No. 2446筑波連山70キロ走って感じたこと その3 〜短い登り坂は一気に走った方が楽。〜
日曜日に走った筑波連山70キロについてはこちらをお読みください。
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筑波連山天空ロード&トレイルラン完走記
その1 目標は明確にでは、長ければ長いだけ明確な目標が必要ということを書きました。
その2 こまめに補給するためにでは、こまめに補給するためにした工夫を書きました。
今回は、登り坂について書きます。
トレイルだけの話ではないので、該当すると思う方は参考にしていただければと思います。
少し感覚的な部分なので、説明の仕方が難しいのですが、可能な限り分かりやすくお伝えしようと思いますので、文脈から読み取っていただければと思います。
まず、レースの話に入る前にプロローグ的な話を書きます。
それは2年くらい前の話になります。富士登山競走はじめメジャーなトレイルレースで活躍している方から、ひょんなキッカケから登り坂の走り方を教えていただいたのです。
ひょんなキッカケとは、私が山で見つけた、毒々しいキノコの画像を掲載したところ、詳しくコメント欄に種類や毒性を書いてくれたのです。
その方とは面識はないのですが、富士登山競走やトレイルランニングをしている方なら知らない人はいないのでは?
という方です。
もう、半分以上の方が分かったと思います。
facebookのメッセでやり取りをする中で、登り坂の走り方を聞いたところ、こう教えてくれた。
当時のfacebookのメッセを探したのですが残ってませんが、記憶にハッキリと残ってます。
当時の私はトレイルに限らず、ロードでも登りが苦手だったので、登りはどう走れば良いのですか?的な漠然とした質問だったと思います。
すると、心拍数が上がろうが、我慢して一気にピークまで登るのです。リズムを崩してはいけません。というような答えをいただいたと記憶してます。
その時は、それは無理って思ったし、レベルが違い過ぎると感じました。
その話を聞いてから、何度か試してはみましたが、やはりそんな走りはできませんでした。
それから日々が流れ、今年に入ってから当時教えていただいたことが少しづつ分かってきたのです。
そして、筑波連山走って、こんな風に感じ、整理できるようになりました。
心拍が耐えられるくらいの短い登り坂だけやったらいい。
その方は、距離で1キロくらい続く、急な登り坂でも一気に登ってしまうのでしょうが、私の心拍が耐えれるのが、100mであれば、その坂は一気に駆け上がると決めたら良いのです。
試しにひとまずのピークらしきとこまで150mほどの距離のキツイ坂に差し掛かった時に試してみた。
先行するランナーは一歩一歩ゆっくり歩いて登っていた。私も20mくらい歩いて登ったけど、ゆっくり歩いてもキツかった。そこからリズムよくとりあえずのピークまで駆け上がってみたのです。
もちろん心拍数は一気に上がりましたが、思ったより楽でした。
なぜならキツイ坂を歩いて登ると、一歩一歩脚を持ち上げねばならない。
それに対して駆け上がると、勢いがついているので、身体が前へ前へと進むのです。
また、駆け上がるという事は、ほぼつま先で走りますから、身体は路面に対して前傾しますが、これも良いのでしょう。
最近はスキーをする人は少なくなりましたが、私は幼い時からしていました。スキー靴で、雪の斜面を登る時はつま先を雪に刺して少し前傾して登って行くと楽だったことを思い出しました。
また、大半の方が感じたことがある例で説明します。
下りきったところから上りがあるU字型のコースは、下りでスピードを上げて、その勢いに乗って登ると比較的楽に走れます。
これと似ている点はあると思います。
トレランにはリズムが大事なんだということも、今更ながら分かってきました。
走ってもキツくて、歩いてもキツイなら、走った方が、キツイ時間は短いし、速く走れるのだから合理的だと思います。
これはロードレースでも同様でしょう。
登り坂になり、ペースを落とすと腰が落ちてしまうので、短い登りならキツくても一気にペースを上げて走りきった方が楽なこともあります。
いろいろ試してみてください。