No. 1982ハセツネの補給におすすめのジェル
来週に迫ったハセツネには友達もたくさん出ます。私は過去一回しか出てませんが、来年は出たいと思います。
その一回は2010年大会でした。
当時は今にも増してトレラン素人で、それまでに32キロと21キロくらいのトレランレースに出ただけで夜間のトレイルも初めてでした。
不安だから二回くらい部分的に試走に行きましたが全行程は行けず。
補給も何をどれくらい持ったら良いかも分からないし特に悩んだのは水をどれだけ持ったら良いかでした。
水に関しては今でも悩むと思います。なにせ42キロ付近まで補充が出来ないのですから自分に必要な量を見極めねばならないのです。
余裕を持ちすぎたら重たくて登りが続く前半は大きな負担になるし、足りなかったら精神的にも辛くなるし悩むとこです。今なら2.5〜2.8リットルくらいをハイドレやボトルに分けて持つと思います。レギュレーションは2リットルですがトップ選手でないと足りないと思うけど、こればかりは個人差あります。走力はあっても普段ロードを走る時に他人より水分補給が必要な方は多めに持った方が良いでしょう。
またボトル等を小分けにした方がよい理由は他にもあります。一つなら序盤に穴が空いて水が漏れたらレースはお終いです。分けておけば何とかなるかもしれません。また一つだと自分が考えている以上に飲んでいて気付いたらなくなっていたなんてこともあります。分けておけばその心配はありません。例えば第一関門まではハイドレで保たせて、そこからボトルを飲むとか計画を立てた方が精神的にも楽でしょう。
もし少し重くなっても良いなら200ccでも別にザックの底に入れて置いてください。万が一の時の御守りです。
少し話を戻して、そんなトレラン初心者の私はその年の春に初めて100キロのウルトラマラソンを走ってサブテンをしていたことから山を甘く見ていてハセツネを12時間くらいでゴール出来ると思っていました。。。しかしハセツネの一ヶ月前に初めて24時間走にでて真夏のような神宮外苑で178キロ走ったことから慢性疲労のような状態になりハセツネ当日になっても走る前から疲れていました。
そんな状態なのだから無理しないでゆっくり入ったら良いのに序盤は渋滞に巻き込まれないようにと飛ばした。当日も暑くハイドレの水を飲み過ぎたので胃に吸収されない状態になりジェルは気持ち悪くてとれなくなったのに、固形物はほとんど持ってなかったのでガス欠になってしまった。
この時はキツくて初めてリタイアを考えました。ただリタイアしたらリベンジとか言って来年も出なくてはならないと考えて絶対にゴールしたいと思い頑張りました。水をもらえるエイドで気持ち悪さが増して大量の水分を吐き出したら少し楽になったがエネルギーが足りない。ガス欠からか睡魔に襲われ何回となくコース脇で寝た。寒いから数分後に目が醒めるからまた歩き出すなんて感じで何とかゴールはしたけど18時間半くらいかかりました。
当時は凄く悔しかったけど、あんな状態になっても完走出来たのは凄いと自分では思っています。しかしあんな状態にならなくても当時の私には12時間は無理でした。
そんなキツイ思いをしたのに翌年以降も出る気でした。。。しかし2011年と2012年は神宮外苑24時間チャレンジと日程が近くて走れず、2013年はエントリー出来ず、今年はエントリー日自体を忘れていました。来年はハセツネ30に出て優先エントリー資格をとって走ります。
今年初めてハセツネ走る方もいるでしょうから補給について書いておきます。初めて参加と言ってもトレラン自体経験がほとんどない方と、トレランは長くやっている方では違うし、目標タイムによっても補給は変わってきます。
どちらにも言えるのは、エイドで補給はできないから必要なカロリーは持っていかねばならないってことです。
私が今年出るならって観点で書きます。
まずジェルだけでは絶対にダメです！！
当時、鏑木さんがハセツネ対策について語っているDVDがついてる雑誌を買いました。その雑誌だったかDVDだったか記憶は曖昧だけどジェルは1時間に1個必要だからと大量のジェルを推奨していた。そしてジェル以外の補給食についてはまったく触れてなかったと記憶している。この推奨は鏑木さんではなく雑誌品のものでしょう。そして装備品を紹介したページにもジェル以外の食べ物はなかった。当時の私はこれを鵜呑みにしていました。
