No. 2096あと4秒・・・ 〜大田原マラソン結果〜
昨日各地のマラソン走られた方々お疲れ様でした!自己ベストを出した方もいるでしょうし届かなかった方、撃沈してしまった方など様々だと思います。私の友人のfacebook書き込みを見る限りは厳しいレースだった方が大半のようです。
そんななか私も大田原マラソン走ってきました。facebookご覧の方は既にご存知の結果です。
サブスリーに4秒届かない3時間0分3秒と言う残念な結果となりました。。。
さぞかしショックを受けているだろうと思われてるかもしれませんが、私の気持ちの中では惜しいと思う気持ちはもちろんありますが後悔はなく、むしろ喜んでいます。
なぜそう思えるのかはラップをご紹介したあとでお話しします。
まず今年は前泊を止めました。理由はブログに書いた通りですが、結果的には当日車で行ったのは快適でした。自分の布団と枕で寝たのでしっかり睡眠取れたし、ドアトウドアで車移動だから脚も使いませんでした。またシートヒーターを効かせて腰を温めたから調子も良かったです。
そして当日受付をしました。
今回はスペシャルドリンクは預けてません。あれだけ置かないと書いていて置いたら顰蹙ですよね 笑
ゆっくり体育館で着替えて軽くジョグをしましたが、昨年のような酷い状態ではなくいつも通りの自分でした。
しかしスタート前から少し暑く風が強いのが気になりましたが、風が吹けば暑くなくなるし、風は向い風もあるけど追い風もあるから気にしないことにしました。
スタート前はかなりリラックスしていました。あまり細かいことは考えずに序盤はキロ4’08ペース前後で走り、下り坂はペースが勝手に上がるだろうから流れに任せて87分前後でハーフ通過し、その貯金を後半の坂で食い潰してサブスリーと思っていましたし出来ると思っていました。
スタート前に
アスリチューン
の赤を飲んで、黒も飲もうと思ったけど車でしっかり食べたし、着いてからもゼリー飲料やらいろいろ食べていたから食べ過ぎで気持ち悪くなることを未然に防ぐ意味でエナジージェルの黒の服用は止めました。
そしてスタートしました。前の方に並んだのでスタートは一生懸命走ります。するとカーブ手前で前方を走るランナーが転倒し危うく巻き込まれそうになりました。上尾ハーフでも転倒者がいたけどあの混雑で転倒すると避けようがないから怖いです。私も避けるために瞬間的に少しスピード落としたら後ろの人に手で押されてしまいました。故意ではなく後ろの人は私のスピードが落ちてビックリしたのでしょう。私の周辺のランナーは巻き込まれることなくその場をクリアしました。
競技場を出て落ち着くまでは周りのペースに合わせて速めのスピードで走り、周囲にスペースが出来てきたら徐々に自分のペースで走りました。1キロ通過タイムは3分58秒でした。
そこから4’08前後で走ろうと思ったのだけどなぜかそのペースで走れない。身体が重いのです。。体調が悪いのではなく実際に重たかったのです。
最近は食べても飲んでも58キロ台でしたが、前日の寝る前に体重を測ったら60キロ超えていました。少し多めに食べてはいたけど、水曜日に走ってから木曜日、金曜日、土曜日と走らなかったからでしょう。2キロアップは厳しいので次回からは少し対策を考えます。
ただ無理に設定ペースに上げようとはしないで徐々に身体を馴染ませていくようにしました。向い風も強いから無理に上げると体力の消耗が激しくなると走ったので設定から見ると遅いけど5キロ通過タイムはスタート直後の貯金がありほぼ設定通りとなりました。
スタート〜5キロ
3’58
4’14
4’11
4’03
4’13
20’39
この画像はどの辺りか分からないけど風が強いから自然に集団が出来てきました。
しかし1枚の画像では分からないけど序盤から腰が落ちています。向い風を避けようと少し前傾し身体を小さくした結果腰が落ちていたのかもしれません。
5キロから23キロまでは下りになるので平均キロ4’05くらいに上がるだろうとレース前に考えていましたが、強い風のためにペースは上がらない。感覚的には10秒くらい押し戻されてる感じでした。ただ下り基調の前半が向い風なら、上り基調の後半は背中を押してくれるだろうと考えていました。また気温は高いけど風が強いお陰で暑さはさほど感じずに走れました。無風なら暑かったと思います。
5キロ〜10キロ
4’16
4’12
4’12
4’08
4’13
21’01
10キロ通過 41’40
予定よりこの区間は30秒遅くなりましたが、さほど気にはなりませんでした。少し気になったのはコースは直線ではなく曲がっているから角を何回も曲がるのだけど常に風にブレーキをかけられているように感じたことです。
10キロ〜15キロ
4’11
4’14
4’14
4’13
4’20
21’12
15キロ通過タイム 1’02’52
