No. 2636スパトレイル シュミレーション

私は出ませんが、ウルトラプロジェクトのメンバーが8人参加するスパトレイルのタイムシュミレーションをしてみました。

私はだいたいこんな感じで、初めて走るコースの目標タイムの目安を調べます。

ウルトラマラソンもそうですが、よりアップダウンが激しいトレイルは目安とするタイムがないと、後半グダグダになるので、自分ならこのくらいのタイムでは走れるはずと、基準を作ることは大事です。

その基準を作った上で、目標タイムを、高く持っていくなら、どの区間を頑張ればならないとか分かります。

その1

高低図を見て積み上げてみる


高低図は大会公式ページより
まず、高低図を見ながら目に見えるアップダウンを区間ごとに積算して、その区間のペースをイメージして区間タイムを計算してみました。

【スタート〜11.3キロ】

区間距離    11.3キロ

上り合計(目算)900m

下り合計(目算)200m

平均ペース    8分

区間タイム    91分

【11.3キロ〜1A】

区間距離 10.6キロ

上り合計(目算)200m

下り合計(目算)600m

平均ペース 7分

区間タイム 75分

【1A〜2A】

区間距離 12.7キロ

上り合計(目算)900m

下り合計(目算)600m

平均ペース 8.5分

区間タイム 108分

【2A〜3A】

区間距離 12.6キロ

上り合計(目算)400m

下り合計(目算)800m

平均ペース 6.5分

区間タイム 82分

【3A〜4A】

区間距離 11.5キロ

上り合計(目算)800m

下り合計(目算)700m

平均ペース 9分

区間タイム 104分

【4A〜5A】

区間距離 5.8キロ

上り合計(目算)400m

下り合計(目算)200m

平均ペース 9分

区間タイム 52分

【5A〜ゴール】

区間距離 8.2キロ

上り合計(目算)300m

下り合計(目算)200m

平均ペース 8分

区間タイム 66分

区間タイムを合計すると、578分ですから、9時間38分です。

また、上りの合計が3900mで実際の4610mより700m足りない。同様に下りは3300mで、実際の4015mよりやはり700mほど足りない。

これらは高低図では分からない小刻みなアップダウンがさらにあるということです。

100mあたり5分とすると35分。

先ほどのタイムに加算すると、10時間13分というタイムが出てきました。

トレラン大会の順位から推測

私は100キロのウルトラマラソンでは、出走者の上位3%を目安にしていますが、トレランは安全に走っているのでだいたい上位20%くらいでゴールしています。

皆さんも計算してみると目安になる数字は分かると思います。

昨年の大会記録を調べてみると、出走者589人の上位20%は117位。

117位のタイムは10時間23分16秒です。

トップ選手の何倍か?

また、私はトップ選手のだいたい1.5倍で走っていますが、昨年の優勝タイムを1.5倍すると、10時間15分くらいです。

女性ランナーが計算する際は、女子優勝タイムを比較対象にせず、男子優勝タイムを比較対象にしてください。

理由は、女子は参加人数も少なく、強い選手が出るかどうかでタイムがまるで変わってきます。当然男子も強い選手が出るかどうかで変わりますが、女子に比べて層が厚いからです。

上記3つのタイムから、今まで通り、安全優先で走れば10時間前半になりそうですが、最近は少しづつ下りの走り方を覚えてきたので、もし走るなら9時間30分を狙って走ります。

全く見てないコースですから、実際のアップダウンなど違うかもしれませんが、走れるであろうタイムは大きくズレていないと思います。

試しに、昨年の全ランナー走りを分析してみました。

結構作るの面倒くさかったけど公開します。

これを見て驚いたのは、トップグループも、制限時間ギリギリのランナーもゴールタイムに占める区間タイム比率は大差ないのです。

ページの最初に高低図を見て区間タイムをシュミレーションしましたが、35分加算する前の9時間38分の区間タイムと比較すると、結構ズレている区間があります。おそらくズレている区間に小刻みなアップダウンやテクニカルなトレイルがあるのでしょう。

初めて走る方なら他の大会の上位比率や、優勝タイムの倍率から出したタイムを目標タイムにして、上記割合を掛ければ区間タイムの目安が分かります。

もちろん上記表は、参加者の平均ですから、周りより後半が強いランナーや、弱いランナーでは多少違うし、急登や急な下りのある区間の得手不得手でも変わってきます。それは修正すれば良いのです。ベースがなければ修正のしようもありません。

走られる方は、実際に計算してみてください。また、昨年走った方は昨年のタイムを計算してみてください。

同日開催のサロマ湖ウルトラマラソンを走る方で、自分はどのくらいで走る力があるのか分からない。どのようなペースで走ったら良いか分からない。

などサロマ湖ウルトラマラソンに向けて不安だらけの方は、ウルトラセミナーにご参加ください。


ウルトラセミナー 〜サロマ湖対策〜

今回のスパトレイルの記事より、しっかり分析しています。

また、補給計画や暑さ対策、前日からスタートまでの過ごし方などもお伝えします。

トレイルもウルトラマラソンも計画や準備で結果は大きく変わります。

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