No. 2616100キロマラソン ゆっくり入ると疲れますよ。
その日にウルトラプロジェクトメンバーが誕生日イベントランをしてくれました。
50歳に50キロ走るというイベントですが、素晴らしいエイドなどのサポートや、メンバーが入れ替わりで走ってくれたり、ウルトラプロジェクトコーチの大島さん(24時間走日本代表)は50キロ付き合ってくれたり、ゴールしたら花束や記念メダルいただいたり最高のイベントでした。
もちろん宴会も素晴らしかった。
さて、タイトルについて書きます。
私はその2日前にも酷暑の中50キロ走り、その一週間前はチャレンジ富士五湖ウルトラマラソン(100キロ)でした。
ダメージを抑えるために、練習ながらテーピングをしてスタートしました。
せっかくのイベントですから、50キロ走りきらない結末はあり得ないので、暑い日でしたが確実に走りきれるように前半は慎重に走りました。
まずは1キロラップをごらんください。1周ごとに改行してます。5キロ目は960mくらいです。
6’40-6’02-6’22-6’19-6’03
0’30(給水など)
6’17-6’44-6’54-5’30-5’29
2’48
5’56-5’29-5’28-5’33-5’36
1’32
6’00-6’01-5’41-5’40-5’32
5’52
6’37-5’49-5’24-5’28-5’16
1’03
6’33-5’45-6’16-6’05-5’37
1’12
7’15-6’27-6’02-6’13-6’04
5’00
6’52-6’17-7’26-6’32-6’05
3’57
8’04-6’24-6’32-5’37-5’27
1’16
2’40(419m)
1周5キロに40mほど足りないので10周分400mをここで距離合わせ。
4’47-4’16-4’25-4’14-3’50
ペースがバラバラなのは、横で走ってもらったランナーのペースに合わせたのと、祝日の皇居は混雑している箇所があるので、そこはランナーではなく歩行者になったからです。
また、各周回始めが遅いのは、給水など済ませたら私はすぐに歩き出し、エイド休憩をゆっくりしてからスタートするメンバーが追いつくのを待ったからです。
また8周目の3ラップ目が大きく落ちているのはこんな場面に出くわしたからです。
前の周回は大丈夫でしたから、30分以内の出来事です。木には黄色の警告テープが張られ警官が枝をはらったりしていましたから、感覚的には前の周回直後かもしれませんね。あれが走行中に倒れてきたら避けようがありません。この角度では分かりませんが、歩道に沿って10mほど倒れているのです。ケガ人がいなくて幸いでした。ランナーの多い水曜日の夜なら大惨事でしたね。
タイトルの内容に行きつかないから、本題に入ります。
今回、サロマ湖でサブ10狙うメンバーが二人、野辺山でサブ10狙うメンバーが一人いたので、彼らに遅いペースは疲れることを体感してもらうために、序盤からキロ6超えて走りました。
最初は楽でも次第にキツくなってきます。キロ6で走ってるつもりが、ガーミンで見ると6’30だったりします。
遅いペースで走り続けると、そのペースが身体に馴染んでしまいます。その状態は非常に疲れます。
【効率的な走り】と対極の走りになってしまっているのです。
初めてウルトラマラソンにチャレンジする方の大半は
ウルトラマラソンはゆっくり走る
とランニング仲間から聞いたり、雑誌などメディアで情報を得たりしていると思いますが、ゆっくりにも個人差はあります。
伝える側の ゆっくり
と、
聞いた側の ゆっくり
は、必ずしも一致しません。
もちろん、サブ3ランナーと、サブ4ランナーのゆっくりは違いますが、同じサブ3ランナーでも違うのです。
大事なことは、
ゆっくりという漠然とした言葉ではなく、自分が100キロマラソンを走るには、キロ◯’◯で序盤を走るのが、もっとも効率的である。と把握することです。
それは、同じランナーであっても、コースによっても変わるし、気象コンディションでも変わりますが、基準が出来れば微調整すれば良いのです。
そのペースで走ってキツイと感じたら体調が悪かったり何か問題があるのです。そんな時は焦らずペースを少し落として回復を待てば良いのです。
体調を把握するためにも、自分の基準になるペースを理解することです。
サロマ湖ウルトラを走られるランナーに向けて、
現在の自分はどのくらいのタイムが狙える力があるのか?→目標タイム設定
そのタイムを出すにはどう走れば良いのか?→ペース設定
どのようなタイミングでエネルギー補給と水分補給をしたら良いか?→補給計画
その他、サロマ湖特有の暑さ対策、日差し対策、サロマ湖に向けた練習計画、ウェア・シューズ選びのポイントなど目標達成に向けて超実践的なセミナーを行います。
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詳細はこちらをご参照ください。
今回は昨年実際に走ったランナーの10キロごとラップとゴールタイムを徹底的に分析して、目標タイム別の推奨ペース設定や、序盤のペース別の完走・リタイア分析など行う予定です。