雑誌社はハセツネ対策って名を打って販売するなら考えるべきです。もちろん雑誌の掲載広告しているジェルメーカーとの関係からたくさんジェルを買ってもらうように書いてるのだろうけど鵜呑みにしたら後悔します。
同様にランニングショップに信越五岳対策とかハセツネ対策とかUTMF対策とか言って必要な装備品をポスターに書いて貼ってあるのをよく目にします。
目を疑うのはあり得ないくらい大量のジェル購入をすすめているのです。◯カロリー必要だからジェル◯個必要とか。。。
たくさん売りたい気持ちは分かるけどUTMFで30個ジェル持てとかはないでしょう。
ジェルだけで平気な人もいるけど大半の方は固形物と併用しないと胃がもちません。
分かってる方は良いけど、分からない人は地獄を見ちゃうのだからもう少し売り上げよりランナーが気持ちよく走れるように考えて欲しいです。
そんな話は止めて、固形物はミニあんぱんを小さく潰して体積を減らしたりすれば結構カロリーとれます。また餅とかオニギリも定番ながら私なら持ちます。またナッツとかお菓子類は高カロリーだか
らおすすめです。菓子パンなら普段は手が出ないような500キロカロリーくらいのを持ったらいいです。
そういった固形物を持った上でジェルを持ちます。
何を持つかと言えばアスリチューンの赤を4つと、いわゆるエナジージェルのアスリチューンポケットジェルを8個持ちます。
合計12個を1時間に一個を目安にとって走ります。アスリチューンの赤はベスパ的な使い方をします。ようはエネルギーを効率的に使って長持ちさせる。
パッケージの形状を見て、メダリストジェルに似てると思われた方は鋭いです。このパウチが出来るのは日本に一ラインしかないから同じパッケージです。アスリチューンの方が先のようですが、そんなことはどうでもよいです。
このパッケージはメダリストジェルを使っている頃から薄くて使いやすいと思っていました。ただ数点使いにくいと感じたことがあります。
列記します。
・薄くて柔らかいから走りながらだと掴みにくいと感じたりポケットから取り出しにくいと感じたことがある。
・封がちょっと切りにくいと感じたことがある。
・切った封のゴミは小さいけど落としたくない。
そこで試作ジェルを使ってる時からこんな工夫してます。
柔らかくて取りにくい対策は
こんなふうに下をセロテープで巻くと少し硬くなって取り出しやすくなります。柔らかくて薄いのが使いやすい場面ならもちろんそのままでいいです。
封が開けにくい時がある。カスの処理に困る対策は
セロテープで取っ手を作って反対側を本体に貼り付けておきます。
カスが付いたままだからトレランでもいいです。
またトレランではこんな感じにすると使いやすいと思います。
ポケットジェル、赤、ポケットジェルと三個重ねてセロテープで巻いちゃう。これで1セット。そして上から順に飲んで行き三時間で飲みきる。まあ飲んだ後、ポケットやポーチに入れたら残ってる液体が出るかもしれないけど、たかが汚れるだけです。
全部封を開けて飲みきった後に三個まとめて絞れば赤と黒の混じった効果のある最後の一雫が飲めます。
これを4セット作っておけば使いやすいと思います。
そして走った後、もしくはレース前日にはアスリチューンの青を飲みましょう。
これはシジミエキスも入ってるから酒飲んだ後にも効果あります。
アスリチューンを扱ってる店は若干あるようですが、ほぼないに等しいのでネットで買うしかありません。今ならハセツネに間に合います。そして本番前に一個試しに飲んで味や食感は試した方がいいです。私は美味しくて飲みやすいと思うけど好き好きありますからね。私が進めた友人何人かが信越五岳やウルトラで使ったら良かったと話してます。
【アスリチューンの詳細はこちら↓】
あとハセツネでアスリチューンが良い理由がもう一つあります。
通常のジェルは粘ったり濃いから水を飲む必要があります。これが水を摂りすぎる原因にもなります。アスリチューンは水は要りません。また急激に効かないから胃に優しいです。試してみてください。
ちなみに赤、青、黒それぞれ10個のセットを買うと黒が3個おまけでついてきます。33個で6300円ですから一個200円以下です。しかも税込で送料込みです。
マラソンなら気にならないけど大量に使うウルトラマラソンやトレイルではジェルの購入代はかなり気になります。出来るだけ消耗品は安く抑えたいけど効果がないのも困ります。自作も試みたけど面倒だし効果が分からない。この値段なら助かります。
