No. 2466スパルタスロン・リタイアから学んだこと

  
制限時間(36時間)まで、あと数分という時間にビクトリーロードを地元の子どもに囲まれたランナーが次々に現れた。みな一様にスパルタまでの途轍もなく長い時間と、途方もなく長い距離、そして幾多の困難を乗り越えてスパルタに到着したことを喜び、一歩一歩噛み締めながらレオニダス像の足元に向かった。

 
観客のブラボーと叫ぶ歓声や、祝福するパトカーのサイレン、車のクラクションはホテルの部屋にも鳴り響くほどだ。

スパルタの街中が246キロの遥かなる地から辿り着いた戦士達を歓迎している。

そしてスタートしてから36時間が経過した。

  
ギリシャ時間 19時である。

完走したランナーは誰もが輝いている。

自分が走ったことで、スパルタスロンがどれほど過酷なレースであるかが分かっただけにゴールしたランナーすべてが素晴らしい。

そして羨ましかった。

レースが終わった時には、悔しいと思う気持ちさえないほど、完膚なきまでに打ちのめされたが、ゴールするランナーを見るたびに悔しさが湧き上がってきた。

このままじゃ終われない。

そんな気持ちが次第に強くなってきた。

今までスタートしたら、必ずゴールしてきた。正確には数えてないが150レースくらいか??それだけ走れば辛く、厳しいレースもあった。第一回UTMFや、酷寒の2013年チャレンジ富士五湖、酷暑の2014年サロマ湖ウルトラや奥武蔵ウルトラはきつかった。

しかし、ゴール出来ないとおもったことは一度もない。様々なトラブルに対処することで完走してきた。

スパルタスロンは246キロと途方もなく長いが、毎年完走率があれほど低いのは距離だけではなく、その他の要因があると自分が走ったことでいろいろ気付いた。

  
サンガスまで辿り着かなかったのは、経験という点では残念だが、スパルタスロンを走ろうという方には、完走しましたという成功談とともに、このような失敗談も参考になると思い、記憶がしっかりあるうちにまとめておきます。

一般に失敗談は負け惜しみ的な文章になります。あの時、こうしていたら良かったとか、タラレバにもなってしまうのです。

ただ、こうしていれば良かったと書いたことが、出来ていたとしても完走できた自信はありません。その意味では負け惜しみにもなっていない。

また、すべてを受け入れることが、次へのステップになると思う。

今回は、スパルタスロンを完走する力がなかっただけ。

その要因は一つではなく、何重にも絡み合いリタイアという結果に繋がった。

今回どのようにまとめようか迷いました。一般にはスタート前の準備から、時系列に書きますが、今回はゴールしていないので、スパルタスロンに限らずレースマネジメントとして、大事なことを項目に分けて紹介します。

それぞれ①現象:どんなことが起こったのか②原因:なぜ発生したのかを分析(仮説)③対策:どうすれば良かったのか? という形式で書きます。

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