No. 2487速く走れそうなフォーム
皇居や神宮外苑などで走るランナーを見ると、だいたいどのくらいで走るランナーかは分かります。
見ず知らずの方に、どのくらいで走るのですかなんて、私は聞けないから実際のところは分かりません。
ただ練習会で初めてお会いした方に、話の流れで聞いてみると、だいたい予想通りの答えが返ってきます。
走らなくても体型や顔立ち、ウェアやシューズ、そして姿勢や歩き方でもある程度分かるから、それらを合わせて判断してるのかもしれません。
少し話は逸れますが、お付き合いください。
私はコピーライターの勉強をしています。養成講座は終了しましたが、しばらくは独学で続けていきます。
コピーって特殊なものではなくて、皆さんの身の回りに溢れています。
テレビCMや、駅のポスター、お菓子やドリンク、道端の看板、会社のネーミングだってある意味コピーです。
一行のコピーもあれば、長いコピーもあります。
例えば一行のコピー、それも10文字にも満たないコピーで、多くの人を惹きつけることも出来る、行動を変えることも出来るなんてすごいことだと思います。
良いコピーを書くのに必要なこと、大事なこと分かりますか?
もちろん、いろいろな答えがありますが、私が講座を受けたり、本を読む中で感じたのは、まず大事なことは、良いコピーと悪いコピーを見分ける力だと思います。
良いコピーと、悪いコピーの違いが分からなければ、良いコピーなんて書けるわけありません。
これってコピーに限りませんよね。
ランニングに関しても一緒だと思います。何が良くて、何が悪いのかという基準を自分の中に持つことです。
自分の基準ですから、他のランナーと違うことはもちろんあるでしょう。
ランニングフォームに関しては、初心者ランナーでも、速そうな人と、遅そうな人の見分けはつくと思います。
そして、経験を積むことで、その見分け方がだんだん正確になってくるのです。
ただ、ほとんどのランナーは、速そうなランナーのフォームを見ても、どう走っているから速そうに見えるのかは分かりません。
なんとなく
速そうに見えているのです。
そのなんとなくを、具体的な言葉で表現出来るようになれば、あなたのフォームも変わってきます。
私は練習しながら、多くのランナーを見ています。どこが良くて、どこが悪いのか?このランナーはこの部分が痛くなりそうだとか、ここを少し変えたら変わるのに。。とか。
また、走るっていろいろあります。
100mのように、とにかく速くゴールに飛び込むための走り方はダイナミックでしょう。
マラソンは、そんなダイナミックなフォームでは走り続けることは難しいし、結果はでないでしょう。
私が理想としているのは
効率的に前へ前へと楽に走れるフォームです。
私はまだまだ辿り着きませんが、そんなことをイメージして練習してます。
ですから、綺麗なフォームの方と一緒に走るのは気持ちいいです。
左右差、上下動の激しい方の後ろは走りたくないので、ズレます 笑
この画像は友人が、かなり走れるようになってから撮影したものです。そこそこスピードが出ている状態ですが、スピード感がありませんよね。
一緒に練習を始めた頃の画像はないのが残念ですが、もっと身体が反り返っていました。
これは効率的に走れるフォームを身につけようと、一緒に始めた後に撮影した画像です。ジョグでもこんな感じに走れるようになりました。
一枚目の画像も悪くはないけど、楽に前に進むようには見えません。
いま、彼女が一番意識しているのは、楽に前に進むように走ることです。
雑誌やポスターになるような、綺麗なフォームを目指すのではなく、楽に速く走りたい。そのためにはどう走ったら良いかを考えているのです。
ただ、効率良く走れるフォームは周りから見ても綺麗なフォームです。
そのフォームを手に入れるには、まずは速そうに走っているランナーと、自分の違いを知ることです。
なんとなく
ではなく、一生懸命違いを見つけるのです。身長や体型、筋肉量などによっても違いがありますから、可能なら同じような体型のランナーを参考にしたら効果的だと思います。
もちろん、体型は違っても参考になることはたくさんあります。
ちょっと話は長くなりましたが、今回はフォームについて書きましたが、周りからこう走ったら良いと指導されるだけではフォームは変わりません。
なぜ、そう走ったら良いかを考え、自分がそのフォームで走っているイメージを持つことが大事だと思います。
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