No. 2294チャレンジ富士五湖 〜精神面の変化〜
記憶がどんどんなくなっていくのを実感させられる年齢になってきました。。。
昔は聞いたことを書かなくても覚えていられたけど今は書かないと忘れてしまう。もちろん完全に忘れたわけではなくすぐに取り出せる場所になくなるってことです。
例えると昔はとても広い机だったので、資料を重ねずに机に並べて置けたので、古い資料もサッと見渡せば見つけることが出来た。その机のサイズが少しづつ小さくなり、今では昨日の資料の上に今日の資料を重ねないと置けなくなってきてしまったのです。昨日の資料は今日の資料をめくれば見つけることが出来るけど一週間前の資料を見つけるのは難しくなるのと同じです。
また机が小さくなっただけではなく、興味あること、好奇心が年齢に逆行して増え続けているから資料の種類も増え余計に古い資料は見つけるのが大変になってきました。
タイトルと関係ない余談ですが、チャレンジ富士五湖から4日目にして、既にかなりのことは忘却の彼方に旅立っていきました 笑
という事で今日で富士五湖ネタは最後にします。
今回は二つのことを書きます。
まずは精神面の変化です。
今となってはキツイ記憶はほとんど消えてしまいましたが、レース中は結構キツかったと思います。序盤は身体の動きが悪く、40キロ過ぎた辺りで脚に張りを感じ、50キロ過ぎたら精神的にキツくなり、56キロエイドを過ぎたら内臓の調子が危うくなってきました。
昨年までならペースがガクッと落ちていた場面ですが今年は頑張れました。
なぜ頑張れたかというとアスリチューンのロゴをウェアに付けていたからです。私自身が気に入り仲間にも薦め、ブログでも薦めているアスリチューンを使っている私が昨年と同じような走りだったらアスリチューンに申し訳ないと思ったのです。
またレース序盤からアスリチューンのロゴを付けた私に「ブログ見て私も買いましたよ〜」と声をかけてくれたランナーが何人かいました。その方々は私のブログを読んで買っていただいたのに、その私が潰れているのを見たらアスリチューン良くないのかな?私も大丈夫かな?と不安にさせてしまうかもしれない。ロゴを付けて走る以上は必死で走らねばと耐えたのです。
同様に一緒に練習している仲間が霞ヶ浦マラソンと長野マラソンを走っている。いつもキツイ練習をしてるが私を信じて付いてきてくれる。そんな仲間に対して私が頑張らねば説得感ないだろ!!って思ったのです。
もちろん応援に来てくれてる家族が野鳥の森公園にいるのも力になりました。こんなところでへたってはいけないと。。
当然ながらペースや補給がうまく行かなかったら走れないけど、それらは気持ちに負う部分が非常に大きいです。
気持ちが落ちてきてネガティブになればペースは落ちるし体調も更に悪化してくる。
ペースが落ちればフォームは崩れ腰が落ちてきてさらにペースは落ちる。
悪循環なのです。
だから精神的に負けないことがウルトラマラソンではとても大事なことなのです。
また西浜小中学校辺りでは9時間ぎりはかなり厳しい状況でしたが今回は諦めませんでした。先のことはあまり考えずにまずは9時間イーブンペースのキロ5’24ペースを行けるとこまでキープしようと切り替えました。
50キロ通過は4時間11分だから後半は4時間49分で走れば間に合う。これってキロ5’46ペース。もちろん西浜までの坂やエイドでのロスタイムがあるからこんなに余裕はないけど、ざっくりキロ5’40ペースなら間に合うけど、そこをキロ5’24ペースをキープすればするだけ残り距離が楽に走れる。
そんな風に貯金を食い潰すことを考えないで貯金をして行くようポジティブな思考に切り替えたことでペースは上がって行きました。
この画像は行きの野鳥の森公園です。だいぶ元気になっていました。
この後精進湖一周してからの登りも調子よく走っていたけど、さすがに帰りの野鳥の森公園ではへたってきました。その時の画像です。腰が落ちて仰け反っています。脚が痛くなり下りでしっかり接地出来なくなってきたのです。
残り20キロ辺りからは気持ちを強く持ってもキツイものはキツイ状態でした。。。
河口湖周りでは前後にランナーがいなくなる時間帯も増えてきてペースも保てなくなってきたけど、そんな時はこう思うようにした。
【俺はこんなもんじゃない!!】
人がいない時には声にも出した。
ここまでも厳しいレースだったから、自分に負けた瞬間に一気に崩れるのが分かっていました。ここは絶対に負けないと走りました。そんな走りを続けたことで距離を重ねるごとにサブナインは近づいてきた。
ラスト10キロでサブナインは確信し自己ベストに挑んだがそこまでは届かなかった。
ただ自己ベストが厳しくなって挑んだ95キロからの登りも遅いながらも淡々と走り続けることが出来た。これも私の精神面の変化です。今までの私なら9時間を切れるペースを計算して楽してゴールを目指していた。
まあ楽ではないのだけど 笑
でも今回はグループエントリー入賞のために1分 1秒でもゴールタイムを削り出したかった。またここまで何度となくキツイ場面を乗り越えてきたのだから最後まで頑張りたかったのでしょう。
そして競技場に入る時の画像を見ると99キロ以上走ってきたとは思えない、しっかりしたフォームで自分自身驚きました。
腰の位置が高く、しっかり身体の真下で接地が出来ています。
そしてゴール。。
もう一つあることを書こうと思ったけど長くなったので、また明日続きます。
グループ走はこんな効果もあるんですね。
私はエイドに良く寄るので、平均5’30”で走るためには実質5’15”
と理解しています。
どれだけエイドに滞在するかですが、エイド以外にも信号待ちや最後の登り坂のロスも考えないと行けないから15秒だと厳しいかもしれませんね。