No. 26132016年チャレンジ富士五湖100キロ


(最後スパートをかけているとこです。)

まず結果から

9時間20分12秒    56位 / 1363人出走

前年は8時間54分45秒  28位 でしたから、結果だけ見れば残念な記録ですが、自分の中ではよく走ったと思っています。

ちなみにチャレンジ富士五湖は2010年から7年連続で走っていますが、このコースでは2番目に良いタイムです。

前回大会は、フルマラソンシーズンをまあまあの状態で終えたこともあり、またチャレンジ富士五湖前の体調もよかったので、納得いくタイムで走れました。

セミナーで話している係数的には、チャレンジ富士五湖はこんな感じだと思っています。

基礎係数   3.0〜3.1

持久型orスピード型   -0.1〜+0.1

上り坂の得意苦手    -0.1〜+0.1

悪い気象条件    +0.1〜

100キロはフルの何倍ではなく、チャレンジ富士五湖100キロはフルの3倍程度です。

ちなみに

71キロは  2.0〜2.1倍

118キロは3.8〜3.9倍

が、基礎係数になると思います。

前回はフルマラソンが2時間59分台でしたから2.98倍。

今年はフルが3時間04分台で、レース前に大気汚染の関係か喉を痛めてしまっていたので、自分的には3.0倍ちょいが妥当だと考えていました。

184分×3.0〜3.1倍=9時間10〜30分

でもサブ9狙いで走ることにしました。

昨年はスタートから5キロごとに、23分14秒-26分09秒-25分18秒-24分56秒-25分01秒-24分21秒-25分55秒-27分11秒-24分29秒-25分27秒で、だいたい50キロ追加は4時間10分。このペースで行くと後半4時間50分に落ちてもサブ9できる。

逆にこれより遅いと、後半相当頑張らないとできなくなる。

今回は22時間持つはずのガーミン920xtJが、7時間で終わり、さらにデータが全て消えているという残念なことになりました。

昨日充電して80キロまでのデータを調べようとパソコンにつないだら、残量が50パーセントくらい残っていました。何か誤った信号が流れてバッテリー残量なしとなったのでしょう。

しかし、データがないとブログを書く上では非常に困ります。80キロまでであっても1キロごとラップをみると、その時の感情や風景など思い出すことができますから。いいよねっとに修理に出しましたが、残っていればと思います。

さて、ランナーズアップデートの計測位置は少し距離がずれていますが、これをもとにレースを振り返ります。

【スタートから10キロ】

昨年は最初の5キロは速いけど10キロ通過は49分23秒でしたが、比較的楽に走れました。

今年はレース一週間前からの体調不良が原因なのか、朝方少し食べ過ぎたのが原因なのか、キロ5で走っても気持ち悪くて仕方がない。

危惧していたことがスタート直後にいきなり表面化してしまいました。

サブ9するには、50キロまでは平均してキロ5で行かないと厳しいことは分かっているけど、ここを無理したらゴールも危ういと、体調が戻るまでは抑えることにしました。

戻らなかったら仕方がない。

後ろを走る仲間には、調子が悪く抑えていくから、私のペースはあてにならないと伝え、キロ5をちょっと超えるペースで走った。

10キロ通過は51分超えてる。結構一生懸命走っているのにこのタイムなのだからやはりどこかが悪かったのでしょう。

ただ、気になっていた右足底やら左尻はテーピングが効いたのか気にならない。

また、抑えて走ったから少しづつ、気持ち悪さは消えてきた。

ちょうどこの辺りで、ウルトラプロジェクトメンバーのひろこさんが、私に追いついた。


ちょっと飛ばし過ぎと感じたので、並走して様子を聞くと、無理はしてないようだし、身体の動きも良いので、途中までペースメイクすることにしました。

後半急激に失速しなければ、十分サブ10狙えるし、入賞だってできるかもしれない。

そこから可能な限り、体感的なペースを上げず、補給のタイミングなど確認しながら進みました。

10-20キロ      51’24

スタート時にあった気持ち悪さはほぼなくなりペースアップ出来る状態になりましたが、30キロまではそのペースを維持して、ひろこさんと走ることにしました。

ひろこさんは25キロを過ぎた辺りから同じペースでも段々とキツくなってきたようなので、ペースダウンするように伝えましたが、付いていく人がいないと一気にペースが落ちそうで怖いと話すので、良いペースのランナーを見つけたが、周りにいる118キロのランナーのペースは遅いし、100キロで落ちてくるランナーも、良いペースではない。

