No. 2430神宮外苑@友人のサポート
金曜日は、午前中に神宮外苑で瑠紗さんのサポートしてから、夜おのぴと30キロ走しました。
家に着いたら1時でした。
土曜日は友人と千駄ヶ谷で待ち合わせをしていたので、眠いところを起きて向かいました。
二日連続二部練はやはり疲れます。。
外苑は比較的涼しかったけど、まだまだ蒸し暑いです。
今回の友人とは二年前にサブフォー目指して一緒に練習していましたが、もうしばらく一緒に走ってませんでした。
いろんなランニングクラブやSNS等の繋がりで練習してるようです。
一緒に練習している時は、まだ始めたばかりでしたが、ガッツがあり厳しい設定でも一生懸命頑張っていたのをよく覚えています。
今年の北海道マラソンを走るとのことで、調整ランでもしようかと思いましたが、まずは走りを見せてもらって動画に撮りました。
一見綺麗なフォームに見えます。周りの友人からも綺麗と言われるそうです。確かに二年前よりフォームは良くなったと思います。
ただ何点か気になることがありました。
一つは、ストライドを伸ばそうと意識しているのか、足を前に放り出しています。これでも接地の時点で体の下に戻って来れば良いのですが、接地時点で身体はまだ後ろに残っています。
これでは一歩一歩ブレーキをかけてるようなものですから、スピードにも乗れないし、脚への衝撃から痛めやすい状態です。
また肩に力が入って上体を上手く使えていません。
前後左右から撮影して、本人にも見てもらい、まずは体の前方で接地しないようにだけ意識してもらい二人で周回しました。
一緒に走りながら後ろにまわってフォームを見ると、やはり肩に力が入っていて、腕がほとんど振れていない。腕振りは自分のやりやすいようにすれば良いけど、肩に力が入っているからスムーズに動かないのです。結果として走りが固く見えるのは、これがそもそもの原因だと思いました。
なぜ肩に力が入り、腕振りが出来ないかというと、彼女の練習の大半はザッグを背負った帰宅ランだからです。
ザッグを背負うことで、肩の動きは制約を受けます。その結果、今のような走りが身についてしまったのです。
またキロ6分でも息が上がっているのをみて、この2年間は、ほぼジョグばかりしてきたのだな。と思いました。当時はキロ5でもキツそうながらも会話はできました。
その点については本人も自覚していて、彼女曰く、故障しがちだったので、まずは走れる身体にしようと、ゆっくり長く走ることを選んだのだから間違いではありません。
ただ再びサブフォーを目指すなら、今の走りでは難しいです。なぜならキロ6分で1キロ走るのもキツイのですから。。
そこで、何点かアドバイスをしました。漠然とではなく本人がダイレクトにイメージでき、すぐに動けるくらい具体的にです。
少し変わったでしょう。
そして動画を見せてからまた一緒に周回路を走りながらアドバイスをしました。
まだ後傾しているのと、接地に身体が追いついていないので、そのあたりがイメージしやすいように伝えました。
伝え方って、簡単ではなく、同じ言葉でも聞いた人によって受け取り方は変わります。ですから、私はその人との会話の中で、その人の感性や表現を感じ取って、その人に伝えるにはどう伝えたら良いかを考えて言葉を選びます。
またイメージしにくいと感じたなら、伝え方を変えます。
私が伝えるのは、見た目を綺麗にするのではなく、効率よく走れるフォームに近づけたいという視点からです。
ウルトラマラソンでは、いかに効率よく走るかが非常に大事です。
また再現性が難しいフォームでは、レース終盤の苦しい時には保てないフォームになってしまいます。
ですから、大事なことは自分自身がどう身体を動かしているかを理解してもらえるように説明します。
効率良いフォームになればキロ6分と同じ呼吸のキツさで5’45で走れたりします。
また効率良いフォームは一般的に無駄のない美しいフォームになります。
そして、動画を見せて、自分の走りの変化を意識してもらってから、また周回路を走りました。
今度はゆっくりジョグではなく、100m流しと、100mジョグを繰り返しました。
練習前の画像と比べると違いに気付くでしょう。
まず接地が変わりましたし、肩の力も抜けました。また尻周りを使えるようになり、体幹を意識した走りに変わりました。
とてもサブ4が出来ないランナーのフォームには見えなくなりました 笑
エリートランナーのようです。
たった90分でこれだけ変われるのです。
ただ、今までの練習では速くなれないなと思ったら、練習後に、
もう一度昔のような気持ちで頑張ろうと思いますと連絡がきました。
フォームもやる気も変わって
何だか嬉しいですね。