No. 2451嫌な予感のする時は
ここ数年、何十年に一度の◯◯という報道が多いので慣れてしまったのかもしれません。
慣れって怖いと思いました。
さて、今月からメジャーなトレイルレースが相次いで開催されます。
今週末は白馬、来週末は信越五岳、その翌週はUTMF、さらに翌週は斑尾フォレストです。
誰とは言わないけど、すべて走るランナーもいます。。。
体力も凄いけど、気力も素晴らしいですね。
場所によりますが、今回の台風だけではなく、しばらく続いた長雨の影響で、山がどうなっているか心配です。
心配と言うのは、単にトレイルが泥濘んでいて走りにくい、滑りやすいではなく、土砂崩れや、崖崩れ、倒木、落石、沢の増水など命にかかわることです。
大会であれば主催者が事前にコース確認するし、危険箇所にはスタッフがつくし、ルートを外れる心配もほぼないでしょう。
万が一、ケガをしても周りにランナーやスタッフがいるので最悪の事態は防げるかもしれません。
ただ、それ以外で山に入るのはかなり怖いです。
もちろんメジャースポットで、山の状況の情報がしっかり手に入るなら良いけど、地元の方もほとんど入らない山は地盤がどうなってるかさえ分かりません。
今まで平気だったから、次も平気とは限りません。
たまたま今までがラッキーだったのかもしれません。
水曜日に富士登山競走で6回入賞している友人と二人で飲みましたが、彼は山で嫌な予感がした時は、しばらく山には近づかないと言います。
常人とは比べようもない強靭な身体と精神力を持ち、また経験豊かな彼ですら、嫌な予感という、曖昧なものを大事にしています。
予感という言葉を検索すると
将来ある事柄が起こりそうな気が何となくすること。また,その感じ。予覚。 「不吉な-」
だそうです。
でも、彼はそんな『何となく嫌な予感がした』ことで、好きな山に近づかないのです。
私も嫌な予感がすることはあります。
嫌な予感って、自分の過去の経験の蓄積から、危ないと判断した時に、脳が危険信号をおくっているのです。
もちろん、嫌な予感がしても、行かねばならない時はあるでしょう。
また、単に過去に経験してないことをする時は、不安になることもありますけどね。
この週末、山に入る方は、入ってからでも、ヤバイと感じたら引き返してください。
特に、自分のことを信頼して付いてくる同行者がいる時は、より一層の注意が必要です。
それ以前に嫌な予感がする時は止めた方が良いかもです。
あとで後悔しても遅いことってあります。
少なくとも代表者はいつも以上に情報を集めましょう。