ハセツネ30K走ってきました。2010年、2012年と走って以来です。３回ともコースが違うのと、4年前のことをあまり覚えてませんが、コースが少し長くなったような気もします。

今回はトレイルレースで初めてランシューを選択しました。

半分ロードがあるからタイムを狙おうと選択したわけではなく、ハセツネ30K参加の目的が、チャレンジ富士五湖からスタートするウルトラシーズンに備えての身体作りだからランシューを履きたかったのです。

したがってロード区間は頑張るけど、トレイル区間は転倒しないよう安全に進むことを心掛けました。

それと、滅多にトレイルを走らないので、自分にあったトレランシューズが中々見つからず、いつも爪などを痛めたりしたのでランシューならどうなのかを一度試したかったのも理由です。

【ウェア・装備】

トップ：アールエルハーフジップ

アンダー：ファイントラック

パンツ：ノースフェイス

ハーフタイツ：C3-fit

ゲイター：アールエル

ソックス：アールエル 滑り止め付メリノウール

シューズ：アディゼロマナ7&キャタピラン

ザッグ：サロモン初代キリアンザッグ

レインウェア：ノースフェイスアクティブシェル&モンベル超軽量パンツを携帯

【サプリメントなど】

  
650ccのボトル：高濃度酸素水ランプラスウォーター＋ムサシリプレッシュメント

500ccソフトフラスク：オルガニックを入れてから、満タンになるまで高濃度酸素水ランプラスウォーターで薄めた。

500ccソフトフラスク：予備としてザッグ内に高濃度酸素水ランプラスウォーター

1650cc   ゴール後には残量ほぼなし。

レース前にアスリチューン・ポケットエナジーと、アスリチューン・エナゲイン

レース中は、40〜50分にどちらかを交互に摂取。

レース後にアスリチューン・スピードキュアを飲みました。

【レース前タイム目安】

長めのレースでは細かく区間タイムなどを考えますが、今回は練習であることと、距離も短いので、ウルトラプロジェクトメンバーから聞いたざっくりしたコースレイアウトから大まかなタイムは考えていました。

32キロ中ロードが半分と聞いていたので、ロードは上り下り平均してキロ5分で16キロを80分

トレイル16キロは混雑も含めて平均キロ10分で160分

合計4時間くらいと考えていました。

タイムを縮めるならトレイルで、15分くらいは短縮できると思いますが無理はしません。

また、最初のロード8キロ（実際は10キロ弱ありました。）は頑張るつもりでした。

【ラップなど】

スタート〜北沢峠

ロード    9.85km    52’35

渋滞    0.10km    2’29    

北沢峠〜醍醐丸

トレイル    6.52km    68’38   

醍醐丸からロードまでの下り

トレイル    1.06km    07’09   

ロード区間下り

ロード    5.27km    25’22    

ロード区間上り

ロード    1.71km    15’27   

入山峠〜今熊山

トレイル    1.59km    23’01    

今熊山からの下りトレイル

トレイル   5.02km    36’11    

ラストロード

ロード   0.76km    03’07   

31.88キロ  4時間03分57秒

ガーミンで31.88キロなので、実際は33キロほどありそうです。

【レース展開】

スタートから1キロくらいは上りなのに、サブ3ペースで入ったので、いきなり呼吸が激しくなるも、ペースダウンを最小限に保って走りました。

ロード終盤の登りはかなりキツイが、歩かない程度のスピードまで落ちるも粘る。到着時間はほぼ予定通り。

渋滞は2分半ですが、特に問題なし。

しかし、疲労がかなり蓄積している。

トレイルに入るも渋滞は続くが、この辺りのランナーの歩きはさすがに速い！

おそらく、フルマラソンなどのタイムは私より遅いだろうけど、走るのと、急登を歩いて登る筋力やテクニックは別物だから、山に入って鍛えた時間が全く違うのでしょう。

また、泥濘はさほど酷くないが、ランシューだと、グリップが悪いから登りに無駄な力を使うから結構ツライ。ふくらはぎに力を入れて踏ん張らないと上がれない。

ランシューだと下りより上りがキツイことを知りました。

今回はトレイルでは無理しないことにしていたので、前のランナーとの間隔があき、後ろにランナーがいたら、後続に道を譲るために少し左右にずれました。

大半のランナーは、声をかけてから私を抜いていきましたが、無言で無理に抜いていく残念なランナーも2割くらいいました。

トレイル上りはもう少し速く登るつもりでしたが、尻周りに疲労が蓄積しているから予定より遅い。

逆にトレイル下りは、先週のトレラン スキルアップセミナーで学んだことが活かせて、安全に気持ちよく走れました。足場の悪い箇所もありましたが、いつもは怖い下りがまったく怖くない。身体の脱力が大事なことが分かりました。またアディゼロマナのグリップは良く、脚さばきが良いから走りやすかったです。

