No. 1867奥武蔵ウルトラマラソンラップ比較 アスリチューンの効果
まずは昨年の1キロラップとの比較をしてみます。
同じガーミンを使ってますが、長い距離を走ればコース取りで若干の誤差はうまれてきます。ただ比較すると最終的に200〜300mの誤差ですからほぼ同じところを走ったラップと思っていただいて大丈夫です。
【スタート〜5キロ】
4’41→4’53
5’32→5’31
5’18→5’35
7’11→6’55
5’20→4’51
28’05→27’48
今年はゆっくり入ったつもりが昨年より速かったのです。これは意外でした。。
特に4キロ過ぎてからの下りは少しペースが上がってます。
【5〜10キロ】
4’53→4’51
5’03→4’57
5’17→5’02
5’35→5’32
5’57→5’41
26’47→26’05
スタートから54’52→53’53
この区間も昨年より速い。。
ただペースを上げてるつもりはなく抑えているのでフォームが改善されストライドが伸びたのでしょう。
【10〜15キロ】
5’49→5’38
7’23→8’35
6’32→7’11
5’45→6’07
5’23→5’13
30’53→32’47
スタートから1’25’45→1’26’40
この区間は昨年は走ったダラダラ上りも歩いたので遅れてます。
【15〜20キロ】
5’16→4’35
5’24→5’04
5’51→5’37
5’58→5’47
6’21→6’48
28’53→27’54
スタートから1’54’38→1’54’34
下り基調の区間は昨年より速い。
この辺りではすでに完走狙いに切り替えてるので無理にペースを保つ走りはしてません。無理しないでペースが上がっているのであるから嬉しいです。結果的にここまでは昨年とほぼ同じタイムです。
【20〜25キロ】
5’30→6’22
6’22→9’15
6’24→7’20
8’38→7’43
7’44→10’43
34’40→41’25
スタートから2’29’18→2’35’59
鎌北湖からの急登は昨年はある程度頑張ったのに対して今年は頑張ることを止めました。そのままのラップになっています。
今年ほどではありませんが昨年も非常に気温は高かった。そこで昨年は直射日光を受ける上りは歩こうと決めたのに対して今年はすべての上りを歩くことにしました。
【25〜30キロ】
6’46→8’35
5’25→6’04
7’23→11’00
8’55→10’51
6’42→8’17
35’14→44’50
スタートから3’04’32→3’20’49
説明は要りませんね 笑
タイムがすべてを語っています。ただ全歩きでもこのくらいでは歩けるのです。
【30〜35キロ】
5’24→7’10
7’03→8’40
7’32→8’55
7’29→9’05
6’29→8’27
34’00→42’19
スタートから3’38’32→4’03’08
ここも説明不要だと思います。ひたすら折返しを目指して歩きました。
【35〜40キロ】
8’31→11’02
6’21→8’34
7’57→8’57
8’03→9’58
7’02→8’51
37’57→47’25
スタートから4’16’29→4’50’33
よくもこれだけ歩けるな。。って思われるでしょう 笑
絶対にゴールしようと思う気持ちがあれば歩けます。歩くのはカッコ悪いなんて考えも今回は捨てました。何が何でもゴールする。そのために走ることが阻害要因になると思ったから歩いたのです。
【40〜45キロ】
7’16→9’30
6’56→5’31
6’07→8’33
7’39→7’03
6’13→6’20
34’14→36’59
スタートから4’50’43→5’27’32
ここでも大きくは変わりません。ただ熱中症や脱水症の症状もなくガス欠の状態もない。そりゃ上りを全歩きと決めてるのですから 笑
通常アップダウンのあるコースでは上り坂が見えると苦しくて嫌だなって思います。でも今回は上りが見えると歩けるとホッとしました。そして上りが終わりそうになると嫌な気分になってきました。。。
【45〜50キロ】
6’46→8’30
7’04→8’33
6’43→7’03
5’17→6’41
5’46→5’23
31’39→35’44
スタートから5’22’22→6’03’46
この50ラップ目から折り返しです。こんだけ歩いたのにこのタイムで折り返せるのにも驚きました。折り返しではアスリチューンを飲みました。エナゲインと試作品のジェルです。今までは両方を同時には飲まずに10キロに片方づつ採ってましたが折り返しで両方同時にとりました。カフェインは入ってないので急に力が満ちるなんてことはありません。ただここまでエイドではドリンク摂取以外は蕎麦を一口とフルーツを食べた以外は固形物はまったく食べていません。おにぎりとかを食べるのは精神的にキツそうなのと、胃腸に負担をかけたくないから食べるのは止めました。それでもガス欠にならず、また気持ちが切れなかったのはアスリチューンの効果です。
