No. 1217忘れていたこと。【時計に縛られない】
日曜日のアチーブ打ち上げでチームメイトと話をしていて最近の私に欠けていたこと、忘れていたことに気付きました。
そのチームメイトは大田原で自己ベストを大幅に更新して2時間43分台で走りました。目標は2時間41分台でしたが終盤ペースを保てなくなり苦しんだとのことです。そこで彼は時計を見るのを止めて前のランナーをパスすることだけを考えて走り、○人抜いたら2時間42分を切れると信じて走ったとのことです。結果は目標達成とはなりませんでしたが次に繋がるレースになったと思います。
その話を聞いて今年の青梅マラソンのことを思い出しました。折り返してからしばらく行った長い上りを終えた時にはペースが上がらなくなってました。頑張ってペースを上げたつもりでガーミン見るとたいして上がってなくてガッカリした。その時、私は時計を見るのを止めて目の前にいるランナーを100人抜こうと決めてペースを上げました。最初はきつかったけど、ランナーを抜いてるうちに気持ちよくなり次第にペースも上がり最終的に110人くらい抜いて目標タイムに達しました。抜かれてると気持ちが落ちてくるけど、抜いてると気持ちが盛り上がってくきます。
ぐるぐる周回路を走る時間走も一緒です。抜かれるとパワーを吸いとられます。
もともとマラソン大会は競走なんです。
自分との勝負という側面はもちろんあるけど、ランナー同士が競いあうって側面もあります。記録証を見ればタイムとともに、順位が乗ってるしね。
そんなことからもレース後半になってきつくなってきたら時計は見ないで前のランナーを一人づつ拾ってく走りをしなければダメだと思い出しました。
序盤はオーバーペース防止のために時計は有効です。ただ疲れてきたら時計はプレッシャー以外の何者でもない。時計を見たって速くは走れない。自分に残ってる力を出すしかないのですからね。
またペースが落ちてくるとネガティブになります。時計を見てそんな気持ちにあえてすることはないと思います。さらにネガティブになるだけです。
その点、時計を見ずに前のランナーを抜いて行けば気持ちも盛り上がります。30キロ過ぎて自分のレースペースで走れば抜きまくりでしょう。3時間半とか4時間くらいの方なら1000人抜きだって出来るかもしれません。
抜かせば順位はもちろん上がるし、結果としてタイムだって上がる。何より時計に支配されて走らされてるより、よっぽど楽しいと思います。沿道の応援もより目に入ってくるし抜きまくってるランナーへの応援はさらに力強くなると思う。そしたらさらにパワーアップできる。
あと時計を見るとその瞬間はフォームも崩れるしね。
そんな大事なことを私は忘れていました。
(時計の)支配からの卒業です 笑
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