No. 2511腕振りはやはり大事。〜さいたま国際マラソン結果〜
タフなコースだったのは間違いありませんが、それ以前にコンディショニングが間に合わず苦しいレースになりました。
まず結果から書きますと、近年のワーストタイムです。
ちなみに、今年のサロマ湖100キロのフル通過タイムは3時間18分38秒ですからほとんど変わりません。
二週間前にハセツネを入れた時点で、さいたま国際はどんな状態になっても仕方がない。と思っていましたが、ハセツネが終わってからは必死に回復を試みて、疲労が抜けてはきていていましたが、甘くはなかったです。
また、フルマラソンの練習として、30キロ走はもとより、20キロ走もやってませんので、現在の実力通りの結果になりました。
簡単にレースを振り返ります。
今回は走ってみないと、どれだけ走れるか分からない状態だったので、目標タイムの立てようがありませんでした。
そこで、まずはハーフを90分くらいで走り、その時の状態で上げるか、耐えるか、下げるかを決めるというアバウトな感じでスタートしました。
スタート時は脚も軽く、アップダウンもさほど気になりませんでしたが、徐々に左腕がスムーズに引けなくなってきました。
私は後傾しやすいのをカバーするために、腕をしっかり引くようにして、リズムを作るような走りです。
その肝心の腕振りがスムーズな引けないのは厳しい。
腕が振れないことから、次第に脚も重たくなってきて、キロ4’15をキープするのも厳しくなってきました。
15キロくらいでスムーズにひけないばかりか、左肩辺りが痛くなり、初めてのことで怖くなってきましたが、腕振りがスムーズに行くように試行錯誤しました。
アームカバーがキツく、血行が悪くなっているのかと外しましたが、痛みは変わらない。
ハーフ通過はほぼ90分でしたが、ペースを保つどころか、腕の痛みが激しくなったら完走も危ないので、ここでサブ3は諦めました。
左腕をダラリと垂らして、右腕だけで走ったり、左腕を抱えるようにして走ったりしましたが、もうどうにもならない。
多くのランナーに抜かれたけど、今回は経験のない箇所だから無理は止めた。
時々振ってみるとやはり痛い。
これは30キロくらいですが、腕振りをしている時です。キロ5で走ってますが腰はさほど落ちてはいない。
こうやってみると右腕の様子もおかしい。完全にバランスを崩し左右差が出てしまっている。
ペースダウンしてからは、ホント長いレースになりました。ペースが遅いからアップダウンのキツさもよく分からない。
こんな状態で走ってはいたけど、リタイアはまったく考えなかった。何とか完走だけはしようと思った。
また、来年はトレイルやウルトラを少なくとも9月までに終えて、10月からはフルマラソンに備えることを決めました。
フォームが崩れたから、右足底に痛みは出るし、腕振りが出来ないことから尻や太もも周りの大きな筋肉が使えないからふくらはぎが張ってきた。
ゴール付近で、前の会社の同僚に抜かれたので、声をかけて少しペースを上げて一緒にゴールしました。
ゴール後に左肩や腕を触ると熱を持っているし、触ると痛い。また上がらない。仲間からは五十肩だと笑われたが、一晩寝たら痛みはひきました。
今日ケッズトレーナーに行ったところ、肩がズレているとのこと。
ようは、軽い脱臼でした。
元に戻してもらいましたが、痛かったです。長引くような故障ではなく、よかったです。
原因はよく分からないけど、脚の動きが悪くなった時に腕振りをすることで耐えたけど、その時の負荷が大きかったのかもしれません。
我ながら、痛みのなか、よくゴールしたと思います。
そんな辛いレースになりましたが、嬉しかったことはありました。
吉田香織さんの素晴らしい走りを見た時に、涙が出そうになったこと以外に、スタートからゴールまでの間に、大げさではなく、50箇所くらいで、私の名前をあげて応援していただきました。
一瞬のことで、誰だったか分からないこともありましたが、声はしっかり届いています。
ランニングを始めたころは、応援してくれる友達なんていなかった。
そんな私がいつの間にか、こんなに多くの友人から応援されるようになったのです。
ホント嬉しかったです。
ハーフ以降は情けない走りで、恥ずかしかったけど、自分としては一生懸命走りました。
応援の声があったから、止めようなんて気持ちにならなかったのかもしれますん。
ありがとうございました!
まずは前のように走れるように頑張ります。