No. 15321秒の重み
過去の記録を見るとあることに気付きます。
もちろんいろいろ思うことはあります。
この頃はどんな生活をしていて、どんな仕事をしていて、どんな友達と一緒に練習していたとか。。。
まだ人生を振り返る年ではないけど、時の経つのは凄く速い。うかうかしてるとすぐにお爺ちゃんになってしまう。
生まれてから高校を卒業するまでの18年間は群馬県で過ごした。その18年間はすごく長かった。
そして大学に進学し東京での生活が始まり、その後会社に入り様々なことを経験して現在に至るのだけど、計算するまでもなくもう30年近く経過している。。
とてつもなく速い(–;)
でもマラソンを本格的に始めてからの6年半を思うと、凄く密度の濃い6年半だと思う。
これって子供の頃の時間感覚に似ている。
初めて経験することは記憶に残る。当たり前だけど子供の頃はこの連続だから子供の時間や思い出は濃縮なんだと思う。
同様にマラソンを始めてから、山の中を走ったり、それも夜間だったり、真夏に実家まで走って帰ったり、奥穂高に登ったり、全国各地のレースに出たり初めての経験ばかりなんです。だから子供の頃の時間感覚に似ているのでしょう。
なんてことを書いてると終わらなくなるので本題に入ります。。。
過去の記録を見ると▲時間□分0秒とかが結構ある。確率的に60回走れば1回は発生するけどそんな確率ではない。別に正確なタイムが分からないから秒単位を省略している訳ではないのです。わ
フルマラソンで3時間47分00秒も3時間46分59秒もたいして変わらない気がするけど、3時間59分59秒と4時間の差はたった1秒ではあるけど非常に大きな差です。
3時間も同様です。
またエリートレースに至っては参加資格タイムより1秒遅ければ参加出来ない。
当たり前ですけどね。
1時間は3600秒。
4時間なら14400秒。
ちなみに3時間59分59秒は14399秒。
14400秒と14399秒。。。
秒で見るとこの差に意味はあるのかって思ってしまうような数字です。
ただこれが1秒の重みです。
私はサブスリーする前に何度か夢を見ました。
ラストスパートする私の目にゴールタイム表示見える。タイムは2時間59分台を示していたがゴール寸前に3時間に変わってしまう。。
そこで目が醒める(–;)
ただそんな場面に至らないまま時間は過ぎていった。その場面に遭遇するにはそこまでも頑張らねばならないのです。
ようやく2011年の神戸マラソンでサブスリーをしたけど、夢でみた光景と似ていた。ラストスパートして先に見える時計には2時間59分が見える。でもありったけのスパートをして2時間59分38秒でゴールしたから正夢にはならなかった。
ならなくて良かった 笑
また話が逸れてきたので話を戻します。
0秒ではなく59秒でゴールする秘訣(?)を書きます。
簡単なことです。
大半の方はラストスパートして必死に走ってもゴールゲートをくぐったらスピードダウンしてしまう。気持ちは分かりますし私もしてます。
ただゴールゲートがゴールとは思わずに10mくらい先がゴールと思って駆け抜けてください。
そしたら1秒は変わります。
なぜならレースにもよるけどゴールゲートの真下に計測用マットがあるわけではないのです。だいたい少し後ろにあります。
昔、自分の目でみたタイムと記録証のタイムが毎回2秒くらい差がありました。
なぜか考えたら計測用マットの位置がゴールゲート下にないことが多いことに気付いたのです。
またゴール後すぐに止まったら後続ランナーにも迷惑だし駆け抜けましょう。
そのためには練習でもゴール後にすぐに止まるのではなく少し先まで走るようにしたら良いと思います。限界で走っていたら少しでも早く止めたいのは分かるけど、その時の癖がレースでも出ると思います。
間違ってもゴール手前で止まることのないように。。。
そう言う私も手前で時計を止めて後悔することがあります(–;)
フルマラソンでは大半のランナーが10000秒以上かかります。その中のたった1秒です。でもそのたった1秒に泣くことのないように頑張りましょう。