って言われた感じのレースでした(^^;
ハセツネは三年くらい前に買ったランナーズ？に特集があり、険しい山をいくつも走って距離もフルの倍近くある・・・それも夜中に走るなんてって恐怖さえ覚えました。ただいつかはハセツネを走ってみたいと言う気持ちもありました。
今回タイムやレース展開は別にして完走できたという事実は嬉しいです。
レース中にリタイアしようなんて過去に考えたレースはありませんが、今回は何度となく頭をよぎりました。
最初にハセツネと一般のロードレースの違いを書いておきます。
・レース中に必要なことはすべて自分でする。他人の助けを借りたら失格。
エイドは一ヶ所で42キロ地点。水かポカリスェットを1.5リットルだけもらえます。なので常に水の使用量は確認しないとレースが終わってしまうこともあります。
当然おにぎりとかフルーツなんてないです。
応急手当すりゃ受けられない。今回レース中に腕を縫うほどの怪我をしたかたがいましたが、応急手当を申し出たら失格になると言われ、そのまま治療を受けずに走ったそうです(^^;
そもそもハセツネはマラソンから派生したのでなく、ヒマラヤを目指す若者の登竜門としてスタートしたことを考えると納得。
簡単にレース展開を書きます。
天気予報は雨でしたが、スタート時間はカンカン照りで厳しい暑さでした。
今回はタイムとかはあまり考えていなかったけど13～16時間くらいと思ってました。夜は危ない箇所（岩場、急な下り等）は絶対に走らないと決めていました。安全に完走するのが目標です。なので夜間に入れば歩く時間が増えるだろうとスタートは飛ばしてしまいました(^^;スタート出ないと渋滞が凄いんです。ただ15キロ地点でサブイレブン狙ってる仲間に抜かれて速すぎたと気付く・・・。
今回のレースにあたりハセツネを少し舐めていました。アップダウンはオクムの比ではないけど24時間で71.5キロ走ればいい。さらに歩きが入るからスタート飛ばしてもかなり楽な展開かなって(^^;
ハセツネと自然を舐めていたことはすぐに分かりました。
第一チェックポイントに着いた時には暗くなったのでヘッドライトとハンドライトを持つ。さらに第一チェックポイントから使用が許されるトレッキングポールを準備した。第一チェックポイントから第二チェックポイントまではかなりの上りになるので終盤に力を温存するためにトレッキングポールを使って脚を疲労をためないようにとの作戦。
さあ出ようと思ったら雨が降ってきたのでノースの薄い撥水加工のウインドブレーカーを着る。
走り始めたら雨がホンブリになり、ライトがまったく役にたたない。しかも足下が思いきりぬかるんできて、一歩ごとに滑るほどになってきました。急な上りはストックがないと頑張って上の方まで行ったのに一番下までずりおちる人もたくさんいました(^^;
こうなると危険なところは走らないと決めてましたが、すべて危険な場所になってしまい歩くしかなくなりました・・・。
ゆっくり歩いても何度も足を取られて転倒しました。転ぶと分かってるからダメージはないけど、速く走っていて転倒したら大変なことになる・・・。
水の量も心配になってきた(–;)
第二チェックポイントで1.5リットル貰えるがそこまでになくなったらレースが終わる危険性もある。
またガス欠の症状が出てきた・・・。しっかりジェルとかとったのに効いてない感じ。 スタートして36キロ地点の三頭山まであと3キロと言われて、まだそんなあるの！！ってまじでリタイアしたくなりました・・・。
しかし頑張って42キロ地点にある第二チェックポイントに辿りついた。その時も、あと1キロって言われたけど、どう考えても2キロくらいはあったような！？

そこで水とポカリスェットをもらって準備してるときに激しい吐気に襲われ大量の水を吐いたのでガス欠の理由が脱水だったと分かった。限られた水を少しづつ飲んだのに胃に吸収されてないのは暑さと前半のオーバーペースが原因だと思う。
リタイア受付の女性が来て平気かと聞かれた。危うく強制リタイアにされそうだった。この症状は過去何回もあるので対処の仕方は分かるけど、その対処に必要なウィダーインゼリーとかフルーツがない(–;)
仕方ないから糖分の多いポカリスェットをチビチビ飲むことにした。
その頃冷たい雨に濡れたからか、寒気がしてきた・・・。
まだ30キロあるのに行けるのかかなり不安になった(＞_＜)
それからも吐気に襲われるも出るものはもうない。
エネルギー補給をしなくてはならないが、ジェルやサプリは食べる気にならない。
脳が危険を感じたのか睡魔や激しい鼓動が襲ってきた。
そんな時は、制限時間には相当余裕があったので山道の横で寝た。短い時で10分。長い時で30分くらいを合計10回以上。目覚ましないけど寒いから起きる(^^;
終盤の下りメインのコースは比較的安全だけど、10回以上寝た後遺症で脚が終わっていたから痛くて走れない。普通なら抜かれるはずのないランナーに道を譲ったのは悔しかった。
そんなことで騙し騙しゴールを目指して進みなんとか18時間台でゴールしました。タイムは遅くても16時間あれば十分と思っていたけど合計2時間以上寝てるのだから仕方ない(^^;
走ってる時は山頂の標高を覚えていたので、そろそろ山頂かな？？って思ったら200mくらい下りがあり、また200m上るなんてドＳなコースに怒りを感じ、もう絶対に出ない！！って思ったけど、そのドＳなコースを屈服させる力がついたらまた出てみたいと思います。
さいわい24時間の時のようなダメージはないと思うのでフルモードに入ります。

にほんブログ村今年目標にしていた100キロサブテン。24時間走参加。ハセツネ完走。小さなレースでもいいから入賞するは達成したから残すはフルのみ！！