No. 2449フォームが変われば走りが変わる。走りが変われば気持ちも変わる。

長いタイトルですね。

キャッチコピーとしては、あまり良くないタイトルです。

キャッチコピーには可能な限り、短いフレーズが求められます。

さて、フォームが変われば、走りが変わるで、紹介したサブスリーランナーのカトマリさんから、こんなメッセージをいただきました。

   
 
「峠走で2分速く走れたと言っても、サブ3を達成した時と比べるとまだ劣ってます。ただ、フォームが馴染めば、その時よりももっと走れるような気がします。

新澤さんのアドバイスは的確なので、覚えの悪い方の私でも、動きが体感できて、走ることが楽しくなってきました。

正直、走ることが嫌になりかけていたのですが、相談にのっていただき、丁寧に指導していただき、やっと、またレースに復帰したい、もう一度速く走りたいと思えてきました。」

身に余るコメントをいただきました。少し恥ずかしいので修正やカットしようとしましたが、下の文章への繋がりが悪くなるので、ほぼ、カットしないで掲載しました。もちろん本人了承済みです。

何より嬉しいのは、走るのが嫌になりかけていたカトマリさんのモチベーションが復活したことです。

また、面白いなと思ったことを紹介します。

「・・・どれも体感してて、どう言って良いか難しいのですが、簡単に言えば、ちょっとしたアドバイスで腹筋が使えるようになり、上半身が安定したり、接地を意識することで、ストライドは小さくなったけど、スムーズに走れ、気付けば腰への負担が減りました。そういった倦怠感が減ったことも、やる気スイッチが入ったように思います。」

腹筋はしっかりしてるのに、走りを見て使えていないと思い何点かアドバイスしたのですが、どの言葉で使えるようになったのかを聞いて今後の参考にしようとこんな質問をしました。

「腹筋使えるようになって良かった。何個か伝えたけど、どの言葉で腹筋使えるようになりましたか?  腰に関しては、ストライドを伸ばそうとするあまり反り返っていましたから良かったです。

まずは腕振りより接地と伝えたのは、腰のことは考えていなかったけど、接地を意識することで後傾しにくくなりスムーズに体重移動出来るようになると思ったからです。」

そしたらこんな答えが返ってきました。

「・・・腹筋と言うより、顎が上がりがちで走ってたことに対して、前方と言うより数m先の地面(動画の時は何個か先のポールの跡か何か)を見て走ってみてと言うアドバイスで、自然と顎が引け、自然と腹筋に意識が行った感じです。・・・」

腹筋の使い方に対する言葉やアドバイスでは中々意識がいかないことが、視線が高く顔が上がりがちと思い、しっかり接地ができるようという意図で伝えた言葉で、腹筋にまで意識が行くのですから、やはり視線は大事ですね。

ただ、腹筋に意識を持っていく話をしなければ、自然と顎が引けた時に、腹筋に意識が行くことはなかったでしょう。

彼女は非常に真面目で練習熱心で、家で腹筋とか筋トレをしてます。だから本人は腹筋あるし、使えていると思っていたのです。

ただ私が見た感じでは使えていなかったので、 アドバイスしたのです。少し話が逸れるけど、下記画面のように腹筋が使えるようになりました。

  
最初の練習で、私はまず接地を意識するようにしようと話すと、彼女はこの卓球のような腕振りもすぐに直したいと言うので、こんなアドバイスをしました。

家で腹筋やってるようだけど、使えない腹筋やってもあまり意味がない。走る時に腹筋を意識して、腹筋を使って走れば筋トレしなくても腹筋は鍛えられます。それも走るための使える腹筋が手に入るよ。

腕振りを直したいなら、その腹筋する時間を使って、鏡を前と横に置いて腕を振る練習してみてください。(腕振りの基本動作は教えた)また、送った動画を何回も繰り返しみてください。コマでみたりして、自分のイメージと、実際の動きの差異を理解してください。その上で、自分のイメージしている理想の腕振りとのギャップを埋めてください。

実際、走りながらいろいろ意識するのは難しいから、こんな風に話して一週間経ったらだいぶ腕振りがよくなっていたのです。

かなり、練習して、イメージと現実のギャップを埋めたのでしょう。

その結果   

このように横振りだったのが、

 
このように、しっかり肘が引けるようになったことについて簡単に書きます。

実はもう一つ、日常生活で行うことを伝えました。

彼女は膝あたりはX脚ですが、足はO脚です。しかし、彼女はX脚の認識は持っていたけどO脚だとは思っていなかったので、後ろや前から撮った動画をコマで送りながら、また止めながら、つま先がどれだけ開いているか認識してもらいました。

   
 ただ、これは普段走るときには一切意識しないでもらいました。意識することはたくさんあります。

彼女に伝えたのは、普段道を歩く時に、タイルや、ラインなどで直線が見えたら、直線に沿ってつま先を真っ直ぐ出すように歩くです。また階段はつま先が開きやすいけど、意識して真っ直ぐ歩くようにしてもらいました。

その結果が、短期間に本人が納得するイメージに近いフォームに変わることが出来たのです。

その結果、今までより楽に速く走れることを実感することができ、慢性的に痛みをともなっていた腰痛も緩和したのです。

そして、そのことから、ランニングが詰まらないと感じていた彼女が再び、ランニングは楽しいと思えるようになったのです。

フォーム改善→楽に速く走れる→楽しくなる・意識が変わる

身体の使い方など意識する→フォームが変わる

繋がってますね。

逆周りは怖いです  笑

ランニングが詰まらないと思った時の打開策はこのあたりにもあると思います。もちろん他にもたくさんあるでしょう。

私は筋肉や骨格などの解剖学的な知識や、いわゆる陸上部で教わるようなことは学んでいません。

でも、本人がどうしたいか?を聞いて一緒に考え、本人の意識や能力を引き出すことはできるような気がします。

大事なことは、受け手の捉え方、感じ方は様々です。私が100人の前で話したら、同じ話でも受け取り方は様々でしょう。

だから、相手に自分が伝えたいことを、正しく伝えることはとても大事です。

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