No. 2070ウルトラマラソンにはプーマFAAS 300 RS-Jを 続編

前話を書いてから少し間が開きましたが続きを書きます。

まずはいろいろな角度から撮影しました。

ちなみに四万十川ウルトラマラソンを走ったシューズですので痛み具合等参考になると思います。

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見ていただいてお分かりになると思いますがミッドソールはかなり厚めです。ただ持ってみると見た目よりかなり軽く感じると思います。

実際この【プーマ FAAS 300 RS-J】を履いて、松本昴大選手(PUMA R.C.)は2013年のつくばマラソンを2時間22分40秒で優勝しているし、練習でもいつも履いています。

通常2時間30分を切るようなランナーは極端に底の薄いモデルを履いていますが、言い換えると速いランナーなら2時間22分で走れてしまうシューズなのに、強い衝撃吸収力を備えるシューズなのです。

という感じで雑誌やウェブページに書かれていますが、これってアディゼロジャパンブースト履いて外人選手が東京マラソンで優勝したのと一緒で、このシューズでなくても同じようなタイムで走れた。もしくはもっと軽いシューズならもっと良いタイムで優勝したのでは?

と天邪鬼の私は思ってしまう。

またウェブページや雑誌ではフィット感がどうとか、履き心地がどうとか、グリップが、耐久性が、といろいろ一般的なことが書かれてます。

参考になることはもちろんありますが、フィット感とか履き心地って、人によって足型は違うし、好みだって違うのだから私は参考にしません。

ここからは実際に四万十川を走って感じたことを書きます。

ウルトラマラソンを走るというとサブスリーランナーも普段ジョグでも履かないような厚くて重たいシューズを選ぶ人がいます。でも普段履かないようなシューズを選んだ時点で良い結果は出ないような気がします。

例えばサブスリーランナーで、サブテン、サブナインを狙うレベルならフルマラソンでは200g以下のシューズを選びます。私は25.5cmですが匠senなら160gくらいでrenなら180gくらいです。そんなランナーが300gくらいのシューズを履いたら走るの辛いです。

私は四万十川までに100キロレースを11回走りましたが最初の頃はアディゼロジャパンで、そのモデルが廃盤になってからは匠renで走ることが多いです。一度少しクッション性の高いシューズで走ってみようと2013年の東京柴又でアディゼロブーストを履きました。(アディゼロジャパンブーストが出る前の普通のブーストで250g以上あります。)

が、予想通り15キロも走ると辛くなり20キロのサポート地点にこんなこともあろうかと預けておいた匠renに履きかえました。

フルマラソンよりペースが遅いからシューズは重くても平気なんて言う人はいますが、ペースが遅いからストライドも狭くなり、その分足の上げ下げが増えるから重くても良いことはありません。極端な話し重量に関してだけに焦点を当てるなら軽ければ軽いだけ良いと思います。だったら素足が良いかというと一定の衝撃吸収素材が有った方が楽に入れますし、反発力も使えるのでそれはないです。ただ衝撃吸収力に関してはウルトラマラソンはスピードが遅いのだから着地の衝撃も弱くなるので過剰な衝撃吸収力は不要になると思います。

そんなことを東京柴又では身を以て体験していました。

またシューズを履きかえると計測チップを付け替えたりするのに時間のロスはあるし、ペースが乱れるからお薦めしません。ただドロップバック地点に交換用シューズを置くのは無駄かというと活用しても良いと思います。履き替えるかどうかは別ですが私は過去置いています。私はシューズの破損に備えて置いていますので同じようなシューズを置いていますが幸いなことに今まで壊れたことはありません。あと置くのであれば0.5cm大きなシューズを置いておくのもありだと思います。理由としてレースまでの走行距離が少ない人がフルマラソン以上走ると足がかなり浮腫んでキツくなり足の甲や指先が痛くなることがありますので少し大きなシューズに履き替えると少し楽になることもあります。ただ同じシリーズが良いと思います。間違っても終盤はクッション性が良いシューズが良いとソールの厚いのに履き替えるのはイマイチですからお薦めしません。

ちょっと話が逸れてきそうなので戻しますと、私にとってプーマFAAS 300 RS-Jはストレスにならない重量なのです。

重量に関しては四万十川前にインターバル練習で履いてみてこれならいけると思いました。

ストレスにならないランニングギアを選択することはウルトラマラソンに限らず大事なことですが、競技時間が長くなるウルトラマラソンでは小さなストレスが致命的なトラブルに繋がります。少し重たいと感じたまま100キロ走ったら凄いストレスになります。試しにいつも履いているシューズとプーマFAAS 300 RS-Jの重量を測ってみました。

重量は以下の通りですが私のサイズだと200gを切っているのがポイントだと思います。当然ながらサイズの大きな人はそれなりに重たくなるでしょうからイメージとしてはフルマラソンで走るシューズの重量にプラスして20〜30gでしょう。

【アディゼロ匠renウィメンズ25.5cm】

177g

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【アディゼロ匠renメンズ 25.0cm】

184g

25.5cmは186gくらいか。

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【アディゼロ匠sen25.5cm】

158g

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【プーマ FAAS 300 RS-J 25.0cm】

196g

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また私が重視するのは足にぴったりフィットする感覚です。特に踵がぴったり収まるシューズでないと履く気になりません。初めて履いた時には少し踵のフィットがイマイチに感じましたが一旦靴ひもをすべて外して自分なりの結び方で通し治したら良くなりました。ただマイナーチェンジの時にはもう少しタイトな感じに作っていただけると良いと思います。それと大事な点ですがこのシューズは少し大きめです。アディゼロ匠シリーズを履いている方なら半サイズ小さいのを選んだ方が良いと思います。

最後になぜ私が使い慣れたアディゼロ匠シリーズではなく、このシューズで四万十川ウルトラマラソンを走ったかというと、序盤21.5キロを過ぎてからの急な下り坂で足底にダメージを負うと終盤キツくなると思ったからです。見た目からも衝撃吸収力は強そうですが匠renと比べると相当衝撃を吸収している感覚はあります。それでいて重たくはなくストレスはありません。着地の衝撃を推進力に変えるとシューズについて書いた広告記事には書かれていますが、それは少し大袈裟かな??と思います。

私がウルトラマラソンに向いているという理由は200g程度でありながら衝撃吸収力は非常に強いということからです。プーマというとランニングシューズとしてのブランドイメージは構築されていませんが良いものは良いです。

またウルトラマラソンではなくフルマラソンを走る方ならどの程度のレベルの人に向いているかというと3時間20分からサブフォーレベルです。なぜなら四万十川のフルマラソン通過タイムは3時間38分ほどです。ただしこれは序盤に600m以上登っているのでフラットなコースであれば3時間20分台です。また終盤はほぼサブフォーペースになりましたが走りやすかったからです。

ただ2週間後の大田原やつくば等で履きたいというのはお薦めしませんが考えたら私自身四万十川直前に2回履いて走っているので、どうしても今のシューズが合わないというのであれば練習で何回か履けるのであれば良いかもしれません。あと紐の通し方や購入後の最初の足合わせに無頓着な方が多いですが、私に練習会等でお話しできる方なら聞いてください。購入したままの状態で履くよりかなり変わってくると思います。

 

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