No. 451ゆめのしま12時間走 その3

6時間経過までは
まだ半分以上あると思うと
本当にきつかった(ーー;)
が、6時間経過したら
もう半分ないのだからと
気持ちは楽になってきた。
とは言ってもまだ6時間
あるのだけど・・・。
そこであと6時間とは
考えずに、普通のレースの
ように、あと何キロと
考えるようにしました。
目標が120キロで、62キロ
走ってるから、ゴールまで
あと58キロ。
それを6時間で走るって。
やっぱりゴールがあった
ほうが走りやすい。
そして、キロ6分で走れない
状況を変えるべく、フォーム
を立て直しました。
普段ならキロ6分はかなり
ゆっくりしたスピードです。
それが維持できない原因の
多くはフォームの崩れです。
腰の位置を確認し、着地の
時に体重が乗ってるかを
確認し、骨盤がしっかり
前に出ているかを確認した。
その上で、ピッチを上げる
イメージではなく、 
地面との設置時間を短くする
ことを意識した。
設置時間が短いってことは
腰が落ちていては出来ないし、
ピッチも自然に早くなる。
ピッチを意識しちゃうと
無理矢理ピッチを上げようと
して余計フォームが崩れて
疲労が溜まる。
設置時間を意識するのは
ウルトラでも有効と
思いました。
すると
即効果があらわれ
 
スッとスピードに乗った。
キロ6分で走れなかったのに、
ガーミンを見るとキロ5分を
切ってる!!
なんか疲れも気にならなく
なってきた。
さあ、復活とばかりに
今まで抜かれていた人たちを
抜き始めた。
スピードを上げれば上げる
ほど、気分も良くなってくる。
昨年の神宮外苑24時間の時も
中盤から自分でも信じられない
ような走りをしたが、
今回もZONEに入ったって感じ。
ただまだ先は長いので、
ここで燃え尽きないように、
パワーを大事に使うようにした。
この時は夜中の2時を回って
いるが、眠くはなかった。
ふと、ある考えが浮かんだ。
フルマラソンで4時間を
切ることをサブフォーと言う。
目指してるランナーは多い。
サブフォー3回すると、
約126.6キロ
例えば都庁から、ビッグサイト
までの東京マラソンのコースを
走り、ゴールと同時に逆走して
都庁を目指す。都庁で折り返して
またビッグサイトを目指す。
ペースはサブフォー。
長いな~ 笑
でもこれって12時間走の
イメージをウルトラマラソンを
経験したことない方に説明
しやすいかな??
なんて。。。
ただ今日のゴールは120キロ先
と決めていた。
その頃から、やまぴさんらと
ペースが揃ったのか、なかなか
会わなくなってきた。
同じペースでコースの反対側を
走れば会いませんよね。
7時間が経過する頃から順位を
意識し始めた。
1時間ごとに速報が張り出される
が、だいたい6位か7位
スタートしてからほぼ毎時間
10キロ走ってるのに、7位なんて
去年とは違う。
この分だと120キロ走っても
6位に入れないかも??
なんて思うようになった。
9時間を経過した頃、私と6位
争いをしてる人が誰なのか
探すことにした。
黒いウエアを着た小柄な方で、
私より1分くらい前を走ってる
らしい。
ちょっとスピードを上げて、
それらしい方を見つけた。
背中にゼッケンないから
分からないがまず間違いない。
しばらく後ろから走りを観察
した。
足取りから、かなり疲れて
いるようだった。
そこで、エイド先の上り坂で
一気にスピードを上げて抜き去り
振り切った。
彼の走りなら追い付けないと
思い、6位は平気かと思ったら
しばらくして抜かれた(ーー;)
さっきとは違って足取りが軽い??
私に抜かれてスイッチが
入ったのか??
この頃、私がきつくなり
追い付こうって気にならない・・・。
もともと120キロをゴールに
していたのだから、彼に
追い付かなくてもいいじゃないか。
120キロのゴールを目指して
淡々と走れば彼が落ちてくる
かも。
なんて弱気な考えが浮かんで
きました。
ただペースは落とすことなく
淡々と走った。
しばらく走ると、
こんな長い時間頑張ってきて、
入賞が手に届くとこにあるのに
諦めて後悔しないのかと
自問自答した。
やっぱり悔しい。
相手が落ちるかもしれないけど
落ちないかもしれない。
相手が落ちるのを待つより
叩き落とす!!
ラスト1時間になり、彼に負けてる
のか、勝っているのか分からなく
なってきた。
と言うのも、自分を抜いた後に
彼がトイレや休憩してることも
ある。
ただその時は、前方300mくらい
にいるであろう彼に300m負けてる
と思って勝負をかけた。
一気にペースを上げて走ると
しばらくして彼に追い付いた。
そしてさらにペースを上げて
彼を振り切った。
私が余力たっぷりであり、
追い付けないと思わせようと
思ったが、彼はついてくる。
しばらく一緒に走ったが、
振り切った。
ここで勝ったと思ったら、
しばらくして、トップの
Ozawaさんに付いて迫ってきた。
Ozawaさんに抜かれ、私も
張り付く。
この時、ラスト30分少し。
この集団からこぼれたら負け。
必死にOzawaさんに付いた。
背後にいる彼を振り切ろうと
ペースを微妙に変えたりとか
したが付いてくる。
こうなったらラストのトラック
勝負でも構わないと思った。
走り方や体系からスプリント
勝負なら負けない!!
ラスト18分くらいでゲイトを
くぐった。
あと二周できる。
この辺りで彼は少し離れた。
安心しないで、Ozawaさんに
付いていった。
ラスト一周はペースを落とした
Ozawaさんの前に出てスパート。
折り返しのとこで彼との差を
確認すると、もう100mくらいは
差をつけた。 
ただ勝負は最後まで分からない。
トラックに入っても何回も
振り返った。
ラスト100mで勝利を確信したが
ラストスパートしてゴール。
5分ほど残して121.9キロ
ゴールしてきた彼とガッチリ握手。
やまぴさんやかいしゅうさん
ますけんさんとも握手。
最後に引いていただいた
Ozawaさんにもお礼。
 