15キロ目が遅いのは少しキツめの上りがあるからです。しかし下り基調なのにほぼサブスリーペースであり、予定より40秒以上遅く苦しい展開となってきました。
15キロ〜20キロ
4’10
4’13
4’15
4’11
4’13
21’02
20キロ通過タイム 1’23’54
18キロくらいでしょうか、背後から大集団の足音が近づいてきました。振り返らないけどサブスリーペーサーがひく集団だと分かりました。風が強いから集団に入った方が楽とは思ったけどペースを落とさずに走ってもいずれ吸収されるからそれを待つことにしました。この区間も予定より30秒以上遅くトータル2分近いビハインドになりました。19キロあたりでアスリチューン ポケットエナジーを採りました。
20キロ〜25キロ
4’10
4’14
4’13
4’12
4’19
21’08
25キロ通過タイム 1’45’02
20キロ地点でサブスリーの集団を引っ張る位置になったので、しばらくそのまま走ったけど無理しないで中に入りました。入った瞬間はかなり楽でした。風除けというより周りが同じペースで走るからゆっくりに感じるのです。
ハーフ通過は88分29秒と予定より1分半から2分遅く、サブスリーペースで考えた貯金は91秒でした。後半は上り基調ですからこの時点では貯金ではなく実質借金生活でしたが、仕方がないので後半の上りで落とさないように集団で体力を温存することにしました。集団はメリットもありますが、今回のように風が強いと外側の人が風を受けたくないので寄ってくるので、かなり密接した集団になり腕が接触したりしました。23キロくらいにアスリチューンエナゲイン(赤)を採りました。アスリチューンは半液状なので給水所の近くでない場所でもストレスなく飲めるから重宝しました。23キロからは上り基調ですが特にペースが落ちる訳でもなくこの辺りは余裕を持って走れていました。
しかしコースは回っているはずなのに、終始風に行く手を遮られている感覚がありました。序盤に期待した後半は追い風かも?も怪しくなってきたした。
25キロ〜30キロ
4’15
4’15
4’18
4’14
4’16
21’18
30キロ通過タイム 2’06’20
上り基調になってもペースは落ちずにほぼサブスリーペースでこの区間を走りました。前半の少ない貯金は食いつぶさずに温存出来てるという安心感がありました。この段階では余裕がありサブスリーは行けると思っていました。28キロあたりでアスリチューンポケットエナジーを摂取しました。しかしキツくなってきたのは30キロからです。。。
30キロ〜35キロ
4’22
4’19
4’18
4’31
4’42
22’12
35キロ通過 2’28’32
一般にいう30キロの壁という訳ではありませんが今回のレースは30キロがターニングポイントになりました。
それは30キロ通過時点でオフィシャルペーサーが『貯金があるのでここから少しづつ切り崩していきますので先に行ける方は先に行ってください。』と言ってからです。ペースを維持して前に出ようか迷いましたが、前に出てから吸収されると付いていけないからここはペースを落としてでも集団に留まるべきと判断したのです。正しかったのか間違っていたのかは結果論ですが今考えるとペースを維持して前に出るべきだったと思います。
ペースを落としたのだから楽になるはずなのに何故か苦しくなってきました。さっきまでは余裕があったのに急になくなったのです。今思うとスピードを落としたことからフォームが崩れたのかもしれませんし、それまでも疲労は溜まっていながらも意識しなかったのがペースを落としたことで一気にきてしまったのか、貯金を食い潰して行くという言葉を聞いて急に守りに入ってしまいマイナスの思考になってしまったのか、物理的に傾斜がキツくなったのかはよくわかりません。たぶんこれら全てだと思います。
集団の前に出ようと思っていた自分が、集団から溢れ始めたのです。何度も意識してペースを上げて追いつくも次第に離れていってしまった。
リズムを失ったらこんなもんです。
計算したら5キロ22分でいけばサブスリーは出来るなんて考えながらもキロ4分半を超え、キロ4分40も超えてしまった。なぜ前半も向い風で後半も向い風なんだと強く吹き付ける風に気持ちが切れそうになりました。
完全に潰れる状況でした。。。
35キロ〜40キロ
4’23
4’23
4’15
4’31
4’24
21’56
40キロ通過タイム 2’50’28
一度は潰れかけましたが、いろいろ思うことがありここで潰れてはダメだと立て直そうとしました。35キロ過ぎてアスリチューンポケットエナジーをとりました。急激に力が漲るわけはないけど少し力が出てきました。この辺りではペースダウンしたランナーが多数いるので遅いペースに馴染みそうになるけどかなり前方に見えるサブスリーの集団から少し落ちた友人の赤いウエアを目標に走りました。少しペースは戻りましたがこのペースではサブスリーに届かないと感じてラスト5キロあたりの下りでペースを一気に上げたが、下りが終わったらペースが戻ってしまった。何だか脚が重く身体が前に進まない。ここで頑張らねば間に合わないと思いつつも頑張りきれない。40キロ通過タイムもまた微妙なタイムでした。
