No. 1191ツアーでの遭難事故とか。
昨日書いて誤って消してしまったブログ。。一度書いたのを改めて書くのって精神的に疲れるから書きません。
少し関連することで最近感じてることを書きます。
万里の長城で遭難事故が起こりました。今回のツアー会社は数年前に北海道で8人が遭難するという痛ましい事故を起こした会社です。まあこのツアー会社のことを書くつもりはありません。
このツアー会社に限らず山での遭難事故は決して珍しいことではありません。
私は群馬県沼田市で生まれ高校卒業まで過ごしました。
ですから○○さんの息子が谷川岳で滑落した。とか、遭難して捜索のために莫大なお金がかかったとか言う話は子供の頃から聞いていました。
両親からも登山だけはするなと言われて過ごしました。。。
また冬には毎週のようにスキーに行っていたので、顔や髪の毛がバリバリに凍てつくような吹雪や新雪に埋まって姿がすっぽり埋まり脱出に苦労したなんてことを普通に体験していました。だから山は楽しいとこだけど危険な場所ということはしっかり意識していました。また急激に天気が変わるなんてことは当たり前のことでした。
ただ登山はしたいと思わないまま時は過ぎて行きました。
まあ高尾山とかのハイキングはありますけどね。。。
そんな私が遭難の危険があるトレイルランニングをするようになるとは思ってもいませんでした。三年前に奥穂高に登って山の素晴らしさに触れたのがキッカケです。そんな風にあるキッカケで山に登って山に魅了される人は少なくないと思います。
またランニングの延長でトレイルランニングにチャレンジする人も近年増加しています。私もその一人です。もしランニングをしていなければたぶん一生登山はしていないと思います。ですから私はトレラン歴も短いしホント初心者です。
ウルトラトレイルを完走したのに初心者なんておかしいよ。って思う方もいると思います。でも山に入っている時間が絶対的に短いのです。また自分はハセツネを完走するくらい走力があるとか、山に詳しいとか、トラブルに対応するスキルがあるとかの慢心が一番危険と思います。
私は山は危険な場所って子供の頃から刷り込まれていることから決して山を甘くみません。
山の天気は変わりやすい。
山にはコンビニや自販機はない。
山の暗さは街の暗さとはまったく違う。
近くの里山だって何が起こるか分かりません。
ここまでは余談です。。。
少し話を戻します。
山に入るようになって自己責任って言葉をよく聞くようになりました。
もちろんそうだと思います。
でもそんな責任論より
死んでしまったら本人の責任だとか周りの責任だとか言っても死んだ人は戻ってこない。
賠償とかの話には責任論は大事だけど、仮に周りの責任で自分が生命の危機に遭遇しても死んだらお仕舞い。
何とかして危機を脱しなければならない。でもそれにはかなりの熟練が必要だと思います。
だから想定される危険に対応できない人はそもそも命を落とすような危機に巻き込まれないようにしなければならない。
簡単に言うとやらないことです。
リスクをねじ伏せるのではなく
リスクを避けるのです。
ただ情報がなければ想像力は働かない。想像力が働かなければリスクを想定できない。想定できなければ事前に対応したり回避することはできない。
だから、私は初めて走ったウルトラトレイルであるUTMFでは分からないなりに情報を集めて想像力を働かせてシュミレーションをしました。天子山塊の下りのスリッピーなとこは想定してなかったので想像を絶するほどの負担を感じました。。。
ただ山は自己責任が基本と言いながらも、例えばツアー登山の場合は、お金を払ってツアーガイドを雇うわけだから、参加者は当然ながら相当な部分ツアーガイドを頼りにします。私だってツアー登山に参加するなら、事前準備を含めて相当頼りにします。誰しも頼れる人がいれば頼るのは当たり前だし、そもそもツアーガイドの言うことを聞かないなんて有り得ない。
だからツアーガイドは人の命を預かってる責任を重く想定外なんて言葉は使ってはいけないのです。どんなことがあっても自分を頼りにしてる人達の命は守らなければならないのです。
トレイルランニングも同様だと思います。
単独行動や仲間との練習ならまさしく自己責任です。初めていく場所ならいろいろ調べて行くのは当然です。
でもトレイルランニングレースはどうでしょうか??
