No. 1919OSJおんたけスカイレース無事ゴール

昨日のおんたけスカイレースは無事ゴールしました。

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スタート前の画像ですが完全にガスがでて山頂付近は視界がほぼない状態だったようです。。

と言うことで楽しみにしていた山頂のお鉢周りはカットになってしまった。山頂に着いたら折り返しです。距離は5キロくらい短縮しました。。

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(赤い場所がカットです。)

今回はタイムも順位もまったく意識してないで脚作りのための参加しました。トレイルはロードでは考えられないような大事故が想定外ではなく簡単に想像できちゃうくらい身近に存在しています。

トレイルを走ったことがない方もいるでしょうから書きますと

・熊、スズメバチ、毒虫など
・道迷いによる遭難
・滑落
・落石

その他ロードでも危険性のある落雷・暴風雨や熱中症もロード以上にリスクが高いです。

落雷や暴風雨は分かるけどなぜ熱中症のリスクが高いかと言うと熱中症の発生確率を言ってるのではありません。

想像してください。

ロードレースで熱中症になったなら、すぐに救護テントに運ばれて、場合によっては救急車で病院に搬送されますが、山の中なら応急措置するのも簡単ではありません。病院に搬送されるまでどれだけの時間がかかるでしょうか?

重症リスク、死亡リスクは高くなるのはわかりますよね。

そんなこともあり私にとってトレイルレースはトレーニングの場であり楽しむ場なのです。

楽しむ余裕を持っていれば防げる事故もあります。また無理もしません。

そうは言ってもスタートしたら順位を意識してしまうのですけどね。。。

しかし今回は脚づくりのためなんて考えていましたが大きな勘違いでした。。。

標高900mくらいのスタート地点から3000mを超える山頂までひたすら登って、山頂についたらひたすら下るというレースです。これはエントリーの段階で知っていました。

またコースはガレ場の連続と言うことも聞いて知っていました。

山頂付近はかなり気象変動が激しいと言うことも聞いていました。

でも想像以上であり甘く考えていました。

なぜ甘く考えていたのかは多分距離が短いからでしょう。お鉢周りがカットされる前の正式なコースでも37キロ程度。

直前までまったく問題なく余裕を持ってゴール出来ると思っていた。

ただ前日の説明会で少し嫌な感じはしていた。

滝のとこは最近の雨で増水して膝ぐらいまで浸かるかもしれない。流れが速いので気をつけてください。

とか

この辺りは気持ち良いトレイルだけど熊が出るので気をつけてください。コース設営の時も熊が出ましたから。行きは集団だから平気でしょうが帰りは単独になるから気をつけてください。

とか 笑

絶対にケガをしないように気を引き締めてスタートしました。

みんなスタートからガンガン飛ばすけど私は自分のペースで走りました。ロードだけどそれなりの傾斜があるから結構キツイ。。

今回は標高10mを1分で登るよう意識していた。だいたい2100m登るから210分。

楽に行けると思っていたし、標高2000mくらいのスキー場までは予定通り進んだけど、2000mを超えた辺りで異変がおきてしまった。

日頃、標高2000mの高地に滞在することはほとんどないから身体が驚いたようです。急に鼓動が激しくなってしまったのです。ホント怖いくらいに激しい。。。

ゆっくり歩いても収まらないから立ち止まるしかない。。立ち止まると収まる。

ゆっくり歩いては立ち止まるを繰り返して山頂を目指した。立ち止まれば抜かれるけど仕方がない。。

慣れの問題でしょうが少なくとも今回の私は標高に対応できていなかった。。。

このレースは下り優先です。速いランナーが上から下りてくる際には道を開けねばならない。当初はお鉢周りがあるからかなり上まで行かないとすれ違うことはないと思っていたけど、お鉢周りがなくなったことによりトップ選手とかなり早い時間からすれ違うことになった。狭い道だから避けるには完全に歩みを止めなければならない。その下りてくる選手が段々に増えてくるのだから通常ならかなりのタイムロスです。

ただ昨日はノンストップで行ける状態ではなかったからちょうど良い休憩になりました。

しかしガレ場を落ちるようなスピードでかけ下りるトップ選手の走りは圧巻でした。。。ホント目を奪われました。

頂上に近づくほどにガレ場は厳しくなってきた。浮いてる岩がたくさんあるからホント落石怖いです。。想像はしていたけど想像以上でした。滑落が怖くて脚がすくむような場所はないけど慎重に進まないと怖い。

また山頂に近づくほどに気温が急激に下がってきた。スタートからバイク用の指空きグローブをはめていたが指先がかじかんできたくらいです。風が吹くとかなり寒い。

でも霧が晴れた時に下を見下ろすとかなりの絶景でした!!また自分の脚でここまで登ってきたのもスゴイことだと思った。

山頂到着は予定より40分遅い4時間10分でした。

ちょっとかかり過ぎだけど、まあ仕方がない。

そして下りに入りましたが、下りは相当怖いです。尖った岩だらけなので転倒して身体をうちつけたら大怪我は避けられない。たまにシューズの横を岩にぶつけるくらいでガレ場を降りきった。そこからは比較的安全に下れるコースになるけど標高に身体がまだ順応してないからかすぐに心拍数が上がってしまう。。仕方ないからジョグで下る。標高2000mのスキー場のゲレンデ辺りになり心拍数は落ち着いたのでこれからだと思ったら頂上からの下りでずっとブレーキをかけて降りてきたから前モモが激しく消耗していて抑えが効かなくなってしまっていた。

熊注意の林は運良く熊に遭遇しないで無事通過。

ロードに出てからは少しペースを上げてゴールしましたが、なんかいいところがほとんどなかった。。。

上りは標高に対応できず
下りのガレ場は仕方ないにしても、ガレ場が終わってからも脚が終わってたなんて 笑

ちなみに下りは2時間少しかかりタイムは6時間28分。。。というタイムにもかなり不満。。優勝タイムの倍ですから。。

ふとなんで悔しがるのか??

当初目的の脚作りは出来たし、絶対条件のケガをしないで完走できた。転倒はゲレンデのぬかるみに脚を取られて手を付いた一回のみ。霧が晴れた瞬間には素晴らしい景色も見れた。また標高の高いところには順応できてない自分をしることもできた。

そもそもタイムも順位も狙ってないのにね 笑

たぶん自分自身ではお鉢周りをカットされたコースだから5時間くらいでゴール出来ると思っていたから悔しいのだと思います。

贅沢ですよね。。。

レースが終わった時と言うより、登れど登れど山頂に近づかない時は、おんたけスカイは一回出たからもういいな。

なんて思ったけど一晩寝たらまた走りたくなりました。

来年出るにしてもガレ場は絶対に無理しないけど、事前に標高に慣れるのと水平方向ではなく垂直方向に負荷をかけるトレーニングをしてからスタートラインにつきます。

また今回のレースで私は垂直方向のランナーではなく、やはり水平方向のランナーだと思いました。ただ垂直方向のレースにもチャレンジして自分の幅を広げていきたいと思います。垂直方向の動きに対応できるようになることは水平方向のレースにもきっと良いことです。

実は結構負けず嫌いなんです。。

今日は少し筋肉痛はありますが、スペシャルなメンバーとジョグしてきます。

ホントはジョグなんて勿体ないメンバーなんですよ。

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