昨日レースが終わってから18時15分の飛行機に乗るためにシャワーを浴びて軽く食事をして先にゴールした友達と話をして会場を後にしました。
たくさんのランナーのゴールシーンを見たかったけど仕方ない。。

家には22時頃着きましたがホント眠かったです。。
なにせ1時15分に起きてるのだからそろそろ24時間。

過酷な一日が終わりました。

今日は普通に起きて出勤です。

ベッドからおりた時は脚の張りが酷くヤバイって思ったけどシャワーを浴びたらだいぶ戻りました。筋肉が固まっていたのでしょう。

駅までの道は周りからみて違和感を感じさせない歩きが出来てると思います。
昔はレース後数日は歩くのが大変だった。

人間って変わるもんですね。。。

昨日サロマを走った方は身体が痛いと思うけど歩いて張りを解してください。
局部的に痛い場合は動かさない方が良いことあるけど全体的な筋肉痛なら歩くのが効果あります。

さてレースを簡単に振り返ります。

スタート前に考えていたのは気温が27℃まで上がるのでしっかり走れる時に無理のない程度にペースを上げようってことです。

ロス 00:06

最前列から5列目くらいでしょうか。周りのペースに惑わされないようにスタートしました。

10k 48:44
20k 48:54

予定通り20キロまではキロ5分より少し速く走りました。

30k 50:07
40k 52:14

20キロを過ぎて、反対側の最終ランナーとスレ違ったあとに反対側のトイレに入りました。

10キロくらいでしたくなったけどタイムロスは最小にしたいので待たずに入れる場所を見つけていたらトイレから出てくるランナーがいたからここだと思って入りました。ロスは1分弱です。

この辺りは調子が良かった。また気温も高くなく走りやすかった。

それが30キロ過ぎたスペシャルドリンクエイド辺りから気温がぐんぐん上昇してキロ5分で走るのが厳しくなった。

この辺りから2.5キロごとに頭から水をかぶるようにした。
一ヶ所で30秒(5キロで1分)くらいのロスになるけど仕方がない。

50k 54:31

フルマラソンの通過は3時間31分。
50キロの通過は4時間13分くらいでした。

目標タイムの半分から15分引いたタイムを50キロの目標にしたら良いと書いてますがタイム的には展開通りです。
ただスタート時は涼しく、後半はずっと暑いことを考えると相当厳しいと感じました。。。

60k 57:37
70k 58:13

予想通り50キロを過ぎてからペースが徐々に落ちてきました。
何とかキロ5分半はキープしたかったけどそれも厳しくなってきた。
フォームチェックもしたけど脚が上がらなくなってきているのが最大の原因です。

1キロごとのラップでチェックするとキロ6分近くまで落ちることもあり、サブナインは極めて厳しい状況でした。ただ無難にキロ6分で走れば9時間15～30分ではゴールできるとは思った。

私のベストは昨年のサロマの8時間56分。セカンドベストは昨年の富士五湖の9時間29分。
セカンドベストはかなりの確率で行けると思った。

今年は仕事の環境が変わり練習時間が取れなくなり完全に練習不足だったし、初100キロから6回続けたサブテンも今年の二回は外してる。
今回はサブテンでもいいと思った。
暑いし。。
なんて思った。

でも
身体のどこかが痛いわけでもなく、暑さで限界に近づいてるわけではない。

それなのにここでサブナインを諦めていいのか？？と自問自答した。

いいわけない。

結果として出来ないのは仕方ないけど、チャレンジもしないで諦めていいわけない。

そう思って65キロくらいからペースを引き上げた。ちょうどキロ5分少々で走ってるランナーがいたので追いかけた。

そして追い付いた。

付いてくなんてことはしないで一気に抜かしてまた前のランナーを追いかけた。
(60～70キロは58分13秒だけど、前半5キロはトイレにも行ったので31分、後半5キロは27分くらいだと思います。)

この時に意識したのはガーミンでペースを見ないこと。

もちろん数キロに一回くらいは確認するけど、ガーミンに支配されないようにした。
見るのは左手にはめたガーミンではなく、前を走るランナーです。

そんな風にペースを上げたらキツいかと思ったら楽になりました。
ペースはほぼ5分5秒で固定。水を被ったり給水するから5キロ27分になる。
呼吸は意識して音を出すようにしてリズムを作った。

