No. 960日本人一位って。。。

マラソンや駅伝のテレビ中継を見てると日本人一位って言葉をよく耳にします。昔は日本人一位なんて聞かなかったような気がする。
いつ頃から使われるようになったか調べようとも思わないけど、多分ケニア人やエチオピア人が長距離界を席巻するようになってからだと思う。まあ使っても違和感ない時はもちろんあるけどテレビ局の使い方に凄く違和感を感じる場面もあります。
日本人一位って使っても違和感のない場面はオリンピック選考レースで日本人の一位になることが凄く大事なことであり、選手も日本人一位を目指して視聴者も日本人一位に誰がなるのか関心を持っている時です。
その他の場面は違和感あるな~。。。
実際のところケニア人ランナーがいるレースの場合に、最初からケニア人選手を異なるカテゴリーのように扱うテレビ中継はおかしいと思う。それが原因で日本人が世界で勝てなくなったのではないかとも感じます。実際ケニア人やエチオピア人の争いになった時にトップ集団より日本人一位争いを映す時間がながかったりするしね。。
こんな風にテレビ局を中心にしたマスコミが日本人一位をクローズアップすることで、例えば企業の看板を背負って走っている実業団選手は日本人一位を狙って走るように指示されてるかもしれない。ケニア人選手が中盤から飛び出した時についていかなければ優勝は出来ないのについていこうとしない歯痒場面をよく見る。もう限界なら仕方ないけど意外と余裕があるように見えたりする。
駅伝だって区間順位で日本人一位なんて普通に使う。
確かにケニア人との差は大きいと思う。でも勝つか負けるかはやってみなけりゃ分からない。最初から勝てないと思ったら勝てるレースも勝てなくなってしまう。あとケニア人には勝てっこないなんて高校生や大学生が思い込んでも仕方ないような報道してるから、ケニア人には勝てないと脳裏に刷り込まれちゃうのかもしれない。まだまだ伸び盛りの凄い才能を持った学生の成長の妨げにならないよう気をつけて欲しいです。
ケニア人だろうが負けたくないって気持ちで食らいついていけば勝てるかもしれないし、負けても、潰れても次に繋がるのではないかと思う。
本来なら留学生や、実業団にケニア人選手がたくさんいるのだから世界を肌で感じるチャンスなのに生かせてないのは《日本人一位》って単語のせいかな~って強く思います。
あとニューイヤー駅伝のインターナショナル区間(外国籍のランナーは特定の区間しか走れないって制度)ってのもどうかと思う。世界のトップランナーと日本のトップランナーの争いがみたいのにね。なんでこんな制度になってしまうのだろうか??これも違和感ある。排他主義は止めて欲しいです。実業団チームの大半はインターナショナル企業でグローバル経済の中で戦ってるしグループ企業にはたくさんの外国籍の従業員がいるのだから。
そんなに日本人一位って言葉を使いたいなら、カテゴリーをこんな風に分けて別に表彰したらいいと思う。男女の表彰が別のようにね。。
国際
国内(実業団登録、学連登録)
一般(陸連登録)
とか。
 
インターナショナルクラス
ローカルエリートクラス
ローカルクラス
とか、横文字にしたり 笑
まあ、ないな。。でも今の日本人一位って表現はローカルエリートクラス一位のことなんだから、日本人一位ではなく優勝目指して頑張ってる選手に失礼だと思います。
ちなみに女子マラソンは日本人一位って言葉をあまり使われてないような気がします。。強いからね。。
せめてオリンピックでは日本人一位なんて言葉を使わないで欲しいです。一生懸命頑張って日本代表になり世界で戦ってるのだから「日本人一位は○○選手です。」なんて放送されたらガッカリしちゃいます。。使うなら「日本人のトップは○○選手で、トップとは○分差です。頑張って欲しいですね!」って感じでしょうか。。
 
Android携帯からの投稿

にほんブログ村 その他スポーツブログ 超ウルトラ・ウルトラマラソンへ

コメントを残す

*

最近の投稿

アーカイブ

Categories

  • つぶやき (565)
  • アスリチューンサポートランナー (12)
  • アスリートクラブ (36)
  • ウルトラプロジェクト (69)
  • コース案内 (3)
  • スパルタスロン (11)
  • トラック〜フルマラソン (323)
  • トレッキング (10)
  • ポータルサイト (48)
  • ランニングタウン (37)
  • 住宅 (3)
  • 未分類 (21)
  • 走行距離 (1)
  • (4)

最近のコメント

Top