いよいよ春到来ですね。

今年の冬は寒かったから
温かくなることに幸せを感じます。

春になれば温かくなるって
当たり前のことだけど
ここ数年間は
今まで当たり前と思っていたことが
根底から崩れたりしているから
当たり前のことが
当たり前にくることに
幸せを感じます。

さて今日は古河はなももマラソンを
走ってきました。

昨年の第一回大会も参加したけど
今年はコースが変わりました。

このコースはフラットと
言われてますし高低図を見ると
かなりフラットに見えます。

ただ小さなアップダウンが続き
また風も強いので決して
楽にタイムが出せるコースでは
ないと思います。

静岡マラソン走ってから二週間。

なぜ同じ月に
古河はなももマラソンと、
二週間後の佐倉マラソンを
エントリーしたかと言うと
ウルトラマラソンシーズンへ
向けてのアプローチです。

富士五湖まであまり時間がなく
まったく走り込みが出来てないから
フルマラソンを活用しての練習です。

短期間にフルマラソンを
入れることで
疲労が抜けない状態で
連戦することになり
ウルトラマラソン終盤の
疲れた状態で粘る走りの
練習になると考えたのです。

フルマラソンは別大と静岡で
タイムを狙う走りをして
古河はなももからは
完全に切り替えるつもりでした。

が、両レースとも不完全燃焼に
終わったので今日は回復具合にも
よるけど狙えるならタイムを狙う
走りをするつもりでした。

結果は撃沈。。

まあ撃沈と言うより
当初の予定通りの練習には
なりました。。

だからショックとかはまるでない。

練習不足により貯金は
まるでないのは仕方ないとして、
疲労は抜けつつあると
感じていました。

しかし昨日引越作業に時間をとられ
睡眠不足のまま車で会場に
向かいました。

睡眠不足が原因かどうか
分からないけど、
ウェアに着替えて匠senを履いても
まるでテンションが上がらない。

少し寝たほうが良いかもとか
思ったがそんな時間はない。

ゆっくりアップしても
すぐに疲れて歩く始末。。

なんか自分の身体でないような
違和感を感じていました。

こんな状態でフルマラソン
走れるのか？？
と不安になりました。。

ただスタートしたら
感覚は戻るだろうと思っていた。

今回は申告タイムをどのくらいに
したか覚えてないが、
Bブロックスタートでした。

ウルトラマラソンの練習と
思っていたから遅めに書いたか？？

ただロスタイムは17秒でした。

しばらくは混雑して
思うようには走れなかったけど
スタート前に感じた違和感は
少し消えていた。

ただ調子は良くない。

サブスリーペースがキツイ。。

少しペースを落として
後半失速しない走りをするか、
行けるとこまで行って
後半粘るか考えていた。

ウルトラマラソンの練習なら
行けるとこまで行って
キツイ状態からキロ5弱で
粘れば練習になる。。

最初の5キロ　　21:15

この辺りだったか
もう少し前だったか
匠senを履く綺麗なフォームの
女性と同じような位置を
前後して走っていた。

しばらくして、その女性から

【どのくらいのペースですか？】

と聞かれたので、

現在のペースと思って　
GARMINを確認して
【だいたいサブスリーペースですね】

と答えた。

すると

【それでは付かせて頂きます】

と言う意味のことを丁寧に
お願いされた。。

どう言われたかは忘れました。

ただ凄く感じの良い方だと
思いました。

今日はそもそも自己ベストを
狙える状態ではなく
無難にまとめることに
価値観は見いだせない。

これも何かの縁だし
私ならサブスリーペースで
刻んでくれると信頼してくれた
のだから期待に応えたいと
思った。

この時点でペースを落として
後半ペースアップをはかる
と言う選択肢は消えた。

行けるとこまで　
サブスリーペースで行こう。　　

それは自分の練習にもなる。

そこからは4’15ペースを
意識して走った。

見ず知らずのランナーだけど
仲間のペースメイクをするように
位置を確認したり
背後にピッタリつく
彼女の呼吸音により状態を
確認したりしていた。

ただ今日の私はこのペースでは
最後まで行けない。

でも行けなくなったら
当初の予定通り
ウルトラマラソンの
練習に切り替えたらいい。

そして彼女には
そこから頑張ってもらえばいい。

しばらくして
トップで折り返してくる
ランナーと彼女は
応援し合っていた。

速い方と知り合いのようです。

5〜10キロ　21’20

10〜15キロ　21’16

ほぼサブスリーペースで
刻んだ。

彼女とは最初の会話以降
一言も言葉を
交わしてないから
彼女がどのくらいの
ランナーなのかは
分からない。

ただサブスリーペースは
決して楽ではない感じだったので
極力速くならないように
気を付けた。

一言も言葉を交わしてないけど
ホント不思議です。

彼女の力になりたいと思った。

15〜20キロ　21’31

アップダウンと風がきつく
キロ2秒くらい遅れた。

ハーフ通過は　1時間30分26秒

ロスを除けば
ほぼサブスリーペースです。

ただハーフ通過時点から
私が急激にキツくなってきた。。

彼女はそれに気付き
しばらくして先に行った。

もう少し先までペースを
キープしてあげたかったが
今日の私にはここまでが
精一杯だった。

20〜25キロ　22’51

22キロ以降は4分40秒くらいに落ちた。

25〜30キロ　24:25

この辺りは気温が上昇した。
またエイドが7〜8キロなく
かなりキツくなった。。

折り返しで彼女は集団に入って
粘っていた。

私とすれ違うとき
彼女は手を上げて【ゴメン】
ってポーズをした。

お互い名前も知らないのに。。

優しい方だと感じました。

私も彼女に頑張って欲しかった。

30〜35キロ　　25’09

ついにキロ5も保てなくなった。
やはり筋肉疲労だけでなく
肉体が疲れ切っているのだろう。

でもウルトラマラソンでは
キロ5は遅いペースではない。

キロ5で100キロ走れば
8時間20分なんです。

私の自己ベストより33分速い。

これ以上落ちないように
粘るだけ。

35〜40キロ　24:48

せめて3時間15分は切ろうと
少しペースを上げた。

ラスト　　10’43

タイム　　3時間13分35秒

タイム的にはかなり残念だけど
良い練習になりました。

ゴールして完走メダルを
貰って記録証を貰いにいくとこで
彼女は彼氏(旦那？チームメイト？)
と待ってて、
二人から御礼を言われました。

サブスリーは出来なかった
ようですが

元々のベストは3時間8分台だったのが
3時間3分台と5分短縮したと
喜んでいました。

二人は秋田から来た甲斐があったと
話してましたが、彼女は4位前後
だろうし、彼氏？も上位だった
みたいです。

しかしわざわざ待ってて
御礼を言ってくれるなんて
素敵な方々です。

また彼女が自己ベストを
更新したと聞けて
凄く嬉しかった。

私はたいして貢献出来てないけど
二人の嬉しそうな笑顔を見て
自分のことのように嬉しかった。

名前も知らないのにね　笑

自分自身不思議だな〜って
思うけど

これがランニングの魅力なんです。

言葉は要らない。

相手を思いやる気持ち
相手を信頼する気持ち

まあ、今回は信頼に
応えられなかったけど。

楽しいレースでした！！