結果的に7位の方とは1周の
差があったようですが、
彼との熾烈な争いがなければ
120キロに到達しなかったかも
しれない。
7位の彼は昨年の4位。
上位7人が120キロオーバー
12人が100キロオーバーと
レベルが高いレースになりました。
しかし12時間走の終盤に
こんな駆け引きをするとは
思わなかったです(^_^;
 
6時間経過までは
まだ半分以上あると思うと
本当にきつかった(ーー;)
が、6時間経過したら
もう半分ないのだからと
気持ちは楽になってきた。
とは言ってもまだ6時間
あるのだけど・・・。
そこであと6時間とは
考えずに、普通のレースの
ように、あと何キロと
考えるようにしました。
目標が120キロで、62キロ
走ってるから、ゴールまで
あと58キロ。
それを6時間で走るって。
やっぱりゴールがあった
ほうが走りやすい。
そして、キロ6分で走れない
状況を変えるべく、フォーム
を立て直しました。
普段ならキロ6分はかなり
ゆっくりしたスピードです。
それが維持できない原因の
多くはフォームの崩れです。
腰の位置を確認し、着地の
時に体重が乗ってるかを
確認し、骨盤がしっかり
前に出ているかを確認した。
その上で、ピッチを上げる
イメージではなく、 
地面との設置時間を短くする
ことを意識した。
設置時間が短いってことは
腰が落ちていては出来ないし、
ピッチも自然に早くなる。
ピッチを意識しちゃうと
無理矢理ピッチを上げようと
して余計フォームが崩れて
疲労が溜まる。
設置時間を意識するのは
ウルトラでも有効と
思いました。
すると
即効果があらわれ
 
