No. 2166LSD(キロ8分で走る)の効果とは??
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先にここでいうLSDはキロ8分ペース等の極めてゆっくりしたペースで走ることとします。当たり前のことと思われる方も多いでしょうが私はゆっくり気持ちよいペース(例えばキロ6)で走るのもLSDと考えていました。その練習効果は高いと思いますし、これからも続けます。この定義がズレてしまうとキロ6で走るLSDは脚作りに効果があるのに何言ってるの?となってしまうのであえて追記します。
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たまにランニングコーチでない方からLSDをやったほうが良いと言われることがあります。
私はランニングコーチであろうがなかろうが、競技経験があろうがなかろうが、私より速かろうが遅かろうが、良いと思うアドバイスは取り入れるし、良いと思わないアドバイスは取り入れません。特にその方の経験に基づいていないアドバイスは絶対に取り入れません。経験に基づいているかどうかはアドバイスに対して私がする質問への回答で分かります。
ちなみにLSDとはLong Slow Distanceのことで、長い距離をゆっくり走るトレーニングのことです。私がやらないのは効果に疑問があるからです。オリンピックでマラソンを走った選手がLSDで速くなったという話は知ってますが、ゆっくり走っただけで速くなったわけではないでしょう。
また走ることが仕事の実業団ランナーであれば時間はたっぷりあるから様々な練習ができますが、週に1、2回しか走れない市民ランナーがその環境の中で速くなろうと思ったら効果のある練習を優先すべきだと思います。
私が週二回の練習で効果を出そうと思ったら、スピード練習と、遅すぎないペースで走る距離走をします。それが私にとって効率的な練習なのです。
LSDはキロ7〜8分、もしくはもっとゆっくり走ると言いますが、これで20キロ走ったら3時間くらいかかってしまう。そんな時間はないというランナーも多いでしょう。
続きはこちらをご参照ください・・・
私もあまり時間が取れない市民ランナーなので、LSDの必要性に疑問を感じていて、かつては週に2〜3回で距離走かポイント練習しかせずにフルマラソンや3〜5kmの駅伝大会に出ていました。
しかし、フルマラソンでは最後に必ず失速し、インターバル練習のスピードも伸びなくなり、週に1回の120分(8分/km)LSDをひとまず3ヶ月続けてみました。効果は驚くほどでした。スピードが出るうえにバテない走りができるようになりました。また、疲労回復が早く柔らかい体になり、体脂肪率もかなり落ちました。
5000mを15分台で走る方のフルマラソンタイムが今ひとつだという話を書かれていましたが、私は逆に受け取り、LSDをしたからこそ5000mのスピードが上がったのではないかと考えます。