醍醐丸からのロード下りはガッツリ抜かすつもりが、周りも速くほとんど順位は変わらない。しかし上りに入ったらガッツリ抜けました。

特にタイムへの意識はなかったけど、4時間切れるか際どい感じで進みました。

今熊山からの下りは4時間切りを狙って、ペースを上げて走りましたが、混雑もあり思ったようにペースは上がらない。

距離が自分の感覚より1キロほど長く、なかなかロードに出ない。試走してないから分からないのも仕方ないけど、ロードに出た段階で4時間超えました。

その時点で脚は残っていたので、ロードはキロ4分ほどで気持ちよく走りました。

富士五湖に向けて良い練習になりました。

【レース前イメージと結果】

展開は書いた通りですが、ロード区間とトレイル区間の比率はこんな感じでした。

ロード区間    

17.63キロ     1時間39分00秒

トレイル区間    

14.25キロ    2時間24分57秒

実際の距離はロード18キロ、トレイル15キロくらいだと思います。

【ランシューについて】

良い点：今回くらいのトレイルの状況なら下りはさほど怖くなかったし、一度もヒヤリとする場面はありませんでした。また、軽さよりも足へのフィット感がよく履きなれたシューズだから気持ちよく走れました。

悪い点：多少の泥濘でも上りはグリップが悪くキツかった。無駄な力を使ってしまいました。

また、ランシューを履くからには、足首を捻らないようにテーピングで足首を固めることも必要でしょう。

レース後の画像ですが、爪も指も全く痛くありません。

  
爪や指が痛くなる理由は、特に下りで足がシューズ内で前に動き当たるのが大きな理由です。

合わないシューズを履いたり、身体に力が入り接地で踏ん張り過ぎると、痛めやすいです。

今回は走り方が変わったこともありますが、ソックスを変えたのも良い方向に繋がりました。

私はほぼ、アールエルのソックスしか履きませんが、トレイルやウルトラマラソンでは季節を問わずメリノウールを履いています。
ただメリノウールは素材の性質上滑りやすく、トレイルの下りだとシューズ内で足が動きやすいとも感じていました。

今回は東京マラソンエキスポで発売開始した、滑り止め付きメリノウールを試しました。

   
レース後の画像です。

 
少し汚いですが、前部に付いているのが滑り止めです。こんな小さなものですが効果あります。

また、画像に写っていますが、シューズにはキャタピランをセットしています。キャタピランは脱げやすいからトレイルでは不向きではと感じる方が多いでしょうが、今回特に問題ありませんでした。フィット感を高めてくれました。ただ重量のあるシューズだと少しキツ目にしないと下りでズレるので使うか迷います。

キャタピランの良いのは、万が一靴ひもが木などの障害物に接触して切れた場合でも、1箇所切れたくらいなら違う箇所はそのまま繋がっているから走行不能にはなりません。まあ切れたことありませんし、そんな時はテーピングで固めちゃいますが。。

テーピングに限らず、ファーストエイドキット、ポイズンリバー、その他は必携品ではありませんが、自分の身を守るために持参してます。

また、ランプラスウォーターは高酸素水ながら、酸素の気泡が抜けにくく、他の粉物サプリメントとの親和性が高いのが気に入りました。今回はムサシを使いました。次回はメダリストで試してみようと思います。

また、オルガニックを1本500ccソフトフラスクに入れてから、足りない量をランプラスウォーターで補いましたが、これは飲みやすかったです。

このくらいの濃度がレース中には良いと感じました。

 
今回、ウルトラプロジェクトからは、野村さんが自己ベストを1時間短縮して3時間30分台で走りました。また、6人走って全員が本線出場権を獲得しました。

ウルトラプロジェクトメンバー自己ベスト続出でも書きましたが、フルマラソンシーズンは終わりに近づきましたが、ウルトラマラソン、トレイルレースでも活躍するでしょう。

レース翌日はスポーツジムのトレッドミルを斜度を15度にして時速5キロで45分ウォーキングができるくらい元気でしたが、今日筋肉痛がきました  笑

良い練習にはなりましたが、おんたけウルトラでは、ガッツリタイムや順位を狙って走れるように頑張ります。