【50〜55キロ】
5’13→4’51
6’37→4’51
6’00→5’17
5’32→6’23
7’21→6’12
30’46→27’35
スタートから5’53’08→6’31’21
折り返し後に雷とともに激しい雨となり体温が下がったのはラッキーでした。Facebook等を見ると友人達があの雷雨がなければ完走出来なかったと書いてます。でも違うと思います。あの雷雨で身体が楽になったのは間違いない事実ですがそこまで諦めずに完走を目指したランナー達はあのままの状況でもきっと完走したと思います。もちろんタイムには影響したでしょう。また雷雨によって身体が冷えてしまいお腹をおかしくした人もいます。実際私も少しおかしくなりました。。だから雷雨がなければ完走出来なかったからラッキーなんて思う必要はありません。諦めなかったから完走できたのです。
私は雨が降らなければ折り返しまでと同じ戦略でした。上りは全歩き。平地と下りは走る。とてもシンプルです。折り返しからは下りが増えるから走る頻度は高くなる。でも脚は温存出来ていたからまったく問題ないです。昨年も折り返し後は相当頑張ったけど今年のラップはまるで違いますね。。下りはスピードを上げると言うより腰の位置を保って腹筋に力を入れて前傾を保って進むだけです。靴が濡れて爪先が痛くなってきたので着地で爪先に力がかからないように踵でしっかり衝撃を受け止めるようにしました。しかし足元が悪い中4分台で走れているのは頑張ってると思う。また上りも走れるとこは走った。ちょっとキツイなと感じたら歩いて姿勢を整えて再スタートした。
【55〜60キロ】
6’19→6’36
5’03→5’08
5’23→4’42
6’46→5’45
5’28→5’27
28’49→27’38
スタートから6’23’09→6’59’01
この区間も50〜55キロとほぼ同じです。上り区間もかなり走れてます。このあたりではテンションがかなり上がってきました。踵でしっかり体重を受け止めているから極部的に負担がかからずに、下りでは前もも全体で体重を受け止めた。また転倒しないように細心の注意を払った。
【60〜65キロ】
5’05→4’56
5’41→5’23
5’54→5’27
5’04→4’58
4’47→4’32
26’33→25’19
スタートから6’49’42→7’24’20
ついに全てのラップで昨年を上回った。足元が悪い中しっかり走れてます。ちなみにこのラップはGARMINのラップなので78キロのコースに対してほぼ76キロの計測値です。したがって3%弱実際は速いペースで走っています。例えばキロ5分なら4分51秒です。5キロなら45秒くらい速いということです。
【65〜70キロ】
6’23→5’21
5’35→6’43
5’11→5’07
5’42→5’03
7’18→7’20
30’11→29’36
スタートから7’19’53→7’53’56
この区間は昨年とほぼ同じ様な走りでした。65〜66キロが昨年より1分速く、66〜67キロが昨年より1分遅いのはたぶんこの間にエイドがありその時間がどちらに入ったかの違いです。
【70〜75キロ】
5’55→6’53
5’01→5’10
4’48→5’01
5’01→4’47
4’34→4’56
25’37→26’51
スタートから7’45’14→8’20’47
70〜71キロで時間がかかってるのは水溜りの中に段差があり足首を捻ってしまったからです。水溜りは見えないから怖いです。幸い支障がなかったのですが様子見でゆっくり走りました。
【75キロ〜ゴール】
4’29→4’05
0’52→1’55(昨年200m→今年500m)
ここは実際にはラスト1キロちょいの位置です。推定ですが昨年は76.8キロ。今年は76.5キロくらいです。
ラストスパートなんてしなくていいのに最後は意地がでました 笑
【ゴールタイム】
7時間50分36秒→8時間26分51秒
【最後に】
上りはすべて歩くのがホントに良いかどうかは分かりません。私よりタイムの遅い人でもすべて走り通した人はいるでしょう。それはそれで素晴らしいと思います。ただ絶対的に正しいことなんてありません。
①順位、勝ち負けがすべての人
②タイムが速いことに価値観を求める人
③一歩も歩かないでゴールすることに価値観を求める人
④時間はかかっても健康に安全にゴールすることが絶対条件の人
⑤楽しめれば何でも良い人
その他いろいろな価値観はあります。
私自身は②と④の合算です。
何が正しくて何が間違ってるなんてありません。でも私は今回の結果には満足してます。一度としてレースを止めようと思わなかったし絶対にゴールすると最後まで思い続けた。そのために何をすべきで、何をしてはいけないかを客観的に捉えて実現可能な対策に落とし込んで実行するだけ。
それが私です。