スッとスピードに乗った。
キロ6分で走れなかったのに、
ガーミンを見るとキロ5分を
切ってる!!
なんか疲れも気にならなく
なってきた。
さあ、復活とばかりに
今まで抜かれていた人たちを
抜き始めた。
スピードを上げれば上げる
ほど、気分も良くなってくる。
昨年の神宮外苑24時間の時も
中盤から自分でも信じられない
ような走りをしたが、
今回もZONEに入ったって感じ。
ただまだ先は長いので、
ここで燃え尽きないように、
パワーを大事に使うようにした。
この時は夜中の2時を回って
いるが、眠くはなかった。
ふと、ある考えが浮かんだ。
フルマラソンで4時間を
切ることをサブフォーと言う。
目指してるランナーは多い。
サブフォー3回すると、
約126.6キロ
例えば都庁から、ビッグサイト
までの東京マラソンのコースを
走り、ゴールと同時に逆走して
都庁を目指す。都庁で折り返して
またビッグサイトを目指す。
ペースはサブフォー。
長いな~ 笑
でもこれって12時間走の
イメージをウルトラマラソンを
経験したことない方に説明
しやすいかな??
なんて。。。
ただ今日のゴールは120キロ先
と決めていた。
その頃から、やまぴさんらと
ペースが揃ったのか、なかなか
会わなくなってきた。
同じペースでコースの反対側を
走れば会いませんよね。
7時間が経過する頃から順位を
意識し始めた。
1時間ごとに速報が張り出される
が、だいたい6位か7位
スタートしてからほぼ毎時間
10キロ走ってるのに、7位なんて
去年とは違う。
この分だと120キロ走っても
6位に入れないかも??
なんて思うようになった。
9時間を経過した頃、私と6位
争いをしてる人が誰なのか
探すことにした。
黒いウエアを着た小柄な方で、
私より1分くらい前を走ってる
らしい。
ちょっとスピードを上げて、
それらしい方を見つけた。
背中にゼッケンないから
分からないがまず間違いない。
しばらく後ろから走りを観察
した。
足取りから、かなり疲れて
いるようだった。
そこで、エイド先の上り坂で
一気にスピードを上げて抜き去り
振り切った。
彼の走りなら追い付けないと
思い、6位は平気かと思ったら
しばらくして抜かれた(ーー;)
さっきとは違って足取りが軽い??
私に抜かれてスイッチが
入ったのか??
この頃、私がきつくなり
追い付こうって気にならない・・・。
もともと120キロをゴールに
していたのだから、彼に
追い付かなくてもいいじゃないか。
120キロのゴールを目指して
淡々と走れば彼が落ちてくる
かも。
なんて弱気な考えが浮かんで
きました。
ただペースは落とすことなく
淡々と走った。
しばらく走ると、
こんな長い時間頑張ってきて、
入賞が手に届くとこにあるのに
諦めて後悔しないのかと
自問自答した。
やっぱり悔しい。
相手が落ちるかもしれないけど
落ちないかもしれない。
相手が落ちるのを待つより
叩き落とす!!
ラスト1時間になり、彼に負けてる
のか、勝っているのか分からなく
なってきた。
と言うのも、自分を抜いた後に
彼がトイレや休憩してることも
ある。
ただその時は、前方300mくらい
にいるであろう彼に300m負けてる
と思って勝負をかけた。
一気にペースを上げて走ると
しばらくして彼に追い付いた。
そしてさらにペースを上げて
彼を振り切った。
私が余力たっぷりであり、
追い付けないと思わせようと
思ったが、彼はついてくる。
しばらく一緒に走ったが、
振り切った。
ここで勝ったと思ったら、
しばらくして、トップの
Ozawaさんに付いて迫ってきた。
Ozawaさんに抜かれ、私も
張り付く。
この時、ラスト30分少し。
この集団からこぼれたら負け。
必死にOzawaさんに付いた。
背後にいる彼を振り切ろうと
ペースを微妙に変えたりとか
したが付いてくる。
こうなったらラストのトラック
勝負でも構わないと思った。
走り方や体系からスプリント
勝負なら負けない!!
ラスト18分くらいでゲイトを
くぐった。
あと二周できる。
この辺りで彼は少し離れた。
安心しないで、Ozawaさんに
付いていった。
ラスト一周はペースを落とした
Ozawaさんの前に出てスパート。
折り返しのとこで彼との差を
確認すると、もう100mくらいは
差をつけた。 
ただ勝負は最後まで分からない。
トラックに入っても何回も
振り返った。
ラスト100mで勝利を確信したが
ラストスパートしてゴール。
5分ほど残して121.9キロ
ゴールしてきた彼とガッチリ握手。
やまぴさんやかいしゅうさん
ますけんさんとも握手。
最後に引いていただいた
Ozawaさんにもお礼。
 
結果的に7位の方とは1周の
差があったようですが、
彼との熾烈な争いがなければ
120キロに到達しなかったかも
しれない。
7位の彼は昨年の4位。
上位7人が120キロオーバー
12人が100キロオーバーと
レベルが高いレースになりました。
しかし12時間走の終盤に
こんな駆け引きをするとは
思わなかったです(^_^; 
昨日結果が主催者から発表されました。
 

http://www.r-wellness.com/result/result-2011tokyo.html

簡単に書くつもりが、いろいろ
思い出してきて長くなって
しまいました(^_^;
最後までお読みいただき
ありがとうございました。

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