No. 2452フォームが変われば走りは変わる。(初フルチャレンジャー編)
昨日は夏に戻ったかのような暑さの中、皇居を走りました。
1年前からランニングを始め、トレランメインで走っているアユミさんのフォームチェックと簡単なクリニックをしました。
もともとこのブログを読んでいただいているアユミさんは、ランニングに関していろいろ悩みがあったそうです。
箇条書きにすると
・走り始めてトレーナーについて走り方を教わり走っているが、どう走れば良いかいまだにイメージが湧かない。
・おっさんみたいな走り方と言われる 笑
・8月に長い距離を走って、腸頸靱帯を痛めた。
・「腰が落ちてる」といつも言われるけど正解がわからない。
・もっと速く走れるようになりたい。
(走歴)
走り始めてから1年、トレイルランニングメインでハーフマラソンまでがロードの最長(野辺山42キロをのぞく)で、初フルを今年度挑戦したい。トレイルは筑波連山ミドルを約7時間で完走。
そんな理由から私にクリニックして欲しいと依頼がありました。
私の社会貢献活動に応援していただくことでお受けしました。
社会貢献の一環ですから、私も皇居までの交通費やランステ使用料などは持ち出しです。また自分の練習をしたい時期ですが、ほとんど接点のない私にお願いするのって、とても勇気がいることです。私がランニングレッスンしますって掲載しているわけではないのですから。
それを依頼するのだからガッツがあり、本気だと感じたのもお受けした理由です。
頑張る人は応援したい。
ハイテクタウンでお会いして、練習に行く前にいろいろお聞きしました。
特に膝の状態について聞きました。整形外科で腸頸靱帯炎と言われて、痛く長い距離は走れない。楽しみにしていた白馬トレイルはDNSした。10月の斑尾フォレストは何とか走りたい。また1月に初フルを走るのでサブ4したい。
整形外科で診てもらうのは良いことです。ただ、休むだけではなく腸頸靱帯炎になった原因を潰していかないと、痛みが緩和して練習するとまた痛くなります。
まず、腸頸靱帯炎で左膝外側が痛いというけど、痛みの根源は太ももや腰骨あたりの張り、そして足底や脹脛の張りと思ったのでアユミさんに、左右押してもらい痛みを確認してもらいました。
思った通り、左側の張りはかなり強いみたいです。で、あればまずはこの左右差がある張りを取らねば膝の痛みは抜けません。それを抜くにはやはりスポーツマッサージや整体で治療してもらうのと、セルフケアです。
彼女に聞いたらほとんどしてないようです。
私がやっているセルフケアなどを、その場、練習中、練習後に教えて、私が通っているケッズトレーナーを紹介しました。
また練習前にアスリチューン・エナゲインを試してもらったところ、以前私のブログを読んでエナゲインは買ったのだけど、味が合わなかったとのこと。しかし、今飲んだら前と違ってまったく問題なく飲めるから不思議と言っていた。
最初に飲んだ時は、まだ他のエナジージェルとかを飲む前だから、味に慣れたのだと付けくわえた。
皇居に話をしながらジョグで向かいました。
皇居はあまり走ったことがないようなので、しばらくは私の作った皇居マップ 〜安全に走るために〜に書いたような危険箇所や走り方について教えながら走りました。
そして、走りながら後ろからや、横からアユミさんのフォームを確認してだいたいの問題点を把握しました。
千鳥ヶ淵の公園で動画でフォームを撮影しました。
最初はこんな感じのフォームでした。
動画を切りとって貼ります。
それと、予想通り接地で左足はかなり外側を向きます。いわゆるガニ股接地です。これを治さねば膝痛は治らない。
本人に動画を見せて感想を聞いたら、
カッコ悪い
おっさんみたいと言われるのも仕方がない。
でも意外と動けている
でした。
ただ、走りながら接地の向きを治すのは難しいので、彼女の場合は腕振りを覚えてもらうことで上体を上手く使えるようにすることにしました。上体が上手く使えれば接地も治ることがあります。
そしてランニング以外でガニ股を治すために、ウオーキングを教えました。
また、階段の上り下りを動画撮影して見せました。
階段は開きやすくなりますが、そこで意識して真っ直ぐ足をつくように練習するのです。
あと、アユミさんは腰が落ちているので、それを治すというか、どう走ったら良いかをイメージしてするために、何点か練習しました。
走るとか身体が倒れるのを脚で支える連続運動であることや、腕振りの仕方・練習の仕方、自宅での宿題を出しました。
カッコ良いとは思わないけど、重心移動のイメージをつけてもらうために、私が走ったのを動画で撮って一緒に見せました。
大事なことは、自分がどう走っているのかをイメージし、現実との違いを知ることです。また理想のフォーム、自分がなりたいフォームをイメージして、今の自分との違いを理解してもらうのです。
私は教えるのではなく、本人に気付いてもらう、イメージしてもらうお手伝いをするだけです。
そしてイメージを持ってもらった上で、私の後ろについて、フォームを見ながら走ってもらいました。
ピッチを合わせてもらうと、いろいろ気付きがあります。
走りながらも、危険箇所についてアナウンスしながら、皇居前広場へ。
接地が真っ直ぐつけるようになりました。
こんな風に変わりました。
まだ固いけど、そのうち馴染みます。
ここまで練習スタートして1時間です。
動画を見て本人も驚きでした。
おっさん臭くない!
