました。
(以下追記です。)
最近パソコンを立ち上げていなかったのですが、UTMFの延期はHPで見て知っていましたが、先ほどメールが届いているのに気付きました。
そのまま全文を貼り付けます。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
ウルトラトレイル・マウントフジ 参加者ならびに関係者の皆さまへ
~開催延期のお知らせ~
3月11日に発生した東北関東大震災は甚大な被害をもたらしました。被災された皆様に心よりお見舞い申し上げます。また現在も不自由な避難生活を送られていらっしゃる方々を思うと非常に心が痛みます。
 私たちウルトラトレイル・マウントフジ(以下「UTMF」)実行委員会は、震災後、5月のレース開催の是非について協議して参りました。そしてその結果、5月の開催は延期する、との結論に至りました。
このような状況だからこそ、皆さんを勇気づけるためにも開催することが大切で、自粛は負の連鎖を助長するだけだとの意見もありました。参加を予定される方々からも同様のメッセージを多数頂きました。社会は次第に好転すると信じておりますが、2ヶ月後の社会情勢は極めて不透明であり、また犠牲になられた方々が非常に多くいらっしゃることを思うと、心の傷の癒えない5月にこのレースを開催することは適切ではないと考えます。状況をもう少し見守ったうえで判断するとの選択肢もありましたが、参加者の皆さまに、開催の可否をあいまいにしておくことはかえって混乱をきたすと思い、このタイミングでの決断に至りました。
具体的には、震災により多くの課題が生じています。
UTMF、STYのコースは現在、計画停電の実施エリアとなっております。現状ではこの停電がいつまで継続するか明確ではありません。仮に5月のレース開催の時期まで行われるとすれば、夜間に走行するレースだという点を考慮すると、何より安全対策を万全にすべき本レースの根幹部分を大きく揺るがす事態となりかねません。
また、3月15日に静岡県東部で発生した大地震のためコースの一部が崩壊し、安全な走行路を確保できない状況となっております。家屋の損壊も多数生じ、レースにご協力をいただいている地元の皆様の生活にも支障が生じています。これらの修復にはある程度時間がかかることが予想されます。
そして、UTMF開催には、地元自治体(山梨・静岡両県9市町村)の協力体制が必要不可欠です。本震災に際して各自治体は、地域の安全確保業務に加え、消防援助隊の派遣、緊急物資搬送さらには被災、避難された方々の受入れなどの支援業務に多忙な状況が続くことが予想されます。そのため2ヶ月後の本大会に対する体制づくりをお願いすることは難しい状況にあります。
このレースはトレイルランニング界において大きな意義があると強く認識しております。社会的にも大きく注目されるであろうこのレースを、この非常時に開催すれば、今後このアウトドアアクティビティーを日本で普及させる上で、大きな誤解を招きかねません。
 そこで実行委員会では、参加者ならびに多くの関係者の熱い期待とエネルギーをつなぐためにも、本年秋期の開催を目指すことにいたしました。しかし、そのためには地元自治体ならびに多くの関係団体との新たな調整が必要であり、現段階では開催日を決定できておりません。今後日程が定まり次第、あらためて連絡させていただきます。
レースを楽しみにしてくださっていた方々や協力をご快諾頂いた地元関係者の方々、とりわけトレーニングを熱心にされてきた参加選手の皆様の思いは私が昨年のUTMBの中止時に感じた無力感同様に、言葉では到底言い尽くせないものと推察いたします。この決断は私たちとしても非常に辛く心苦しいのですが、どうぞこの状況をご理解頂けますようお願い申し上げます。
 5月のレース開催については白紙に戻すこととなりましたが、私たちは秋期開催を目指してできる限りの努力を続けてまいります。今後とも変わらぬご理解ご協力を賜りますよう、重ねてお願い申し上げます。
2011年3月23日
ウルトラトレイル・マウントフジ実行委員長  鏑木 毅
<事務局より 参加申し込みをされた皆様へ>
1)延期する開催日が未定のため、お支払いいただいた参加料は一旦全額返金いたします。近日中に現金書留で発送します。
しかし登録された方の参加権は保持されるので、次回は優先的にエントリーできます。後日、開催日が決まったところでメール
にて連絡いたしますので、その際に参加の可否をご判断ください。参加される方には、お手数ですがもう一度お支払いの手続
きをお願いいたします。(変更された日程で不参加者が多く出た場合は、追加募集をする可能性もあります)
2)開催予定日だった5月下旬に向けてスケジュール調整されている方も多いと思いますので、UTMFの火を保っていくためにも、
5月21日(土)22日(日)の週末に「UTMFコース清掃会」というような会を開くことを検討しております。しかし、電力や交通事情
など、今後の社会的状況を考慮した上で開催を決めますので、直前のお知らせになるかもしれません。開く場合は、参加料は
取らない、自主的な会にしたいと考えています。
3)多くの方々からお問合せをいただいていたコース情報については、4月上旬に発表できるよう関係各所との調整を詰めてきまし
た。しかし静岡地方の地震被害により変更すべき箇所も発生しましたので、さらに調査・調整を続けた上、上記の会までには可
能な限りで情報をお伝えできるようにしたいと考えています。
4)1~3のお知らせを含めて、これからの情報は公式HP http://www.ultratrailmf.com/ の「NEWS」のコーナーで
お伝えして参ります。お手数ですが、時折チェックしていただければ幸いです。
(参加申し込みの意思確認等、重要な連絡はメールでいたします)
以上
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
安易に中止にしないで延期にしてくれる心遣いだけでも嬉しいのに・・・。
日程によっては参加できない人もいるので有無を言わせず全額返金する。
さらに日程が決まったら優先的にエントリーできるようにする。
なんかランナーのことをホント考えてくれてる主催者だと感動しています。
さすが鏑木さん!!
秋は他のレースとバッティングするけど絶対出たいと思います!!

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“最近感じていたこと。 (追記)UTMF延期に伴う素晴らしい対応” への2件のフィードバック

  1. k より:

    SECRET: 0
    PASS:
    私もランナーズウェルネスの対応には非常に不満で、メイルで問い合わせをしていますが返信も送られてきません。こんな会社のレースにエントリーしてしまった自分が悲しくなります。

  2. ひで より:

    SECRET: 0
    PASS:
    >kさん
    コメントありがとうございます。
    最近はランナー人口も増えて、レース難民が増えるなか主催者はエントリーした人(顧客)を第一に考えているのか疑問です。 
    今年の対応を見て次年度エントリーするレースは決まりました。ランナーのことを考えずに、周りの雑音に中止を決めたレースには二度とエントリーしません。
    レースを主催するには消防や警察、ボランティアの力が必要なのは分かります。でも主催者はお金をとって主催した以上は、人手が足らないことを理由にキャンセルしていいのか凄く疑問です。ボランティアを使う使わないは主催者の都合。そのボランティアが集められないのは主催者の責任です。
    経費を引くのはおかしいと思う。
    ましてや、まったく返さずに一部を義援金と言うのはさらにおかしい。裁判でもきっと負けませんよ。

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