No. 2506持ちタイムより、現在の力が大事。
昨日100キロ7時間台で走りたいと書いたブログを、facebookページにアップしたところ、日本一のランナーからコメントいただき恐縮しました。
このページだけではなく、何件かコメントをいただきましたが、その中に、
私はサブスリーしてないけど、7時間台で走れたから頑張ってください。
というコメントもいただきました。
女性でもサブスリーしてなくて、7時間台で走るランナーは極めて少ないのに男性だから凄いと思いました。
仮にフルマラソンが3時間00分00秒で、100キロが7時間59分59秒であったとしても、フルの2.66倍。あの原さんでさえ約2.7倍ですから凄い数値です。
仮にフルマラソンが3時間05分で、100キロが7時間55分としたなら、なんと2.567倍。。。
仲間にも超持久系のランナーはいるけど、こんな数値は見たことない。。
どのような方なのかと思ってページをみたら、疑問は解けました。
確かに最近7時間50分台で走ってます。そしてサブスリーしてないというのも間違いないのでしょう。
ただ、ページを見ていくと10000mを37分で走って遅いとショックを受けるレベルのランナーでした。さらに昔は競技者だったようです。
私が10キロ37分で走れたら、フルを2時間45分くらいで走れます。そのくらいのレベルなのです。
ここからは推測ですが、学生時代に競技をしていたけど、ブランクがあり、再開後、競技力が戻らない頃にフルマラソンを走ったのでしょう。その時はサブスリーできなかった。
(もしかしたら、フルマラソンを走ってないかもしれません。)
そして100キロを走るために、凄く頑張って練習し、7時間台で走れたのでしょう。
素晴らしいことです。
ただ、100キロのレース当日に、100キロではなく、フルを走っていれば2時間45分くらいで走れたと思います。
サブスリーはしてないけど、100キロ7時間台で走れた。
は間違いないけど、
その時、サブスリーする力は十分にあったのでしょう。
このシーズンにフルマラソンを走られるか分かりませんが、走れば自己ベストを大幅に更新するでしょう。
頑張って欲しいです。
さて、このような事例は100キロに限りません。
例えば、マラソンで3時間を切るには、一般的にはハーフで1時間25分台は出さないと厳しいと言われています。女性なら+2分くらいでしょうか。
という話に対して、
私はハーフ1時間29分台でもサブスリーしました。
というので、超持久系かと思い、聞いたら10キロは35分くらいで走れるランナーだった。
という話は結構あります。
ハーフのベストは失速したレースだったか、ランニングを再開直後のタイムなのか、そもそもハーフはあまり走ってないのか・・・。
何をお伝えしたいかというと、当たり前のことですが、持ちタイムだけで考えるのではなく、現在どのくらいの力があるのだろうと考えることが大事だと思います。
ベストタイムを出した時と比べて、現在の力はどうなのかは自分自身が一番分かっていると思います。
また、ウルトラマラソンは、フルマラソンのタイムが伸びないランナーがするもの。とか、あいつは距離に逃げた。とか、いうランナーはいますが、ウルトラマラソンを始めたことで、伸び悩んでいたフルマラソンが速くなった人もたくさんいます。
ただ、すべてランナーに100キロマラソンを中心にしたウルトラマラソンを奨めているわけではありません。
相談してきた友人がサブ4してないなら、まずはサブ4しようよ。
と答えています。
サブ4はランナーとしてのベーシックな基準だと思います。
簡単にクリアする人もたくさんいるけど、出来ない人もたくさんいる。
でも、出来ない人には、出来ない理由があるのです。
ちょっと意識を変えて練習したり、レース前の過ごし方を変えたり、レースの走り方を変えたり、走るときに意識する箇所を変えるだけで、簡単に達成することもあります。
中には、ヒモの結び方を変えただけで、急激にタイムを伸ばした友人もいます。
話が少し飛び回ってきたので、ここで終わりますが、
来年ウルトラマラソンにチャレンジしたい。サブ10など自己ベストを達成したいと考えている方は、まずはフルマラソンを一生懸命走って走力の底上げをしましょう。
フルマラソンのタイムが伸びることは、ウルトラマラソンを走る上で大きな力になります。
頑張りましょう!