No. 2175サロマ湖ウルトラマラソン 日本代表を目指すランナーが走れず

24分で終わったサロマ湖エントリー

サロマ湖ウルトラマラソンエントリーについて

サロマ湖ウルトラマラソンエントリーが終わってから二回に分けて書きましたが、実際に恐れていることが現実になりました。

サロマ湖100キロウルトラマラソンには小さい文字でこんなフレーズが書かれています。

兼IUA100キロ世界選手権2015日本代表選考会

そう今年の世界選手権の日本代表選考会なのです。

日本陸連から派遣される日本の代表を決めるレースなのです。

例えば抽選で当たるのが大変な東京マラソンも世界選手権日本代表選考会ですが、日本代表を目指す選手は抽選に申し込むわけではありません。クリック競争をするわけでもありません。

ちなみに東京マラソンの大会名称は実は長いのです。

東京マラソン2015
兼第15回世界陸上競技選手権大会(2015/北京)男子マラソン代表選手選考競技会
兼アボット・ワールドマラソンメジャーズシリーズ(AWMM)

日本代表を目指す選手は参加資格タイムをクリアしていれば走ることが出来るのです。

参加資格タイムにはフルマラソンのタイムだけではなく、ハーフマラソンや10キロのタイムも設定されています。

これはフルマラソンは走ったことない大学生や実業団のスピードランナーが日本代表にチャレンジ出来るようにです。

もちろんフルマラソン以上に非常に厳しい設定ですけどね。

男子を例にとるとこんなタイムです。

フルマラソン 2時間21分以内

ハーフマラソン 1時間01分以内

10キロ(ロード)28分以内

フルマラソン2時間21分は凄いタイムだけど、ハーフマラソンと10キロはあり得ないタイムです。でも日本代表を狙うにはこのくらいのタイムを求めているのです。

前置きが長くなりましたが、今回のサロマ湖ウルトラマラソンのエントリーに日本代表を目指している男性が何人か走れないことは知っていました。

ただ日本代表はおろか優勝も狙えるレベルの女性が2分くらい間に合わずにエントリーできなかったことを今日知りました。

たぶん今年エントリーした女性の中ではフルマラソンの持ちタイムは一番だと思います。男子を含めても20番以内には入るのではないかというレベルです。またウルトラマラソンで日本代表として世界大会を経験しているランナーです。

サロマ湖100キロウルトラマラソンの2015年募集要項にエリートの部がない以上はどんな速い人だろうがクリック競争に勝って参加権を得るのは仕方がないことだと思います。募集要項を出して募集が終了してからの例外は難しいことだと思います。

ただサロマ湖100キロウルトラマラソンではなく、兼IUA100キロ世界選手権2015日本代表選考会の部分で何とか対応出来ないものかと思います。

当たり前の話ですが、私はエントリー出来なかった人をすべて分かっている訳ではありません。

もしかしたら、ランナーなら誰もが知ってるようなランナーがサロマに出て世界記録樹立を目指していたかもしれません。そのランナーがクリック競争に敗れて走れないとしたなら非常に残念です。まあいたかどうかは分かりませんけどね。。

なぜ日本代表に絡むことすりゃ出来ない私がこんなことを書くかと言えば、絡む本人は言いにくいと思うからです。競技者は募集要項にのっとりエントリーして、競技ルール等に従って競うものですし私もそう思っています。

また普通のウルトラマラソンやトレイルレースならこんなことは言いません。日本一のウルトラランナーを決める大会だからこそ、世界への足掛かりとなる大会だからこそ書いているのです。

もし参加資格の基準作りを検討されているとしたら、是非100キロのタイムだけではなく、フルマラソンや50キロのタイムも基準に加えて欲しいと思います。

参加希望者が増加しウルトラマラソンはメジャーになりつつありますが、100キロマラソンが陸上競技として、またマラソンをしない一般の方にとってもメジャー種目になれるかどうかはこのあたりにかかっているのではないでしょうか?

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