私が最後までペースメイクしようなんて思ったが、グループトライアルもあるし、サブ9もギリギリまで狙いたい。

30キロくらいまで、ひろこさんと走って、そこからペースアップ。

したつもりがラップを見ると余り上がってませんね。

ただ何回か信号に捕まったし、35キロ辺りからの上りもがある区間なので、そこそこのペースで走ったと思います。

20-40キロ    1時間45分15秒

フル通過は3時間38分くらいだったと思います。

サブ9は厳しいが、この先粘れば可能性は残る。

河口湖に向かうダラダラ下りで、ウルトラセミナーに参加していただいた71キロのリツコさんとあった。設定ペースは100キロの私とだいたい同じくらいなのかしばらく前後して走った。

50キロ通過は4時間20分くらいでした。

予定より10分遅いが何とかしたい。

ラストの坂がある10キロは最低60分はかかる。ということは90キロを8時間切って通過がギリギリとなります。さらに昨年出したコースベストの8時間54分を切るには7時間50分くらいで通過したい。

レース終盤は計算しやすいのでキロ6を基準に考えています。

そして50キロ通過の4時間20分の20分に焦点を当てます。

キロ6で走ると60キロ通過も20分のままです。

90キロで50分にするには、4ターン(40キロ)で30分短縮。ということは、1ターンで7.5分短縮の10キロ52.5分で走れば間に合う。

56キロの荷物受け取りエイドは3分ほどロスをしたのと登りメインの区間のため苦戦した。

40-60キロ    1時間51分27秒

60キロ通過は5時間19分台。。

ほとんど詰まっていない。

気持ちを切り替え、精進湖に向かう下りでペースアップするも、信号で思い切り止められた。。この辺りから疲労が増してきたのかペースを保つのがキツくなる。精進湖外周の登りでも何人かに抜かれた。60-70キロのタイムは悪いと思う。タイムを縮める走りではなく、ゴールまでの距離を詰める走りになっていた。

サブ9はかなり厳しいことは分かっているが諦めない。

精進湖から西湖に向かう上り坂も下り坂も頑張った。

この辺りだったか、エリックと前後してすれ違うランナーに声をかけながら下った。

もちろん懸命に走っているランナーへの応援ではあるが、ネガティヴになりそうな自分自身への応援でもある。

60-80キロ    1時間52分59秒

狭い歩道を対面通行することもあり、下り坂もさほどスピードは上げられないが、落ち込むやすいこの区間は良いリズムで走れた。

しかし、80キロ通過は7時間12分台。

ちょうどこの辺りでガーミン920xtjの電源が落ちた。

22時間稼働モデルが、このタイミングで落ちるとは思わなかった。

ペースはおろか、時刻も分からない。

80キロ通過時に、90キロまでの10キロをキロ5に上げて、ラスト10キロの登りを60分切りのペースで行き、登り切ったらスパートすればギリギリ9時間切り出来ると考えた直後のことです。

とりあえず出せるスピードまで上げてみるも、それがキロ5なのかどうか分からない。71キロのランナーだけではなく、100キロのランナーにも抜かれたから、とてもキロ5では走れていない。時間も分からないからエイドで聞いたりした。

その辺りから一気にキツくなってきた。もしかするとガス欠だったのかもしれない。お腹の調子もジェルも飲める状態だったから冷静に考えれば取れば良かったが、定期的に取っていたのでガス欠は疑っていなかったです。

また、序盤の不調をカバーするために中盤以降粘ったから、ここをキロ5にペースアップする実力はそもそもなかったのでしょう。

そこから厳しいレースになりましたが、可能な限り前に進むフォームを模索して走りました。

89.5kmのエイドで時刻を聞いたら、スタートから8時間はかなり超えていたのを記憶してます。

9時間切りは難しくなりましたが、いま同じ時間にウルトラプロジェクトメンバーや、ウルトラセミナー参加者が自身の目標達成に向けて、懸命に走っていることを思い、負のスパイラルに陥らずに頑張れました。