不思議なことにそれまでネガティブな考えに支配されそうになっていたのが嘘のように走るのが楽しくてしかたなくなった。

まだまだ走りたい。
今の自分ならどごまでも行ける気がした。

キロ5分5秒より上げることもできるけど、そこは抑えた。
まずはサブナインを手中にしたい。
さっきまではキロ6分でしか走れなかったのが余裕でキロ5で走れるのが不思議だった。

ZONEに入った。という感覚。

こんな感覚は過去にも何度かある。

前のクラブで東海道夜間走をしていて途中でへばったのに急に復活して周りが信じられないと感じるようなペースで走った時。

また初めて24時間走で神宮を走った時に夜になり復活して自分でも信じられないような走りをしたこともある。

滅多にないのだけど 笑

80k 54:37

70キロがすぎワッカに入る80キロまでの10キロは温度は高いが向かい風が涼しくて気持ち良かった。
ペースは上げずに下げずにイーブンで走った。

この辺りで自分に負けずに、気持ちとペースを切り替えたことが嬉しくて仕方がなかった。
最近のフルマラソンやハーフマラソンでは終盤気持ちが負けて自己ベストに1～2分足りないレースが続いた。

今回も負けたらこれからもずっと自分に負け続けると思った。

そんなことを思うとまだ20キロ以上残ってるのに涙が止まらなかった。。サングラスしてるから見えないけどね 笑
感動のゴール目指して頑張ろうと思った。

90k 52:45

ワッカに入って85キロ通過は7時間30分1秒。
残り15キロをほぼ1時間半でサブナインできるとこまで詰めていた。
直前もキロ5ちょいで走れてるのだから、もうサブナインは固い。
次は自己ベストまで持ってく。そうすると15キロを1時間24分。
5キロ28分で行ける。
いやいかす！！

そのままペースを上げていき折り返しのエイドで信じられないことをしてしまった。
エイドの先に折り返しがあるのだけど、それが見えずにこの辺りで折り返し？？

水分補給をして水を被ってゴールに向かいながら[おかしいぞ！！]と思って振り返ると先に進むランナーがいたので、すぐに戻った。
あそこは前にランナーがいないと分かりにくい。
ここで1分のロスとともに精神的ショックを受けてZONEから外れてしまった(–;)

そしたら今まで平気だった右膝に少し違和感が出てきた。
ペースも少し落ちた。ここで戦略を練り直した。
ペースは落ちたけどキロ5分35秒くらい。
このまま行けば自己ベストも出せる。
膝がダメになったら自己ベストも出せないのだからここは自重しようと決めた。

100k 55:32

ラスト10キロはキロ5分40秒くらいで淡々と走った。
ワッカを抜けてラスト2キロ。
ここまでくれば膝が痛くなりペースを落としても自己ベスト行ける。と思い再びペースを上げて前のランナーに追い付き追い越した。

会場に入りラストの直線に入り、サングラスを外して20mくらい前から万歳してゴールをくぐったつもりだった。

が手を降ろした時に写真を撮られたので買うのは止めました。。。

でもいい笑顔をしてました。

涙は出なかった。

不思議なもんです。

ゴールタイムは 8:53:20

と3分自己ベストを更新した。

昨年サブナインした時に先輩のランナーに目指すとこが低いと言われた。その言葉はずっと残っている。
まだまだ行けるって激励の意味で言っていただいたのは分かる。

確かに昨年はまだまだ行けると思った。
でも今年はよく走ったと思います。周りからなんて言われようが満足のいくレースが出来た。

結果的に二回目のサブナインと自己ベストとなったけど、それは結果。

今回は結果に到る経過で素晴らしいものを掴みました。

いつもブログに書いてるけど、

諦めないこと。
自分を信じること。

自分自身が満足するか自問自答すること。
周りへの言い訳なんて要らない。
自分のことは自分しか分からない。そして自分へは言い訳できない。
だって自分自身が一番分かっているのだから。。。

今回は走ることって気持ちいい！！

このままどこまでも走りたい！！

あと20キロなんてもったいない！！

ってウルトラマラソンの終盤に思えた貴重なレースになりました。

そして47才になっても成長している自分も感じました。
練習不足なんてなんとでもなる。

富士五湖、東京柴又で失った自信を取り戻した思い出に残るレースになりました。

簡単に書くつもりが長文になってしまいました。。。

朝から合間を見つけて書き終わったのが11時 笑

まだ書きたいことの1割も書いてないです。

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