大会概要には自己責任ですとか書いてあります。
また危険であることも書いてあります。
参加資格についても過去のレース結果を要件とするレースもありますが、コースを迷うことなく自力で走りきれることとかって客観的でないレースも多いです。
明るい時間帯に走るショートレースやミドルレースならいいでしょう。でも夜中も走るレースはこれでいいのかと思います。
極端な話、ロードでフルマラソンを走ったことがある程度で山はまったく経験ない人が100キロを超えるウルトラトレイルに参加することも出来ちゃうわけです。
まあ自己責任だから、仮にケガや最悪死亡したとしても、そんな無謀なチャレンジをする本人が悪いと言えばそうかもしれない。
でも、登山からトレイルランニングに入った人なら山の厳しさやルールは分かっています。
でもランニングからトレイルランニングに入った大半の人は、そもそも山の危険が分かってない。また一般の市民ランナーが参加できる大会なんだから、そんな危険な場所を走らせるわけはない。また何かトラブルにあってもすぐに救護してくれる。ましてやレース中に山で遭難するなんて考えもいないと思います。海外旅行に行けちゃうくらいの参加費を払ってるのだから安全にレースを楽しめるようにしてくれているはずって思ってる方も少なからずいるのでないでしょうか。。。
それはランナーの認識が甘いって思う方もいると思います。
でも、100キロを超えるウルトラトレイルレースがクリック競争になるくらい裾野が広がってる現在では少し過保護なくらいでないと大事故が発生する危険があると思います。
主催者にとって想定外って言葉は禁句だと思います。
もちろんどの主催者も万全の安全上の対策はうってると思います。
ただ今後トレイルランニング人気が拡大してくると、リスク管理が出来てない上記ツアー会社のような企業がレースを開催することも考えられます。
そうなったらホント恐いです。
私が主催者に望むのは、
酷しくて完走率が低いレースでも構いません。またエイドが充実してなくても構いません。
ただ安全面には最新の対策をこうじるとともに情報開示を徹底的にして欲しいです。
募集要項も軽い気持ちで走ってみたいなと思わせる内容ではなく、相当気を付けないと危ないと思うような内容にした方が良いと思います。
また、UTMF前に鏑木さんはじめ主催者サイドが再三に渡ってコースの危険箇所を伝えたり、夜間の冷え込みを伝え、また完走率は40%を下回ると伝えた。脅しでなくて本当に危険だから無理することなく棄権してくださいと伝えた。
その情報から少し甘く考えていた私も真剣に完走するための情報収集とシュミレーションをした結果完走出来ました。
UTMFは天気に恵まれたから完走率が良かったと言われてます。もちろんその要素はありますが、それ以上に主催者サイドの事前の情報開示と注意喚起、またレース中のランナーの体調管理を徹底したから大きな事故もなく、完走率も高かったのだと思います。
ランナーの判断だけに任せず、西富士中学校ではランナーの体調を判断し先に行かせない。ランナーは悔しいだろうけど、それによって命が守られたかもしれません。
私は来年以降もトレイルランニングレースには出ます。
ただ出るレースは選びます。
自分の実力にあったレースであるかどうか?
安全面はどうか?
主催者の情報開示はどうか?
この辺が選択のポイントになります。
まあ人気レースは出たくても出られませんけどね。。。
間違っても、方向音痴の私はコースアウトしちゃうようなレースには出られません。
しばらくは少し過保護なレースに出て経験を積もうと考えています。
これからトレイルランニングを始めるランナーの方。
トレイルランニングはマラソンやウルトラマラソンの延長ではありません。
走れなくなってもウルトラマラソンなら道路でピックアップしてもらえますが、トレイルランニングレースでは場合によっては生死をわけるような危険な状況になるかもしれません。だからレースをしっかり選びましょう。
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