毎年思うのは、90キロ過ぎてからのだらだら上りが、ステラシアターからの急登よりきついです。

信号に何度も止められリズムが作りにくい。

止まると上り勾配だから走り出しが重たい。

この頃は9時間切りは出来ないとしても、チャレンジ富士五湖のセカンドベストは絶対に破る。また9時間10分台ではゴールしたいと粘っていた。

94.8kmのステラシアターエイドに入った時に時刻を聞いたら、スタートから8時間45分だった。ドリンクと何かを食べてすぐにスタート。

さすがに最後の坂はペースが上がらない。走ったり歩いたりしている先行者に中々追いつかないが、この時は走った方が早歩きするより速かったから走りきった。

歩った方が早くゴール出来ると判断したら歩きを混ぜたと思うが、そこまでペースは落ちていない。

上りきってからペースを上げれば9時間10分台でゴール出来る見通しがたった。

下り基調のコースを気持ちよく走って行くと、最後の長い信号に捕まった。ここは押しボタン式で青が非常に短く、赤が非常に長い。

車はほとんど通過しないが信号待ちは仕方がない。

ただ、私は信号を無視して渡る気は全くないのに、警備会社のスタッフがさも私が渡るかのように、私の身体を触って静止するのです。

もしかすると、前を走っているランナーで静止を振り切って渡ったランナーがいたからかもしれないが、さすがに嫌な気分になった。

仮に渡ったらナンバーを大会本部に伝えれば良いだけだと思う。

時計がないからわからないが、試走に行った際の計測値は80秒くらいだったからそんな感じでしょう。上り坂で抜かしたランナーも続々と追いついてきた。「20分切りアウトだね。」という会話も聞こえた。

時間が分からないから、どのくらいで走れば良いか分からないが、出せる力を出し切るしかない。

信号が変わると最後の力を振り絞って走った。71キロは71.1キロレースだが、その70キロ地点の計測スタッフに走りながら時刻を聞いた。

通過後に後ろからスタッフの声が聞こえた。

13時45分

00秒なのか、59秒なのかは分からなが、確実に20分を切るには残り1.1キロを4分で走らねばならない。

脚の痛みは忘れて一気に走った。

仮に20分切りは出来なくても、1秒でも削ればグループトライアルには貢献出来る。


競技場に入ってタイム表示が見える位置にくると、既に20分は回っていた。

でも、7回目のチャレンジ富士五湖で2番目に良いタイムでした。

ベストな体調でスタート出来なかったのは残念だけど、一週間前にはスタートラインに並ぶのも危ないラインだったのだから贅沢は言えない。

今の自分に出来る走りをするだけとスタートしたが、自分に出来る走りは出来たと思う。

スタートから様々なトラブルはあったが上手く対処できたと思う。それがウルトラマラソンの楽しさでもある。

今回の補給は、アスリチューンの黒4個、赤2個、粉末系サプリを2本もってスタートし、10キロごとに1個赤か黒をとった。そして56キロ過ぎのドロップバッグで使った個数だけ補充した。

最終的にレース中に使ったのは、黒6個、赤3個であった。

エイドでは、基本水分補給で、うどんを汁中心に少しと、フルーツを少しだけでゴールした。

トイレはさほどしたくなかったが、56キロですぐに入れたから1回だけ入った。水分の受け入れ量が胃の消化能力や発汗量と釣り合っていれば、トイレに行かなくてもゴール出来る。

アスリチューンを飲んだ後に、水を流し込む必要がないから、余計な水分を取る必要もないのが大きいと思う。レース翌日のお腹の調子は平常時と変わらない。

また、ドロップバッグに数種類のドリンクなど用意したが、豆乳入り甘酒をその場で飲み、オルガニックを150cc程度のソフトフラスクに入れた残りをその場で飲んだ。

ソフトフラスクに入れたオルガニックは終盤飲んだ。


シューズはアディゼロジャパンの復刻モデルにキャタピランをセットした。

グループトライアルは、3位までが上位3人合計が24時間台と抜けていたが、4位であった。

ウルトラプロジェクトトップのタイムを3倍しても3位に入れないのだから、ハイレベルでした。

自分のゴール後は、プロジェクトメンバー全員のゴールを待ちました。

ウルトラプロジェクトメンバーや、ウルトラセミナー参加者の走り

メンバーがゴールする度に、自分のゴールより嬉しかった。

みんな、いい顔していました。

次は野辺山ウルトラです。

ウルトラプロジェクトメンバーも多数走りますし、セミナー参加者も多数走ります。

楽しみです。

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