No. 1602ロードもトレイルも速い人は速い。

少し前まではロードレースと
トレイルレースは別物と考えられ
両方とも上位に入るランナーは
少なかった。

それが近年様変わりしてきました。

もちろん昔から
速い人は
どこを走っても速いのだけど、
そういう話だけではなくなって
きたように感じます。

日曜日に開催された
武田の杜トレイルで二連覇した
小川ミーナさんは、二週間前の
大田原で四年ぶりのフルマラソン
ながら優勝しました。
二週間でロードとトレイルの
メジャーなレース双方に
優勝した方は
過去にいるのだろうか??

またロードレースでも
独特なレースであった
ウルトラマラソンも
今ではスピードランナーが
参入し勢力図が一気に
塗りかわってきました。

世界中から強豪が集まった
UTMFで優勝した原選手は
100キロロードレースの
日本代表ですが、
台湾で開催された24時間走で
なんと273キロ走り、
今年の世界チャンピオンを
破って優勝しました。

2013年世界ランキング1位です。

伝説のウルトラランナーと
呼ばれているスコット・ジュレク
と肩を並べる存在と言っても
言い過ぎではないくらい
凄いことです。

今年の神宮外苑24時間チャレンジで
優勝した重見選手は初挑戦で
269キロ走りました。
重見選手はフルマラソン
2時間10分台で走る
スピードランナーです。
重美選手の他にも
今回の神宮では上位に
同様の選手が入りました。

神宮外苑24時間チャレンジ

ちなみに重見選手は
サロマ湖100キロで2位に
入りました。

サロマ湖100キロマラソン

このレベルになると
100キロを平均キロ4分で
走りますので絶対的な
スピードも必要になります。

24時間走で270キロ走るのは
平均したらキロ5分20秒です。

平均キロ4分とキロ5分20秒で
走るのですから、
ウルトラマラソンと言っても
まったく違う競技です。

時間に置き換えると
6時間40分で終わってしまう
100キロの3.6倍を
24時間走は走るのですから。。。

ですから原選手や重見選手は
その両競技で世界トップレベルの
走りをするのだから凄いこと
なんです。

原選手はさらにトレイルに
おいても100キロ、100マイル
両方で速いのだからもう驚愕です。

またハセツネでは
初挑戦の東選手が
大会記録で優勝しました。
東選手も2時間10分台の
スピードランナーですが
トレイルの経験は
少ないと聞いています。

このような急激な変化が
なぜ起こったのか?

と考えると二つの側面があると
思います。

【メジャー化】と【情報化】です。

ウルトラマラソンや
トレイルレースは
元々フルマラソンの
亜流であり、
競技人口も少なかった。

競技人口が少ない頃は
競技経験のない
市民ランナーでも
頑張ることで上位に入る
ことも出来た。

それがメジャー化して
マスコミに取り上げられる
機会が増えるにしたがって
従来はウルトラマラソンや
トレイルには興味のなかった
フルマラソンのエリート層の
ランナーが参加するように
なってきたのです。

またそのような流れを
加速したのは情報化です。

エリートランナーは
ウルトラマラソンに興味を持っても
どんなレースか分からないから
参入しにくかった。

どんな練習をするのか?
どんなペースで走るのか?
どんなシューズで走るのか?
補給はどうするの?
長い時間走ると身体はどうなるの?

って私たち市民ランナーが
ウルトラマラソンを始める前に
疑問に思うのと同じように
悩んでいるのです。

そんな情報がblogや
Facebook等で容易に
入手できるようになった
のです。

もちろん他人の経験が
そのままつかえるわけでは
ありません。

ただエリートランナーは
才能がある上に努力して
速くなった方々です。

そのエリートランナーが
これらの情報を得て、
取捨選択して
試行錯誤して
自分に適した方法を
見つけたら強いです。。

例えになってるか分からないけど、

富士山山頂に
富士吉田市から上るなら
どのような道を
登ったらよいか
分からないけど
五合目の登山口から
登るなら一本道だから
目指す道は明確。

ただ道は分かっても
頑張らなければ
辿り着かないけどね。

ちょっと違うかな 笑

話は少し変わるけど、

富士登山競走で
驚愕の大会記録を出した
宮原選手が週末に
記録会で数年ぶりに
5000mを走り、
トラック練習してないのに
14分23秒で走った
とのことです。

東海大学 陸上競技記録会

凄いな~

ってベストタイムは
もっと凄いのでしょうが。。

速い人は
ロードもトレイルも
関係ない。

フルマラソンも
ウルトラマラソン
も関係ない。

もちろん
テクニックや経験による
部分も大きいとは思うけど
走るのが速いってのは
絶対的なアドバンテージ
だと思います。

私がウルトラマラソンで
速くなる鍵もそこにあると
思う。

もちろん経験を
積み上げることで、
速く走れるようにならなくても
100キロや24時間走で
自己ベストを更新することは
可能だと思う。

ただ自分が夢に描くような
記録を出すには
土台を強化しなくては
ならない。

具体的に言うと

私の自己ベストは

フル 2時間59分
100キロ 8時間53分
24時間走 205キロ

です。

今の走力でも

コンディション次第で

100キロ 8時間30分
24時間走 220キロ

は可能だと思います。

この記録を出す自分を
想像できます。

ただ

100キロ 8時間以内
24時間走 240キロ超

で走る自分は想像出来ません。

想像もできないのだから
走れるわけもありません。

フルマラソンで
2時間50分が切れたら
想像出来るように
なれると思います。

トレイルにおいては
経験もテクニックもないので、
その分、伸びる要素は
タップリあります。。

まあ伸びても
大したランナーには
なれないけど、
違う世界をのぞいて見たい。。

と思う47才です。

エリートランナーにも
日本代表にも縁はない。

それどころか
市民レースの表彰台にも
縁はないけど
昨日までの自分に
挑むことはできます。

またカテゴリーに
とらわれずに
これからも好きなことを
やっていきます。

今年100kmではなく
100mに出て、
仲間から【??】って
思われたけど
やりたいことは
まずはやってみます。

チャレンジする人生は
きっと楽しい。

頑張ります!!

そして

楽しみます!!

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