40キロ〜ゴール
4’32
4’25
0’38
ラスト2キロくらいスパートできると思いつつも思うように脚が動かない。それでもペースアップを試みるも長くは続かない。競技場に入るときに残りは1分40秒くらいだったと思う。よく覚えていない。覚えているのはなんとなく間に合ったと思ったこと。このペースで走りきれば間に合うと勘違いしていた。そこから徐々にペースアップしていきゴールの電光掲示板の表示が視界に入った時に愕然とした。間に合いそうもないのだ。そして10mほど手前で2時間59分59秒の表示は3時間00分00秒に変わった。周りから溜息が聞こえたような気がしました。
03
この画像を撮っていただいたへちゃぽん曰くラスト200mで40秒なかったとのこと。普段なら楽に走れるタイムでもこの状態では走れなかった。もっと早くにスパートかければ良かったとレース後に思ったがキツくてかけられなかったのです。たった4秒なんて1キロ前から頑張れば削り出すことは出来るはずだけど出来なかったのです。これが実力です。
ラスト2.195キロの区間タイムは9’35でした。
3’00’03
話を最初に戻してなんでショックより嬉しい気持ちが大きいかと言うと
もちろん最後トラックに入ってからでも4秒くらい削り出せたかも?とかラスト1キロなら4秒なんて軽いとか言う残念な気持ちはあるけど、33キロ以降でペースダウンして何度となく潰れそうになりながらも最後の最後まで行けたからです。
今までの私ならサブスリーは厳しくなったからと、その時の4’40ペースをキープして走れるタイムは絶対に出そうと下方修正していき、結果的に3時間5分くらいかかっていたと思うからです。気持ちが切れたらどんどん落ちます。
でも悔しいですよ。。。
あと昨シーズンは練習が出来ずに不本意なレースが続きました。ウルトラマラソンやウルトラトレイルの疲労が抜けなかったのもあるけどとにかく練習時間どころか睡眠時間も確保出来ない状況が続いていたから結果にそのままでました。
新潟マラソン 3時間19分37秒
大田原マラソン 3時間21分50秒
防府マラソン 3時間09分41秒
別大マラソン 3時間08分01秒
静岡マラソン 3時間09分37秒
ここからはウルトラの練習として連戦にしたのだけど、
古河はなももマラソン 3時間13分35秒
佐倉健康マラソン 3時間25分59秒
とてもじゃないけどサブスリーを狙える状態ではありませんでした。とにかく走力も落ちているけど体調不良の状態でレースを走っていたことが当時のブログを年月検索で調べたら思い出しました。
その状態から考えたらシーズン初戦でここまで走れたのは嬉しいのです。仮に過去にサブスリーがなく今回のタイムで逃したなら滅茶苦茶悔しいでしょうけどね。。。
あと今回の大田原マラソンは気象コンディションが厳しくほとんどの方が苦戦していました。私も苦戦しましたが自己ベスト2時間59分38秒の25秒遅れでゴールしてるのだから自己ベストを出した2011年神戸マラソンの頃より力はついていると実感出来たからです。またレベルの高い大田原マラソンで236位という順位は満足してます。
大変長くなりましたが昨日はレース後30分後には会場を後にして自宅に戻り、ゆっくり風呂に入ってからハイドロオイルでしっかりセルフマッサージをしたから今日から走れそうです。
そんなことを書くと4秒くらい余裕で削れたのでは??
なんて言われそうですが。。。
筋肉の状態を書いておくと、脹ら脛や足底の張りは弱く状態は良いです。張ってるのは太もも周りと尻周り、肩周りです。
30日に富士山マラソンで3時間30分切りを目指している友人の最終刺激入れにも付き合えそうです。私のように4秒になくことなく余裕で達成して欲しいと思ってます。
次の防府マラソンに向けて12月は忘年会等が多いけどしっかり調整をして、今回の反省を生かして頑張ってきます。
大田原マラソンお疲れ様でした。3時間のペーサーをやっていたものです。
そうでしたか。下っている22kmまで4’10で走っていたものを、登りで4’16のイーブンに落としただけなので、そこまで変えていないつもりでしたが、、、
結果として、ペースを落としたことがマイナスになってしまったのだとしたら残念です。
ペースメイクありがとうございました。22キロ以降の4’16は快適なペースでしたし貯金も食いつぶさず助かりました。ちょっと辛かったのは30キロでペースダウンした時です。このコンディションであと数秒のところまで粘れたのはペーサーさんのおかげです。感謝しております。