No. 2631トレラン・スキルアップセミナー開催報告  〜ピークは駆け抜けろ!〜

5/28  高崎駅〜高崎自然歩道〜山名駅を舞台に第二回ウルトラプロジェクト トレランスキルアップセミナーを開催しました。

募集概要はこちら
フルマラソン2.5のびわ湖ランナーから、サブ4.5ランナー、トレラン大会入賞常連者からトレラン初心者、神奈川県、東京都、埼玉県、群馬県にお住まいの10代から50代のランナーが集まりました。

このセミナーがなければそれぞれ会うこともなかったかもしれません。

ただ共通しているのは、トレイルを安全に効率よく走りたい、楽しみたいということです。


JR線人身事故の影響で電車が遅れ、全員集まるまで、トレランをする上で知っておかねばならないことを星野コーチがプチセミナーしました。

登り中心のロードを走って汗を書いて白衣観音に到着しました。

今回のセミナーはガッツリトレイルを走るセミナーではなく、スキルアップを目的としているので、一気に走るのではなく、途中途中で実践練習をしながら進みます。

まず、星野コーチが身振り手振りを交えてレクチャーします。

そして実際に走ってみせます。

そこで質問があれば、答えてから、その動きぐ分かるようにまた走ります。

それから、参加者が実際にやってみせます。1回で分からなければ2回と行います。

途中に階段などあれば、トレランに必要な動きをレクチャーして、また参加者にやってもらう。

その合間のトレイルは、学んだことを意識しながら、先頭の星野コーチの走りを見ながら走ります。見てわかることはたくさんありますから、順次順番は変わってもらいました。

そしてまたレクチャー〜模範〜実際と続きます。

さらに動画を撮影しているので、自宅に戻ってからも復習できます。周りの上手なランナーと比較することで、具体的にどこを意識すれば良いかが分かってきます。

急登の歩き方や、スキー場ゲレンデ下りの走り方、足場の悪いシングルトラックの登り方や下り方などのテクニックだけではなく、山を安全に走るために必要なこと、山でのマナー、補給関係、トレーニング方法など非常に幅広い役立つ実践セミナーでした。

整形外科医の諏訪さんから、故障予防や、ウォーターローディングについて説明をいただきました。

最後にタイトルについて。

説明聞いて自分のレースを星野コーチが見てるのかと思いました。。ピークが見えるとほっとして歩いたり、立ち止まったり、登りは頑張っても平地で呼吸を整えてから下ったり、場合によっては下ってからも呼吸が戻るまではゆっくり走ってました。

星野コーチのアドバイスは、

ピークのラストはキツくても頑張って走れ

です。極端な話、そこまで歩いていたとしても、最後の5、6歩は走った方が良いというのです。

最後を走ると頑張った感があり、気持ちもポジィティブになり、良いリズムで下りに繋げられる。ピークは大小たくさんありますから、そのたびにポジィティブになるのと、頑張れなかったとネガディブになるのでは大きな差になります。

凄く納得でした。

これはトレイルだけではなく、アップダウンのあるウルトラマラソンでも同じことです。

せっかくなので、参加者に歩きから走りへの切り替え​​をやってもらいました。

話を聞いただけでは、なんとなく分かっただけで終わってしまいます。

動画を撮ってる時に、私は星野コーチが説明した話以外の効果が見えてきました。星野コーチも分かっていることですが、あえて触れなかったのかもしれませんが、全員が下ってから私が補足説明をしました。

ウルトラプロジェクト練習会では普段から話していることなので、メンバーは腑に落ちやすいと考えたのです。

動画をキャプチャーした画像を見ると、歩いている時は当然ながら腰が落ちています。背中が丸まっている方もいます。それが走り始めるとフォームはどうなっているでしょう!?


​​

この状態で下りに入れたら、綺麗なフォームで走れそうですね。

立ち止まりながら登って、ピークで休んで下りに入ったら後傾して腰が落ちたフォームになりそうですが、大きな違いです。

下りは多少悪いフォームでも走れますが、フォームが悪ければ衝撃によるダメージが膨らみますから、終盤の頑張れるかどうかにも影響します。

綺麗な効率良いフォームで下れば、頑張らなくてもある程度のスピードでリラックスして走れますし、転倒リスクも変わってくるでしょう。


ゴールの山名駅で、アスリチューン・スピードキュアでリカバリーをしました。

星野コーチから、セミナー中に話をしながらいきいましたが、参加者の上達スピードに驚いていました。

それは、なんとなく分かったのではなく、どう走れば良いかが分かっているから上達スピードが違うのです。

星野コーチは大学駅伝部でのコーチ経験もあり、現在も子どもや、ユース世代への指導をしてます。難しい言葉を使わずに分かりやすい言葉を使った説明だから参加者が理解しやすいのです。

今回のトレランセミナーに限らず、ウルトプロジェクトの練習会は、なんとなく分かったではなく、そのようなフォームで走る意味や、練習をする意味を伝えてから行っています。

同じメニューの練習であっても、する意味を分かってやるのと、練習会だからなんとなくやるのでは、練習効果は大きく変わってきます。

また、疲労具合や、大会前の調整などで、メニューの強度をどう変えるかについても、練習の意味が分かっていれば、自分で調整出来るようになってきます。そうなれば、故障リスクも減少します。

トレランスキルアップセミナーは、定期的に開催します。現在の高崎開催の他、埼玉開催も検討しています。

また、ウルトラプロジェクト練習会は毎週水曜日および、月2回週末練習会を開催しています。

ウルトラプロジェクト練習会
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