って 笑
確実にフォームは変わり、本人がいうおっさんみたいな走りから、女子力が上がる走りに変わりました。
コーチがこう動けと伝えて走らせても、そのフォームはすぐに忘れます。
再現性をもたす為には、本人が理解して腑に落ちねばダメなのです。
それさえ出来れば変わります。
その後、皇居前広場を走りました。今まで1キロ一生懸命走って5分30秒だと話していましたが、フォームを意識して走ってもらい、タイムを本人に当ててもらったら自己ベストの5’30くらいと答えましたが、タイムは4’50くらいでした。本人は驚きです。
フォームが変われば走りは変わります。楽に走っても速く走れるようになります。
また、画像を見て分かりますが、ガニ股がある程度治っています。
アユミさんは
イメージと体を連動させるイメージができるようになったと話してます。また、行き場のなかった腕がきちんと体に戻ってきた感じです。
と話しています。
行き場のなかった腕とは上手い表現ですね。
走る練習はそこそこで終えて、尻周りの張りも酷いようなのでは、梨状筋を緩めるために、私がやってるストレッチを教えした。
ハイテクタウンに戻りながら、真っ直ぐ歩く為のクリニックをしました。
これも動画撮影をしなかまら脳にダイレクトに届くようにしました。
練習後に本人からこんなメールが届きました。紹介します。
『ありがとうございます!!今までも、こうすればいい、と言うアドバイスは頂いてなんとなくそうしてみる、というのはありました。しかしイメージも湧き辛く、後から思い出そうとしても思い出せないことが多かったです。
しかし、新澤さんにみていただいて、腕の振り方もまず振ってみて体感することから始めて、だんだん肘を曲げていく、という方法がとてもわかりやすかったです。忘れた時に、どのように教えてもらったのか思い出せばすぐわかるように教えてもらったので、すごく理解しやすかったです。
また倒れるときに脚が勝手に出る、という走ることをシンプルに捉えることもできました。
動画を使ってもらったことで、教えて貰う前がすごくオッサンで、少し変えただけで全然変わることも目で見て捉えることができました。自分の実際のフォームを頭の中でイメージしていくことがとても重要なんだと学ぶことができました。また是非、一緒に練習お願いいたします!!』
今まで、漠然としていたことがすっきりしたようで良かったです。
フォームが変われば走りは変わります。
走りが変わればランニングも楽しくなります。
やっぱり楽しくなくては続きません。
より多くのランナーが笑顔になったら素晴らしいと思います。
ランナーが快適に安全に練習できる環境作りも大事ですが、それ以外にランニングが詰まらなくなっている人、悩んでいる人を、やっぱり走るって楽しいって思えるようにすることも社会貢献だと思っています。
私に出来る社会貢献は、出来ることからやっていきます。
ぜひ、上記リンクを押して読んでみてください。
話は戻ってアユミさんは、サブ4というより、練習次第でサブ3.5も狙えます。
″やってみせ、言って聞かせて、させてみせ、ほめてやらねば、人は動かじ。″
この言葉は知り合いがfacebookで紹介していましたが、企業などの組織でもよく使われる有名な言葉です。今まで仲間にアドバイスしてきましたが、無意識にこの言葉のことを実践しているように感じました。














